こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
今回は、三菱ケミカルグループ傘下で産業ガス国内首位の日本酸素ホールディングスについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年2月2日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:日本酸素ホールディングス公式HP)
日本酸素ホールディングスは、三菱ケミカルグループ傘下で産業ガス国内首位の会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
JPX日経400、JPXプライム150の構成銘柄の1つ
2020年10月より持株会社体制となりました。
日本発のグローバル企業として競争力のある運営体制を構築し、日本・米国・欧州・アジア/オセアニア地域に展開する産業ガス事業と、真空ステンレス魔法びんをはじめとする家庭用品のサーモス事業をあわせた日本酸素ホールディングスとして、グループ総合力を強化し、グローバルでの持続的成長をめざしていきます。
当社は、1910年の日本での創業以来、110年以上の歴史で培われた強固な事業基盤と技術力に加え40年に渡り取り組んできた海外展開の実績を有しています。
これらの財産と、各地域での強みを活かしながら、従来の枠にとらわれない新たな施策に取り組み、収益基盤の強化、事業領域の拡大に努めていきます。
私たち日本酸素ホールディングスは「The Gas Professionals」として世界中のお客様にガスを安心、安全、安定的に供給すると共に、革新的なガスソリューションで社会への新たな価値の提供を通じ、サステナブルな世界を実現するというビジョンのもと、更なる企業価値の向上にグループ一同取り組んでいきます。
グループ理念は「進取と共創。ガスで未来を拓く。」、
グループビジョンは「私たちは、革新的なガスソリューションにより社会に新たな価値を提供し、あらゆる産業の発展に貢献すると共に、人と社会と地球の心地よい未来の実現をめざします。」です。
(引用:日本酸素ホールディングス公式HP)
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沿革
▼クリックで詳細表示
1918年 - 日本酸素株式会社に改称
東洋酸素株式会社設立
1935年 - 国産第1号の空気分離装置が完成
1946年 - 大陽酸素株式会社を設立
1964年 - 希少資源ヘリウムガスの本格輸入販売を開始
オンサイトプラント方式の第1号、周南工場を開設
1970年 - 半導体関連ガス事業の展開
1978年 - 世界初のステンレス製真空断熱魔法びんを商品化
1980年 - 米国にJapan Oxygen, Inc.を設立
1982年 - シンガポールにNational Oxygen Pte. Ltd.を設立
1983年 - 米国でMatheson Gas Products, Inc.を買収
1987年 - 台湾で電子材料ガス供給を開始
1992年 - 米国でTri-Gas, Inc.を買収
1995年 - 大陽東洋酸素株式会社を発足
1999年 - 米国事業を統合し、現在のMatheson Tri-Gas, Inc.を発足
2001年 - 日本にジャパン ファイン プロダクツ株式会社を設立
2003年 - 中国に上海日酸気体有限公司(現 上海大陽日酸気体有限公司)を設立
2004年 - 大陽日酸株式会社を発足
PET検査薬原料「Water-18O」の生産を開始
2012年 - シンガポールでLeeden Limitedを買収
2013年 - パッケージ型水素ステーション「Hydro Shuttle」発売
2014年 - 株式会社三菱ケミカルホールディングスによる連結子会社化
米国でContinental Carbonic Products, Inc.を買収
2015年 - 豪州のRenegade Gas Pty Ltdを買収
2016年 - 米国で仏の産業ガスサプライヤーAir Liquideから産業ガス事業の一部並びに関連事業資産を買収
2018年 - 欧州で米国の産業ガスサプライヤーPraxair, Inc.の産業ガス事業の一部を買収
日本にテクニカルアカデミーを開設
事業内容
日本酸素ホールディングスは、以下の3つの事業からなります。
【連結事業】 日本 35%、米国 26%、欧州 23%、アジア・オセアニア 13%、サーモス 3%
【海外】63%
産業ガス事業
日本、米国、欧州、アジア・オセアニア各地域で、産業ガスを製造・供給し、あらゆる産業をサポートしています。
(引用:日本酸素ホールディングス公式HP)
エレクトロニクス事業
主に半導体(メモリ・センサー・ロジック)、液晶分野の製造プロセスで利用される電子材料ガスを供給し、最先端技術の発展・普及に貢献しています。
(引用:日本酸素ホールディングス公式HP)
サーモス事業
持続可能な社会に求められる新たなライフスタイルを創出するために、さまざまな製品を提供しています。
(引用:日本酸素ホールディングス公式HP)
時価総額
日本酸素ホールディングスの時価総額は1.6860兆円です。(2024年2月2日現在)
社員の状況
従業員数:連結 19,579名(臨時2,621名)
単体 88名(臨時8名)
平均勤続年数:17.50年
平均年齢:44.25歳
平均年収:976万円
業績
2023年5月11日に発表された2023年3月期の決算短信は以下です。
連結売上収益は24.0%増で、親会社の所有者に帰属する当期利益は14.0%増の730億8,000万円となっています。
売上高営業利益率は前年の10.57%から10.07%と横ばいでした。
(引用:日本酸素ホールディングス公式HP)
2024年3月期の連結業績予想は減収減益になります。
2023年10月31日には、2024年3月期の連結業績予想の修正(売上収益の上方修正)が発表されています。
次に、2024年2月2日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。
連結売上収益は6.4%増で、親会社の所有者に帰属する四半期利益は40.1%増の733億9,400万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の9.67%から13.37%と改善しました。
第3四半期時点の親会社の所有者に帰属する当期利益の進捗率は75.66%となりました。
上方修正が出るほど、業績は好調に進捗しています。
適時開示情報
2024年2月2日 2024年3月期 第3四半期決算短信
2023年10月31日 2024年3月期 第2四半期決算短信
2023年10月31日 業績予想の修正に関するお知らせ
2023年5月11日 2023年3月期決算短信
株主還元について
過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。
近年1.5%前後の配当を出しています。
2014年3月 1.48% 24.3%
2015年3月 0.79% 27.1%
2016年3月 1.50% 23.9%
2017年3月 1.54% 24.9%
2018年3月 1.43% 20.3%
2019年3月 1.48% 26.2%
2020年3月 1.75% 22.7%
2021年3月 1.43% 23.5%
2022年3月 1.46% 23.0%
2023年3月 1.60% 22.5%
2024年2月 1.03%
(引用:日本酸素ホールディングス公式HP)
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
日本酸素ホールディングスは、3月と9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、上昇傾向が続いており、現在は過去10年間で最高値圏にあります。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、11月までは上昇傾向でしたが、それ以降は横ばいが続いています。
過去6か月チャート
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株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 22.33倍 (予 16.82倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 1.91倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価はやや割高といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 168.83 (予 224.09)
BPS(1株当たりの純資産) 1,970.04
(引用:日本酸素ホールディングス公式HP)
ROE(自己資本利益率) 10.09% (予 11.37%)
ROA(純資産利益率) 3.38% (予 4.00%)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は優良といえます。
自己資本比率 35.1%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は良いといえます。
比較される銘柄
まとめ
売上・利益は年々伸びており、成長企業といえます。
しかし、2024年3月期は減収減益予想で、業績の一服感があります。
一方、株価は長い間上昇傾向が続いています。
配当は少ないですが、株価は堅調に推移しているので、素直に長期投資するのが最良と思います。
大型の銘柄で、値動きは少なそうなので、短期投資向けではないと思います。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:〇
安全性:〇
成長・将来性:〇
収益性:◎
規模:◎
割安度:△
値動き:✖
高配当投資:△
長期投資(値上がり益):◎
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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