こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
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銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
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今回は、リチウムイオン電池用の絶縁材メーカーであるダブル・スコープについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年3月14日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:ダブル・スコープ公式HP)
ダブル・スコープは、リチウムイオン二次電池用セパレーターの開発・製造・販売をしている会社になります。
2005年10月に生まれたベンチャー企業で、未来のエネルギー、環境、医療分野におけるメンブレンフィルムの専門企業です。
経営理念は、「チャレンジャーシップ、
顧客第一主義、
倫理経営、
環境保全、
社会貢献」です。
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沿革
▼クリックで詳細表示
2005年10月 - 神奈川県横浜市港北区にリチウムイオン二次電池用セパレータの開発製造、販売会社として設立(資本金54,000千円)
同時に大韓民国忠清北道に子会社W-ABLE CO., LTD.を設立
2005年11月 - 同社の外国人投資企業登録が完了
2006年4月 - 同社の第1号生産ライン竣工
2007年3月 - 子会社W-ABLE CO., LTD.がISO14001認証を取得
2007年6月 - 同社が量産出荷開始
2007年8月 - 同社が韓国財政経済部より当社のリチウムイオン電池用隔離膜製造事業に対し租税減免決定を受ける
2008年2月 - 子会社W-ABLE CO., LTD.がW-SCOPE KOREA CO., LTD.に社名変更
2008年12月 - 同社が韓国知識経済部の部品素材専門企業認定取得
2009年7月 - 同社がISO/TS16949認証取得
2010年10月 - 同社がベンチャー企業として地域経済発展に貢献したとして韓国中小企業庁長官賞及び韓国忠清北道知事賞受賞
2011年1月 - 香港に同社の子会社としてW-SCOPE HONGKONG CO., LIMITEDを設立
2011年2月 - 中国深センにW-SCOPE KOREA CO., LTD.の駐在事務所を設立
同社の第2号生産ライン竣工
2012年3月 - 台湾にW-SCOPE KOREA CO., LTD.の駐在事務所を設立
2012年5月 - 本社を品川大崎に移転
2012年7月 - W-SCOPE KOREA CO., LTD.第3号生産ライン竣工
2013年12月 - 中国深センに中国法人W-SCOPE New Energy(Shenzhen)CO., Limitedを設立
2014年4月 - 台湾のW-SCOPE KOREA CO., LTD.駐在事務所を閉鎖(香港に移管)
2014年6月 - 中国深センのW-SCOPE KOREA CO., LTD.駐在事務所を閉鎖(中国法人に移管)
2015年7月 - W-SCOPE KOREA CO., LTD.第4号生産ライン竣工
W-SCOPE KOREA CO., LTD.第2工場用地契約完了
2015年11月 - 東京証券取引所市場第一部に指定替え
2016年5月 - 大韓民国忠清北道忠州市に新規工場用地取得契約完了
2016年9月 - W-SCOPE KOREA CO., LTD.第3工場用地契約完了
2016年10月 - 大韓民国忠清北道忠州市に子会社W-SCOPE CHUNGJU PLANT CO., LTD.を設立
2022年9月 - 本社を品川区東五反田に移転
事業内容
ダブル・スコープの事業は、「リチウムイオン二次電池用セパレータ事業」になります。
【連結事業】リチウムイオン二次電池用セパレータ 100%
【海外】99%
ダブル・スコープが製造しているセパレーターは、リチウムイオン二次電池の主要材料の1つであり、電池の安全性を担っているものです。
(引用:ダブル・スコープ公式HP)
リチウムイオン電池は、デジタルカメラやスマートフォン、電気自動車などの様々な分野で欠かせない存在になっており、ダブル・スコープもリチウムイオン電池の普及と共に急成長しています。
特にこれからは、電気自動車が急速に普及していくと思われますので、リチウムイオン電池の需要も旺盛になっていくと思われます。
脱炭素の世界的な流れは、ダブル・スコープにとって追い風となっています。
販売先がほぼ韓国であることが特徴で、主要顧客は韓国の大手電池メーカーであるサムスンSDI(業界世界2位)です。
韓国に依存しているリスクに対して、販売先を他の地域に広げられるかが今後の課題といえます。
さらに、新規事業としてイオン交換膜事業も開始しています。
