社畜から経済的自立(FIRE)を目指す(ToMO Blog)

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【株式銘柄徹底分析】ダブル・スコープ W-SCOPE(6619)~リチウムイオン電池 絶縁材メーカー 電気自動車 脱炭素 成長企業 急騰急落 技術力~

こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私は、サイドFIREを目指しています。

サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。

投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。

 

様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。

 

日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。

お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。

 

 

銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。

 

私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。

それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。

 

決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。

また、更新時にはX(Twitter)で発信しますので、私のXをフォロー頂くとさらにタイムリーな情報が受け取れ、効果的ですので、フォローをよろしくお願いします。

 

 

今回は、リチウムイオン電池用の絶縁材メーカーであるダブル・スコープについて調査をしました。

 

w-scope.co.jp

 

株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。

 

以下の情報は、2025年9月11日現在の情報になります。

 

 目次

 

会社概要

(引用:ダブル・スコープ公式HP)

 

ダブル・スコープは、リチウムイオン二次電池用セパレーターの開発・製造・販売をしている会社になります。

2005年10月に生まれたベンチャー企業で、未来のエネルギー、環境、医療分野におけるメンブレンフィルムの専門企業です。

 

現在、私たちが生産しているリチウムイオンニ次電池用セパレータは、非常に難しく複雑な工程を要する製品であり、現在ではPCやスマホ以外にも電気自動車や蓄電池等多くの用途で利用されています。

 

昨年度下期からは、先進国向け電気自動車向けの出荷が本格化しています。

そして、今後のリチウムイオン電池の需要は、電気自動車を主要用途として増え続けていくことが見込まれており、弊社は電気自動車向けをメインターゲットとして販売を増やしていく計画で、着実に準備を進めています。

 

また、その一環として、次世代セパレータの研究開発にも取り組んでおり、より高性能なリチウムイオン電池に必要となる高耐熱性セパレータの製品化が進んでいます。

 

これからも、私たちはさらなる成長に向けて、「チャレンジ精神」を忘れることなく、セパレータで培った高分子フィルム技術を様々な分野に応用していくことで、人々の豊かな生活や地球環境の改善に役立つ事業をグローバルに展開し、クオリティの高い製品をお客様に持続的に提供できる会社になるため、グループ一丸となって挑戦していく所存です。

 

経営理念は、「チャレンジャーシップ、

顧客第一主義、

理経営、

環境保全

社会貢献」です。

 

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沿革

▼クリックで詳細表示

2005年10月 - 神奈川県横浜市港北区にリチウムイオン二次電池用セパレータの開発製造、販売会社として設立(資本金54,000千円)

      同時に大韓民国忠清北道に子会社W-ABLE CO., LTD.を設立

2005年11月 - 同社の外国人投資企業登録が完了

2006年4月 - 同社の第1号生産ライン竣工

2006年5月 - 本社を神奈川県川崎市高津区に移転

2007年3月 - 子会社W-ABLE CO., LTD.がISO14001認証を取得

2007年6月 - 同社が量産出荷開始

2007年8月 - 同社が韓国財政経済部より当社のリチウムイオン電池用隔離膜製造事業に対し租税減免決定を受ける

2008年2月 - 子会社W-ABLE CO., LTD.がW-SCOPE KOREA CO., LTD.に社名変更

2008年12月 - 同社が韓国知識経済部の部品素材専門企業認定取得

2009年7月 - 同社がISO/TS16949認証取得

2010年10月 - 同社がベンチャー企業として地域経済発展に貢献したとして韓国中小企業庁長官賞及び韓国忠清北道知事賞受賞

2011年1月 - 香港に同社の子会社としてW-SCOPE HONGKONG CO., LIMITEDを設立

2011年2月 - 中国深センにW-SCOPE KOREA CO., LTD.の駐在事務所を設立

     同社の第2号生産ライン竣工

2011年12月 - 東京証券取引所マザーズ市場に上場

2012年3月 - 台湾にW-SCOPE KOREA CO., LTD.の駐在事務所を設立

2012年5月 - 本社を品川大崎に移転

2012年7月 - W-SCOPE KOREA CO., LTD.第3号生産ライン竣工

2013年12月 - 中国深センに中国法人W-SCOPE New Energy(Shenzhen)CO., Limitedを設立

2014年4月 - 台湾のW-SCOPE KOREA CO., LTD.駐在事務所を閉鎖(香港に移管)

