こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
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私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
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今回は、ヨウ素で国内首位、併産物に天然ガス、2次電池向けコバルト・ニッケルなど金属化合物も展開する伊勢化学工業について調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年6月27日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:伊勢化学工業公式HP)
伊勢化学工業は、ヨウ素で国内首位、併産物に天然ガス、2次電池向けコバルト・ニッケルなど金属化合物も展開する会社です。
東京証券取引所スタンダード市場の上場企業
化学産業は地球上の天然資源を活用し、様々なプロセスを経て人類のみならず動植物にとって無くてはならない物質を主成分とする化学製品を通じ、我々の暮らしや生活を豊かに快適にする素材を産み出す産業として発展してまいりました。
私達伊勢化学工業は、ヨウ素・天然ガス事業として、貴重な地下天然資源である水溶性天然ガスを生産し、化学品原料・燃料ガスとしてお客様に供給しています。
また、付随するかん水からヨウ素を生産する素材トップメーカーとして、医農薬分野、電気電子部品産業を始め多様な産業のお客様にヨウ素・ヨウ素化合物を提供しています。
更に、ヨウ素事業で培った技術を活用・進化させ、ニッケル、コバルトといった金属化合物事業に着手しました。
今後、スマートフォンや電気自動車EVで使用される最先端電子部品の小型・集積化に使用される金属化合物は飛躍的な伸長が見込まれています。
1927年に社名の由来である三重県伊勢市で海藻からヨウ素を取り出し加工する事業を開始し、現在、国内では千葉県並びに宮崎県にて事業を進め、海外では米国オクラホマ州でもヨウ素の生産事業を展開しており、世界有数のヨウ素・ヨウ素化合物のトップメーカーに成長、発展を続けています。
これまでの当社事業の成長は、創業者を始め先人達が当社の経営理念である技術革新と創意・工夫に努め、世界に先駆けてブローイングアウト法や球状ヨウ素(ISEFLO®)など、数々の苦難を克服しながら製法の開発、改良、品質改善を重ねてきた成果です。
今後も私達は、更に既存技術の省エネルギー化やデジタル化、新規製品開発を加速させ、事業の拡大にチャレンジしてまいります。
限りある大切な天然資源を高効率で活用する一方で、ヨウ素をリサイクルする技術は業界トップレベルであり、環境負荷低減に大きく貢献しています。
私達は、環境保全、地域社会との共生を事業運営上の大前提として、全てのステークホルダーの皆様からご信頼を得られるよう、安全・安心な事業活動を今後も継続してまいります。
素材化学メーカーとして科学・経済の発展に貢献するとともに、社会的な責任を果たし、信頼され価値ある企業に成長します。
経営理念は「技術革新と創意・工夫に努め、科学・経済の発展に貢献するとともに、社会的責任を果し、信頼され、価値ある企業として成長します。」です。
(引用:伊勢化学工業公式HP)
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沿革
▼クリックで詳細表示
1948年3月 - 法人組織とし、伊勢化学工業株式会社を設立
1949年8月 - 本店を東京都中央区に移転
1950年6月 - 千葉県に八積工場(現 物流センター)の建設を完了し、天然ガスかん水からのヨウ素生産(活性炭法)を開始
1955年12月 - 千葉県に太東工場の建設を完了し、天然ガス、ヨウ素の生産(活性炭法)を開始
1959年11月 - 千葉県に白里工場の建設を完了し、天然ガス、ヨウ素の生産(活性炭法)を開始
1960年1月 - 旭硝子株式会社(現AGC株式会社)の資本参加を受け系列会社となる
1961年10月 - 千葉県に一宮工場を開設
新ヨウ素製造技術(ブローイングアウト法)を確立、千葉県に白子工場の建設を完了し、天然ガス、ブローイングアウト法によるヨウ素の生産を開始、以後各工場逐次同製造法に転換
1969年8月 - 千葉県に光工場の建設を完了し、ヨウ素の生産を開始
1970年5月 - 全工場ブローイングアウト法に転換完了
1975年4月 - 一宮工場にてニッケル、コバルト化合物の生産を開始
1975年7月 - 宮崎県に宮崎工場の建設を完了し、天然ガス、ヨウ素の生産を開始
1984年7月 - 米国(オクラホマ州)に子会社WOODWARD IODINE CORPORATIONを設立
1990年10月 - 東京証券取引所市場第二部に株式上場
1996年4月 - ISO9002:1994認証取得
2003年4月 - ISO9001:2000認証取得
2008年7月 - 千葉県に千葉工場の建設完了
2009年4月 - ISO9001:2008認証取得
2014年10月 - 千葉県長生郡長南町佐坪地区にて、天然ガス、かん水の生産を開始
2017年4月 - ISO9001:2015認証取得
事業内容
伊勢化学工業は、以下の3つの事業領域からなります。
伊勢化学工業が関わる分野は多岐にわたり、人々の暮らしを快適にするため、たゆまぬ研究開発を行っています。
どの分野でも製品を生産するだけでなく、リサイクルにも積極的に取り組んでいます。
生命の星・地球に眠る地下資源の恩恵を受け、製品を生産しているからこそ環境への配慮を忘れない。
当社は人と地球とともに歩み続けます。
【海外】45%
数百万年前ー関東平野が海底にあった頃ー多くの有機物が堆積した層が地殻変動によって閉じ込められ、古代海水“かん水”が誕生しました。
当社では地下900~2000mに眠るかん水からヨウ素と天然ガスを生産しています。
「ヨウ素」と聞いて、まず思い浮かぶのはうがい薬ですが、実は人体のみならず動物の生存に必須の元素であり「ヨウ素欠乏症」の治療や健康維持に欠かせない物質です。