リチウムイオン電池用セパレーターの生産で培った技術を応用して、今まで異なった方法によるリチウム精製用設備になります。
時価総額
ダブル・スコープの時価総額は402.04億円です。(2024年3月14日現在)
社員の状況
従業員数:単体 9名
連結 1,391名
平均勤続年数:6.58年
平均年齢:41.58歳
平均年収:697万円
業績
2024年3月14日に出された2024年1月期の決算短信は以下になります。
連結売上高は前期比6.5%増、経常利益は44.5%減の46億円でした。
売上高営業利益率は、前年の17.36%から8.04%と大幅に悪化しました。
(引用:ダブル・スコープ公式HP)
以下は、2025年1月期の業績予想で増収減益を予想しています。
適時開示情報
2024年4月25日 子会社の投資協約締結に関するお知らせ
2024年3月14日 2024年1月期決算短信
2024年3月14日 2024年1月期通期連結業績予想と実績との差異に関するお知らせ
▼クリックで詳細表示
2023年12月28日 子会社株式取得のお知らせ
2023年12月14日 ポスコ・ホールディングスとのMOU締結に関するお知らせ
2023年11月13日 2023年1月期 第3四半期決算短信
2023年8月14日 2023年1月期 第2四半期決算短信
2023年8月10日 業績予想の修正に関するお知らせ
2023年5月11日 2024年1月期 第1四半期決算短信
2023年6月5日 2022年12月期決算短信
株主還元について
過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。
近年は配当はありません。
2013年12月 0.00% -%(赤字)
2014年12月 0.00% 0.0%
2015年12月 0.22% 7.7%
2016年12月 0.14% 3.8%
2017年12月 0.11% 7.2%
2018年12月 0.21% 39.8%(赤字)
2019年12月 0.00% -%(赤字)
2020年12月 0.00% -%(赤字)
2021年12月 0.00% 0.0%
2022年12月 0.00% 0.0%
2024年3月 0.00%
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
ダブル・スコープは、1月と(7月)が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/1/29(月)・2024/7/29(月)です。
権利落ち日は、2024/1/30(火)・2024/7/30(火)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2015年から2016年中旬まで急上昇した後徐々に下落、2022年中旬に再度急上昇した後に再度下落しています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、下落傾向がつづいています。
過去6か月チャート
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株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 9.05倍 (予 23.49倍)
PBR (株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 0.74倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割高です。
EPS(1株当たりの純利益) 80.14 (予 30.95)
BPS(1株当たりの純資産) 979.22
(引用:ダブル・スコープ公式HP)
ROA(純資産利益率) 3.16% (予 1.02%)
(引用:ダブル・スコープ公式HP)
ROEの目安は15%、ROAは5%なので、経営効率はやや悪いといえます。
自己資本比率 31.3%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は良いといえます。
比較される銘柄
まとめ
売上は右肩上がりなので、長期的に投資するには良いかもしれません。
今後、韓国エリア以外の取引先を獲得できるかが課題になってきます。
配当はありませんが、安定した利益が出せるようになれば配当を期待できます。
独自の技術を持っており、生産設備投資も進んでいるので将来有望です。
小型株ですが、値動きは小さいので、短期投資向けではありません。
IRやニュースなどで急騰や急落している過去がありますので、長期的に持つ場合は覚悟が必要です。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:△
安全性:〇
成長・将来性:◎
収益性:◎
規模:✖
割安度:✖
値動き:△
高配当投資:✖
長期投資(値上がり益):◎
短期投資:△
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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