こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
今回は、西日本を中心として旅客鉄道等を運営する鉄道事業者(JR西日本)の西日本旅客鉄道について調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年1月31日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:西日本旅客鉄道公式HP)
西日本旅客鉄道は、西日本を中心として旅客鉄道等を運営する鉄道事業者(JR西日本)です。
北陸、近畿、中国、九州北部で営業し、山陽新幹線と北陸新幹線を運営しています。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
日経平均株価およびTOPIX Large70、JPXプライム150の構成銘柄の1つ
1987年4月の国鉄の分割民営化に伴い、本州の西半分と九州北部の2府16県を営業エリアとして発足し、鉄道事業を中心とする運輸業のほか、流通業、不動産業等を営んでいます。
新たな経営計画のもと、鉄道事業を中心としたモビリティサービス分野の活性化と構造改革を推進するとともに、お客様の暮らしに寄り添って価値を創造するライフデザイン分野の事業領域を広げ、最適な事業ポートフォリオの構築を図っていきます。
そして、大阪・関西万博開催をはじめとする機会を最大限活かし、様々なパートナーとの共創とイノベーションにより、「地域共生企業」として事業を通じて社会や地域の課題解決に貢献するkとおで、社会価値と経済的価値を合わせて創出していきます。
私たちの志は「人、まち、社会のつながりを進化させ、心を動かす。未来を動かす。」です。
(引用:西日本旅客鉄道公式HP)
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沿革
▼クリックで詳細表示
1987年4月 - 西日本旅客鉄道株式会社発足
1988年3月 - 近畿地区8線区9区間で愛称名で使用開始
1988年4月 - 本四備讃線(岡山~高松駅間の愛称「瀬戸大橋線」)前線開業
1989年7月 - 「トワイライトエクスプレス」運転開始
1990年3月 - 近畿圏主要線区にラインカラー導入
1990年8月 - ATS-P使用開始(天王寺~鳳駅間上り線)
1991年10月 - 山陽新幹線施設を新幹線鉄道保有機構から買取り
1993年3月 - 山陽新幹線に「のぞみ」登場
1994年6月 - 関西空港線開業
1994年9月 - 関西国際空港開業・関空特急「はるか」(281系)デビュー
1995年1月 - 阪神・淡路大震災発生(山陽新幹線、JR神戸線などに大きな被害)
1995年4月 - JR神戸線が74日ぶりに全線開通
山陽新幹線が81日ぶりに全線開通
早期地震検知警報システムを山陽新幹線・新大阪~西明石駅間で使用開始
1996年10月 - 大阪、東京、名古屋証券取引所で株式上場
京都、広島、福岡証券取引所で株式上場
1997年3月 - JR東西線開業
1998年4月 - 在来線で「地震情報早期伝達システム」を使用開始
1999年2月 - 東海道・山陽新幹線の第2指令所が完成
1999年3月 - 「700系のぞみ」デビュー
2000年3月 - きっぷの電話予約サービス「5489サービス」を開始
「ひかりレールスター」デビュー
2000年4月 - 「交通科学博物館」・「梅小路蒸気機関車館」が「英国ヨーク国立鉄道博物館」と姉妹提携
2000年11月 - インターネットによるきっぷ予約サービス「e5489」を開始
2001年10月 - TiS本部が株式会社日本旅行と統合
2001年12月 - JR会社法改正法施工
2002年7月 - 学研都市線・大阪環状線に「女性専用車」を試行導入、12月には「女性専用車」の線区拡大、夕時間帯にも導入
2003年3月 - 特急「しらさぎ」に新型車両(683系)投入
2003年10月 - 駅コンコースの終日全面禁煙開始
2004年3月 - 政府保有の株式2次売却、完全民営化を達成
2004年6月 - 「JR西日本お客様センター」開設
2004年8月 - 「ICOCA」「Suica」相互利用、「こどもICOCA」サービス開始
2005年2月 - 山陽新幹線に自動改札システムを導入開始
2005年5月 - 国土交通大臣へ「安全性向上計画」を提出
2005年6月 - 福知山線(JR宝塚線)尼崎~宝塚駅間運転再開
2005年10月 - 「ICOCA電子マネー」サービスを開始
