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【株式銘柄分析】クミアイ化学工業(4996)~化学薬品メーカー 全農系列 農薬専業 化粧品 成長企業~

こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。

サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。

投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。

 

様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。

 

 

銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。

 

私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。

それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。

 

 

今回は、全農系列の農薬専業の化学薬品メーカーであるクミアイ化学工業について調査をしました。

 

www.kumiai-chem.co.jp

 

株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。

 

以下の情報は、2024年3月8日現在の情報になります。

 

 目次

 

会社概要

(引用:クミアイ化学工業公式HP)

 

クミアイ化学工業は、全農系列の農薬専業の化学薬品メーカーです。

東京証券取引所プライム市場の上場企業

 

「いのちと自然を守り育てること」をメインテーマに、世界の農業生産を支える農薬を中心とした革新的な農業生産技術や日々の生活を豊かにする様々な化成品の開発・提供に加え、建設業、印刷事業、物流事業、情報サービス事業など幅広い事業を展開し、持続可能な社会の実現に貢献しています。

 

1959年に国産第一号の農薬を市場に提供して以来、世界の農業の発展に貢献し、安全・安心な食料の安定生産を支えるため、安全で効果的な農薬の研究開発と普及に力を注いできました。

 

世界人口の増加、地球環境の変化など、社会全体が様々な課題に直面する現在、クミアイ化学グループは、「独自技術で豊かなくらしを支え、自然と調和した社会の持続的発展に貢献するフレキシブルで存在感のある企業グループ」の実現を目指し、歩みを進めています。

 

企業理念は「私たちは創造する科学を通じて「いのちと自然を守り育てる」ことをメインテーマとし、安全・安心で豊かな社会の実現に貢献します。」です。

 

(引用:クミアイ化学工業公式HP)

 

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関連セクター

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沿革

1928年、現在の静岡県清水区で柑橘同業組合が農薬の製造をしたことを事業の始めとし、以来、お客さまとともに様々な歴史を歩んできました。

 

▼クリックで詳細表示

1949年 - 庵原農薬株式会社として発足

1957年 - 株式会社理研グリーン設立

1958年 - 日本印刷工業株式会社に資本参加

1959年 - 国産農薬第一号の殺菌剤「アソジン(有効成分:MAS)を開発」

1962年 - 株式を東京証券取引所第二部に上場

    株式会社クミカ物流設立

    イハラ農薬株式会社に商号を変更

1964年 - イハラ建成工業株式会社設立

1965年 - 「キタジン(有効成分:EBP)」を開発

    イハラケミカル工業株式会社設立

1968年 - クミアイ化学工業株式会社に商号を変更

    東亜農薬株式会社と経営統合

1969年 - 水稲用除草剤「サターン(有効成分:ベンチオカーブ)」を開発

1972年 - 尾道クミカ工業株式会社設立

1973年 - 株式会社ネップ設立

1975年 - ケイ・アイ化成株式会社設立

    ケイアイ情報システム株式会社設立

1977年 - イハラ代弁株式会社設立

    東京証券取引所市場第一部銘柄に指定

1979年 - イハラニッケイ化学工業株式会社設立

1980年 - 株式会社ケイ・アイ研究所設立

1994年 - 植物成長調整剤「KIM-112(有効成分:プロヘキサジオンカルシウム塩)」を開発

1995年 - 棉用除草剤「ステイプル(有効成分:ピリチオバックナトリウム塩)」を開発(米国)

1996年 - 水稲用除草剤「ノミニー(有効成分:ビスピリバックナトリウム塩)」を開発(フィリピン)

2000年 - 水稲用除草剤「ピリミノバックメチル」を開発

2003年 - 微生物農薬「エコホープ(有効成分:トリコデルマ アトロビリデ)」を開発

2005年 - 殺菌剤「KIF-230(ベンチアバリカルブイソプロビル)」を開発

2010年 - 水稲用除草剤「ピリミスルファン」を開発

2011年 - 畑作・芝用除草剤「アクシーブ(有効成分:ピロキサスルホン)」を開発(豪州)

2012年 - 園芸用殺菌剤「ピリベンカルブ」を開発

2014年 - 水稲・芝用除草剤「フェノキサスルホン」を開発

2017年 - イハラケミカル工業株式会社と経営統合

    株式会社ケイ・アイ研究所を吸収合併

2018年 - 水稲用除草剤「エフィーダ(有効成分:フェンキノトリオン)」を開発

2019年 - 株式会社理研グリーンを完全子会社化

    ベンスルフロンメチルの中国を除くアジア太平洋地域における事業譲渡

2020年 - 水稲用殺菌剤「ディザルタ(有効成分:ジクロベンチアゾクス)」を開発

    ペンシクロン事業の日本における独占販売権取得

2021年 - Asiatic Agricultural Industries Pte. Ltd.の株式を取得

    東京証券取引所プライム市場上場

2022年 - アグリ・コア株式会社の株式取得

 