2014年6月 - 中国深センのW-SCOPE KOREA CO., LTD.駐在事務所を閉鎖(中国法人に移管)

2015年7月 - W-SCOPE KOREA CO., LTD.第4号生産ライン竣工

     W-SCOPE KOREA CO., LTD.第2工場用地契約完了

2015年11月 - 東京証券取引所市場第一部に指定替え

2016年5月 - 大韓民国忠清北道忠州市に新規工場用地取得契約完了

2016年9月 - W-SCOPE KOREA CO., LTD.第3工場用地契約完了

2016年10月 - 大韓民国忠清北道忠州市に子会社W-SCOPE CHUNGJU PLANT CO., LTD.を設立

2022年9月 - 本社を品川区東五反田に移転

 

事業内容

ダブル・スコープの事業は、「リチウムイオン二次電池用セパレータ事業」になります。

 

【連結事業】リチウムイオン二次電池用セパレータ 100%

【海外】99%

 

ダブル・スコープが製造しているセパレーターは、リチウムイオン二次電池の主要材料の1つであり、電池の安全性を担っているものです。

 

(引用:ダブル・スコープ公式HP)

 

リチウムイオン電池は、デジタルカメラスマートフォン、電気自動車などの様々な分野で欠かせない存在になっており、ダブル・スコープもリチウムイオン電池の普及と共に急成長しています。

 

特にこれからは、電気自動車が急速に普及していくと思われますので、リチウムイオン電池の需要も旺盛になっていくと思われます。

 

脱炭素の世界的な流れは、ダブル・スコープにとって追い風となっています。

 

販売先がほぼ韓国であることが特徴で、主要顧客は韓国の大手電池メーカーであるサムスンSDI(業界世界2位)です。

 

韓国に依存しているリスクに対して、販売先を他の地域に広げられるかが今後の課題といえます。

 

さらに、新規事業としてイオン交換膜事業も開始しています。

リチウムイオン電池用セパレーターの生産で培った技術を応用して、今まで異なった方法によるリチウム精製用設備になります。

 

時価総額

ダブル・スコープの時価総額134.20億円です。(2025年9月11日現在)

 

社員の状況

従業員数:連結 314名

     単体 8名

平均勤続年数:7.42年

平均年齢:44.33歳

平均年収:779万円

 

 

業績

2025年3月13日に出された2025年1月期の決算短信は以下になります。

連結売上高は前期比35.4%減、経常利益は赤字転落の-32億3,900万円でした。

 

 

(引用:ダブル・スコープ公式HP)

 

2026年1月期の業績予想は減収で赤字幅拡大です。

 

 

次に、2025年9月11日に発表された2026年1月期の2Q決算の結果です。

連結売上高は95.0%減で、経常利益は赤字転落の-54億1,200万円となっています。

 


2Q時点で赤字と、業績は厳しい状況です。

 

kabutan.jp

 