2006年1月 - 「ICOCA」「PiTaPa」の相互利用開始
2006年7月 - 新幹線予約サービス「エクスプレス予約」を東海道・山陽新幹線全線に拡大
2006年10月 - 北陸線(長浜~敦賀駅間)、湖西線(永原~近江塩津駅間)直流化開業
2007年7月 - 東海道・山陽新幹線「のぞみ」に新型車両「N700系」を投入
2007年9月 - 岡山・広島エリアの10線区135駅で「ICOCA」サービスを開始
2007年10月 - 障がい者雇用促進を図る新会社「JR西日本あいウィル」を設立
2008年3月 - おおさか東線の一部区間、放出~久宝寺駅間が開業
「ICOCA」と「Suica」、「TOICA」の相互利用を開始
2008年9月 - 「Jスルーカード」の販売を終了
2008年12月 - 湖西線(比良~近江舞子駅間)に防風柵完成
2009年4月 - 一般社団法人「JR西日本あんしん社会財団」を設立
2009年6月 - 特急「サンダーバード」に新型車両(683系4000代)投入
在来線特急列車などを全席禁煙化
2009年7月 - 京阪神近郊の在来線ホームを禁煙化
2010年3月 - 「ICOCA」と「Suica」、「TOICA」の電子マネー相互利用開始
2010年11月 - 特急「はまかぜ」に新型車両)(189系)投入
2011年3月 - 新たなインターネット列車予約サービス「e5489」サービス開始
「TOICA」と「ICOCA」、「SUGOCA」の相互利用サービス開始
山陽・九州新幹線直通列車「みずほ」「さくら」がデビュー
特急「こうのとり」「きのさき」に新型車両(287系)投入
2011年4月 - 女性専用車両の全日化および終日化開始
2011年5月 - 大阪ステーションシティグランドオープン
2012年3月 - 特急「くろしお」に新型車両(287系)投入
2012年5月 - 京阪神の主な線区を対象にホームページで遅延証明書の発行を開始
2013年3月 - 10の交通系ICカードの全国相互利用サービスを開始
2013年12月 - 当社所属の「N700A」車両デビュー
2014年4月 - 交通科学博物館が閉館
2014年6月 - 株式会社ジェイアール西日本デイリーサービスネットと株式会社セブン-イレブンジャパンとの提携第1号店として5店舗が開業
2015年3月 - 北陸新幹線 長野~金沢間が開業、「かがやき」「はくたか」「つるぎ」がデビュー
北陸線(金沢~直江津間)の運営をIRいしかわ鉄道株式会社、あいの風とやま鉄道株式会社、えちごトキめき鉄道株式会社に移管
2015年8月 - 梅小路蒸気機関車館が閉館
2015年11月 - 「500 TYPE EVA」運転開始
2016年3月 - JR学研都市線京橋駅で可動式ホーム柵の使用開始
2016年4月 - 京都鉄道博物館開業(29日グランドオープン)
2016年8月 - 京都鉄道博物館に収蔵の233号機関車が国の重要文化財に指定
2017年3月 - 可部線 可部~あき亀山駅間を延伸し、「河戸帆待川駅」「あき亀山駅」、山陽線「寺家駅」の新駅が開業
2017年6月 - 「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の運行開始
2017年12月 - 「のぞみ34号」で車輪やモーターがある台車部分から油漏れするトラブルがあり、台車の鋼製の枠に亀裂が発生(新幹線初の重大インシデント)
2018年5月 - 山陽線 西広島~岩国駅で新保安システム(D-TAS)を使用開始
2018年10月 - 「ICOCAポイント」「PiTaPaポストペイサービス」開始
2018年11月 - 東淀川駅を橋上化、駅付近の開かずの踏切を廃止
2019年3月 - おおさか東線新大阪~放出駅間が開業
JR神戸線・JR京都線・琵琶湖線の一部新快速に有料座席サービス「Aシート」を導入
2019年4月 - 当社初となる企業内保育所「かものはし保育園かたやま」を開設
2019年7月 - JR西日本SC開発株式会社と天王寺SC開発株式会社が合併
なにわ筋線の鉄道事業許可証受理
2019年9月 - JR西日本グループが運営するショッピングセンターで利用できる共通ポイントおよびおまとめアプリ「WESPO」の提供開始
2019年10月 - 消費税引き上げに伴い運賃及び料金を改定
台風19号により東日本を中心に広い範囲で災害が発生、北陸新幹線にも大きな被害
2018年に発生した西日本豪雨の影響で運転を見合わせていた芸備線 三次~狩留家駅間の運転を再開