それ以外にもX線診断の造影剤などの医療分野や農薬、液晶用偏光フィルムや自動車のシートベルト・エアバッグなどに使用される素材の安定剤としても使われています。
最先端の分野で活躍する注目の素材です。
(引用:伊勢化学工業公式HP)
天然ガスは数百万年もの歳月をかけて古代地層の有機物がバクテリアに分解されかん水に溶け込んでいます。
地下から汲み上げられたかん水と天然ガスはセパレーターで分離され、産出された天然ガスは都市ガス用・工業用としてガス事業者へ供給されます。
天然ガスは同じ化石燃料である石油・石炭に比べて地球温暖化の原因である二酸化炭素の発生量が少なく、地球に優しいエネルギーとして注目されています。
(引用:伊勢化学工業公式HP)
金属化合物
金属化合物はここ十数年で産業界からの需要が急速に高まっています。
特にニッケル、コバルトの金属化合物はコンデンサやリチウムイオン電池などの原材料として使われる注目の素材です。
当社では、1970年代から金属化合物事業をスタートし、現在ではニッケル、コバルト系の金属化合物をお客様のニーズに合わせて、徹底した品質管理の下に生産しております。
(引用:伊勢化学工業公式HP)
時価総額
伊勢化学工業の時価総額は1,503.05億円です。(2024年6月27日現在)
社員の状況
従業員数:連結 325名(臨時12名)
単体 296名(臨時12名)
平均勤続年数:15.60年
平均年齢:39.50歳
平均年収:689万円
業績
2024年2月7日に発表された2023年12月期の決算短信は以下です。
連結売上高は3.3%増で、経常利益は39.9%増の51億1,700万円となっています。
売上高営業利益率は前年の14.69%から20.05%と改善しました。
(引用:伊勢化学工業公式HP)
2024年12月期の連結業績予想は増収増益になります。
次に、2024年4月25日に発表された2024年12月期の1Q決算の結果です。
連結売上高は33.4%増で、経常利益は34.6%増の12億6,000万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の18.94%から19.25%と横ばいでした。
第1四半期時点の経常利益の進捗率は19.09%でした。
計画に対して、業績の進捗は遅れ気味です。
適時開示情報
2024年4月25日 2024年12月期 第1四半期決算短信
2024年2月7日 2023年12月期決算短信
株主還元について
過去の配当利回りと配当性向は以下です。
近年は3.0%前後の配当を出しています。
2014年12月 2.30% 21.4%
2015年12月 2.94% 34.8%
2016年12月 3.24% 57.9%
2017年12月 1.89% 278.4%
2018年12月 2.07% 52.9%
2019年12月 2.12% 32.1%
2020年12月 2.74% 34.2%
2021年12月 3.14% 34.5%
2022年12月 3.45% 36.8%
2023年12月 3.14% 37.5%
2024年6月 1.09%
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
伊勢化学工業は、6月、12月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/6/26(水)、2024/12/26(木)です。
権利落ち日は、2024/6/27(木)、2024/12/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、上昇傾向が続いています、特に2024年以降急激に上昇しています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、6月途中までは上昇傾向が続いていましたが、それ以降急落して、直近は上昇しています。
過去6か月チャート
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株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 31.85倍 (予 25.43倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 3.64倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割高といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 720.47 (予 902.56)
BPS(1株当たりの純資産) 6,296.33
ROE(自己資本利益率) 11.64% (予 14.33%)
ROA(純資産利益率) 9.16% (予 11.82%)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は優良といえます。
自己資本比率 82.4%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。
信用倍率 84.12倍(2024年6月21日現在)
比較される銘柄
まとめ
売上は、2017年以降年々伸びており、成長企業といえます。
利益も売上同様年々伸びています。
2024年12月期も増収増益予想です。
一方、株価は上昇が続いており、2024年以降は急激に上昇しています。
配当もそこそこあり、業績も伸びているため、素直に長期投資するのが最良でしょう。
大型の銘柄ですが、直近の値動きは大きいので、短期投資でキャピタルゲインを狙うのもありです。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:〇
安全性:◎
成長・将来性:◎
収益性:◎
規模:△
割安度:✖
値動き:〇
高配当投資:〇
長期投資(値上がり益):◎
短期投資:〇
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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