適時開示情報

2025年9月11日 2026年1月期 第2四半期決算短信

2025年9月11日 2026年1月期第2四半期連結業績予想と実績値との差異に関するお知らせ

2025年9月11日 営業外損益の計上に関するお知らせ

2025年9月1日 Posco Argentina S.A.U.との覚書締結のお知らせ

2025年8月28日 イオン交換膜の長期供給契約締結に関するお知らせ

2025年6月12日 2026年1月期 第1四半期決算短信

2025年6月12日 営業外費用の計上に関するお知らせ

2025年4月17日 双曲電気透析(BPED)モジュールの新規受注のお知らせ

2025年3月13日 2025年1月期決算短信

2025年3月13日 通期連結業績予想と実績値との差異に関するお知らせ

2025年3月13日 営業外損益の計上に関するお知らせ

2025年3月13日 個別業績の前期実績値との差異に関するお知らせ

▼クリックで詳細表示

2024年12月12日 2024年1月期 第3四半期決算短信

2024年12月12日 営業外損益の計上に関するお知らせ

2024年11月26日 通期連結業績予想の修正に関するお知らせ

2024年11月14日 連結子会社の異動(持分法適用会社化)に関するお知らせ

2024年9月12日 2024年1月期 第2四半期決算短信

2024年9月12日 連結業績予想と実績値との差異及び営業外損益の計上並びに通期連結業績予想の修正(取り下げ)に関するお知らせ

2024年9月12日 営業外収益(為替差益)の増加に関するお知らせ 459百万円→817百万円

2024年6月13日 2024年1月期 第1四半期決算短信

2024年4月25日 子会社の投資協約締結に関するお知らせ

2024年3月14日 2024年1月期決算短信

2024年3月14日 2024年1月期通期連結業績予想と実績との差異に関するお知らせ

2023年12月28日 子会社株式取得のお知らせ

2023年12月14日 ポスコ・ホールディングスとのMOU締結に関するお知らせ

2023年11月13日 2023年1月期 第3四半期決算短信

2023年8月14日 2023年1月期 第2四半期決算短信

2023年8月10日 業績予想の修正に関するお知らせ

2023年5月11日 2024年1月期 第1四半期決算短信

2023年6月5日 2022年12月期決算短信

 

株主還元について

過去の配当利回りと配当性向は以下です。

近年は配当はありません。

 

2013年12月 0.00%  -%(赤字)

2014年12月 0.00%  0.0%

2015年12月 0.22%  7.7%

2016年12月 0.14%  3.8%

2017年12月 0.11%  7.2%

2018年12月 0.21%  39.8%(赤字)

2019年12月 0.00%  -%(赤字)

2020年12月 0.00%  -%(赤字)

2021年12月 0.00%  0.0%

2022年12月 0.00%  0.0%

2024年1月 0.00%  0.0%

2025年1月 0.00%  -%(赤字)

2025年9月 0.00%

 

株主優待はありません。

 

配当権利付き最終日・権利落ち

配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。

権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。

 

ダブル・スコープは、1月と(7月)が配当月になります。

 

権利付き最終日は、2025/1/29(水)・2025/7/29(火)です。

権利落ち日は、2025/1/30(木)・2025/7/30(水)です。

 

株価推移

10年チャートで見ると、2020年から2022年まで上昇しましたが、それ以降は下落しています。

 

過去10年チャート

 

6か月チャートで見ると、6月・7月は下落しましたが、それ以降は上昇して横ばいです。

 

過去6か月チャート

 

finance.yahoo.co.jp

 

 

株価指標

PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か)  -倍(赤字) (予 -倍)(赤字)

PBR (株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 0.31倍

 

赤字のため、株価指標の算出は不可能です。

 

EPS(1株当たりの純利益) - (予 -)

BPS(1株当たりの純資産) 831.21

 

(引用:ダブル・スコープ公式HP)

 

ROE自己資本利益率) -% (予 -%)

ROA(純資産利益率) -% (予 -%)

 

(引用:ダブル・スコープ公式HP)

 

自己資本比率 81.2%

 

(引用:ダブル・スコープ公式HP)

 

自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。

 

信用倍率 2.74倍(2025年9月5日現在)

 

比較される銘柄

tomokutchi.hatenablog.com

tomokutchi.hatenablog.com

ニッポン高度紙工業(3891)

 

まとめ

売上は右肩上がりなので、長期的に投資するには良いでしょう。

しかし、直近の売上の鈍化、利益率の低下が気になります。

今後、韓国エリア以外の取引先を獲得できるかが課題になってきます。

 

配当はありませんが、安定した利益が出せるようになれば配当を期待できます。

独自の技術を持っており、生産設備投資も進んでいるので将来有望です。

 

小型の銘柄ですが、値動きは小さいので、短期投資向けではありません。

 

IRやニュースなどで急騰や急落している過去がありますので、長期的に持つ場合は覚悟が必要です。

 

ということで、私の投資判断としては以下です。

あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。

 

直近業績:✖

安全性:◎

成長・将来性:△

収益性:✖

規模:△

割安度:△

値動き:✖

 

高配当投資:✖

長期投資(値上がり益):△

短期投資:✖

 

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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