2020年3月 - 東海道・山陽・九州新幹線で新幹線車内無料Wi-Fi「Shinkansen Free Wi-Fi」サービスの整備完了
2020年9月 - 新しい観光型高速クルーザー「SEA SPICA」の運行開始
「WEST EXPRESS 銀河」の運行開始
新常態をサポートするMaaSアプリ「WESTER」のサービス開始
2020年12月 - 名古屋証券取引所(市場第一部)、福岡証券取引所への株式上場の廃止
2021年4月 - 時差通勤ポイントサービスとして「ICOCAでジサポ」のサービス開始
2021年9月 - 新株式発行および株式の売り出しを決定
2022年4月 - 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、プライム市場に移行
事業内容
西日本旅客鉄道は、以下の4つの事業からなります。
【連結事業】運輸業 54%、流通業 12%、不動産業 12%、他 22%
運輸業の多くを占める鉄道事業は、新幹線、近畿圏の在来線(アーバンネットワーク)及び、金沢・岡山・広島など近畿圏以外の在来線、の3つに分けられます。
(引用:西日本旅客鉄道公式HP)
流通業
駅構内のキヨスクやコンビニエンスストアなどの物販飲食業、「ジェイアール京都伊勢丹」等を運営する百貨店業等を展開しています。
また、「ヴィアイン」ブランドで当社エリア内のほか、首都圏においてもビジネスホテルチェーンを展開しています。
(引用:西日本旅客鉄道公式HP)
不動産業
大阪駅の「LUCUA osaka」をはじめとするショッピングセンターや駅ビルの運営、駅周辺及び鉄道高架下における商業施設開発及びマンション分譲等を展開しています。
(引用:西日本旅客鉄道公式HP)
その他
鉄道事業と相乗効果の高いホテル業や旅行業、建設工事業などを展開しています。
(引用:西日本旅客鉄道公式HP)
時価総額
西日本旅客鉄道の時価総額は1.5006兆円です。(2024年1月31日現在)
社員の状況
従業員数:単体 21,727名(臨時4,275名)
連結 44,897名(臨時10,278名)
平均勤続年数:14.90年
平均年齢:38.10歳
平均年収:596万円
業績
2023年4月28日に発表された2023年3月期の決算短信は以下です。
連結売上高は前期比35.3%増、経常利益は黒字転換の736億1,900万円となっています。
売上高営業利益率は6.02%でした。
(引用:西日本旅客鉄道公式HP)
2024年3月期の連結業績予想は増収減益になります。
2023年10月31日には、通期業績予想の修正(上方修正)が発表されています。
次に、2024年1月31日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。
連結売上高は前年同期比22.5%増、経常利益は169.1%増の1,610億3,300万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の7.18%から14.44%と大幅に改善しました。
第3四半期時点の経常利益の進捗率は110.30%でした。
同時に、通期業績予想の修正(上方修正)が発表されています。
上方修正が出るほどに業績予想以上のペースで業績は進捗しており、再度上方修正は出そうな進捗です。
適時開示情報
2024年1月31日 2024年3月期 第3四半期決算短信
2024年1月31日 2024年3月期通期業績予想の修正に関するお知らせ
2024年1月31日 2024年3月期配当予想の修正に関するお知らせ
2023年10月31日 2024年3月期 第2四半期決算短信
2023年10月31日 2024年3月期通期業績予想の修正に関するお知らせ
2023年10月31日 2024年3月期剰余金の配当(中間配当)及び配当予想の修正に関するお知らせ
2023年10月31日 株式分割、株式分割に伴う定款の一部変更に関するお知らせ 2分割
2023年8月1日 2024年3月期 第1四半期決算短信
2023年4月28日 2023年3月期決算短信
株主還元について
過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。
近年2.0%前後の配当を出しています。
2014年3月 2.73% 33.9%
2015年3月 1.98% 36.3%
2016年3月 1.94% 30.4%
2017年3月 1.93% 29.7%
2018年3月 2.15% 28.0%
2019年3月 2.10% 32.8%
2020年3月 2.47% 39.1%
2021年3月 1.63% -%(赤字)
2022年3月 1.96% -%(赤字)
2023年3月 2.29% 34.4%
2024年1月 1.87%
(引用:西日本旅客鉄道公式HP)
株主優待は、100株以上で以下の贈呈になります。
権利確定月は、3月末日です。
☆鉄道優待券(自社営業路線内)
1枚で50%割引、2枚以上の同時使用は不可。
運賃は普通片道乗車券。料金はグリーン券(個室除く)・特急券・急行券及び指定席券(片道工程区間内の4列車までの料金を割引)。寝台利用を除く。グランクラス・グリーン個室・新快速「Aシート」(指定席)利用時は運賃のみ割引対象
100株以上 100株ごとに1枚
1,100株以上 10枚+1,000株超過分200株ごとに1枚
10,100株以上 55枚+10,000株超過分300株ごとに1枚
20,000株以上 100枚
上記に加え、100株でも3年以上継続保有の場合
300株以上 1枚追加
500株以上 2枚追加
1,000株以上 3枚追加
☆京都鉄道博物館優待券
割引券1枚の使用で2名まで入館料金を50%割引
100株以上 1枚
JR西日本ホテルズ 宿泊優待券(株主優待料金)3枚、レストラン割引券(10%割引)6枚
JR西日本ヴィアインホテルズ 宿泊優待券(株主優待料金)3枚
広島ダイヤモンドホテル 宿泊割引券(20%割引)2枚、レストラン割引券(10%割引)1枚
お買物割引券(10%割引)9枚
レストラン・喫茶割引券(10%割引)3枚
美容室割引券(10%割引)3枚
レンタルコスチューム割引券(10%割引)1枚
写真室割引券(10%割引)1枚
駐車場優待券(1時間延長)6枚
日本旅行直轄店舗で利用可能なご旅行割引券1枚
駅レンタカーで利用可能な割引券(20%割引)3枚
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
西日本旅客鉄道は、3月と9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2019年までは上昇傾向でしたが、2020年に急落し、それ以降は横ばいを続けています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、10月に大きく下落しましたが、それ以降は上昇傾向です。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 16.77倍 (予 18.11倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 1.33倍
PERの目安は15倍、RBRは1倍なので、株価はやや割高と言えます。
EPS(1株当たりの純利益) 363.27 (予 336.47)
BPS(1株当たりの純資産) 4,569.67
(引用:西日本旅客鉄道公式HP)
ROA(純資産利益率) 2.37% (予 2.24%)
(引用:西日本旅客鉄道公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。
自己資本比率 30.4%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は良いといえます。
比較される銘柄
まとめ
売上はコロナの影響で落ち込んでいましたが、2024年3月期はコロナ前の水準まで回復する業績予想になっています。
コロナのようなことがなければ、業績は非常に安定している企業といえます。
2024年3月期の業績は、2Q決算を見る限り、再度上方修正がありそうなペースで進捗しており、好調といえます。
一方、株価はこのところ大きく下落しています。
配当は小さいため、キャピタルゲイン一択になりますが、株価がこれだけ下がっているのであれば、下げ止まりまで待って素直に長期投資をするのが最良と思います。
大型の銘柄で、値動きは小さそうなので、短期投資向けではありません。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:◎
安全性:〇
成長・将来性:△
収益性:◎
規模:◎
割安度:△
値動き:△
高配当投資:△(配当+優待)
長期投資(値上がり益):◎
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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