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事業内容

クミアイ化学工業は、以下の4つの製品を扱っています。

 

【連結事業】農業・農業関連 77%、化成品 17%、他 5%

【海外】57%

 

農業製品

農薬の創製から製造・販売に至る一体化したプロセスで安全・安心な製品を提供しています。

農薬製品に関する詳しい情報や、農薬希釈計算、病害虫発生予察情報などのお役立ち情報を掲載しています。

 

製品は、除草剤、殺菌剤、殺虫剤、殺虫殺菌混合剤、植物成長調整剤などを扱っています。

 

(引用:クミアイ化学工業公式HP)

 

法人向け農薬関連

農薬原体の販売に加え、長年培ってきた技術を活用して受託製造を行っています。

 

(引用:クミアイ化学工業公式HP)

 

化成品

化成品受託事業では、農薬原体の製造技術を柱として、医薬品や農薬、電子材料の重要な合成原料となる高次誘導体の開発にも積極的に取り組んでいます。

またお客様のご要望に合わせた化成品開発を行っています。

 

(引用:クミアイ化学工業公式HP)

 

その他の製品

化粧品、可動式自動投薬器等、様々な製品を取り扱っています。

 

(引用:クミアイ化学工業公式HP)

 

 

時価総額

クミアイ化学工業の時価総額1,109.43億です。(2024年3月8日現在)

 

社員の状況

従業員数:単体 758名(臨時58名)

     連結 1,832名(臨時165名)

平均勤続年数:14.70年

平均年齢:39.80歳

平均年収:724万円

 

 

業績

2023年12月14日に発表された2023年10月期の決算短信は以下です。

連結売上高は前期比10.8%増、経常利益は2.3%増の241億1,500万円となっています。

売上高営業利益率は前年の8.72%から8.75%と横ばいでした。

 

 

(引用:クミアイ化学工業公式HP)

 

2024年10月期の連結業績予想は増収減益になります。

 

 

次に、2024年3月8日に発表された2024年10月期の1Q決算の結果です。

連結売上高は8.1%減、経常利益は11.6%減の35億6,500万円となっています。

売上高営業利益率は前年同期の13.59%から7.49%と大幅に悪化しました。

第1四半期時点の経常利益の進捗率は23.77%でした。

 

 

計画通りのペースで業績は進捗しています。

 

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適時開示情報

2024年3月8日 2024年10月期 第1四半期決算短信

2023年12月14日 2023年10月期決算短信

2023年12月14日 剰余金の配当(期末配当・増配)のお知らせ

▼クリックで詳細表示

2023年12月5日 完全子会社の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ

2023年12月1日 通期連結業績予想の修正及び個別業績見込みと前期実績値との差異に関するお知らせ

2023年9月8日 2023年10月期 第3四半期決算短信

2023年6月6日 2023年10月期 第2四半期連結業績予想及び通期連結業績予想の修正に関するお知らせ

2022年12月14日 2022年10月期決算短信

 

株主還元について

過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。

近年2.5%前後の配当を出しています。

 

2013年10月 0.82%  20.0%

2014年10月 1.03%  18.3%

2015年10月 0.82%  9.7%

2016年10月 1.34%  18.6%

2017年10月 1.04%  11.4%

2018年10月 1.42%  26.7%

2019年10月 1.09%  20.3%

2020年10月 1.20%  22.7%

2021年10月 1.77%  20.8%

2022年10月 2.25%  16.2%

2023年10月 4.12%  30.0%

2024年3月 3.36%

 

(引用:クミアイ化学工業公式HP)

 

株主優待はありません。

 

配当権利付き最終日・権利落ち

配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。

権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。

 

クミアイ化学工業は、4月と10月が配当月になります。

 

権利付き最終日は、2024/4/25(木)、2024/10/29(火)です。

権利落ち日は、2024/4/26(金)、2024/10/30(水)です。

 

 

株価推移

10年チャートで見ると、2016年に大きく下落しましたが、その後は上下動を繰り返しながら上昇傾向が続いています。

直近急落して横ばい状態です。

 

過去10年チャート

 

6か月チャートで見ると、11月まで横ばい状態が続いていましたが、12月に急落して横ばいです。

12月の急落は減配を受けたものでした。

 

過去6か月チャート

 

finance.yahoo.co.jp

 

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株価指標

PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か)  5.56倍 (予 9.11倍)

PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か)  0.75倍

 

PERの目安は15倍、RBRは1倍なので、株価は割安と言えます。

 

EPS(1株当たりの純利益) 149.89 (予 91.42)

BPS(1株当たりの純資産) 1,105.54

 

(引用:クミアイ化学工業公式HP)

 

ROE自己資本利益率) 13.48% (予 8.27%)

ROA(純資産利益率) 7.94% (予 4.85%)

 

(引用:クミアイ化学工業公式HP)

 

ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は優良といえます。

 

自己資本比率 54.5%

 

自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。

 

 

比較される銘柄

日本農薬(4997)

北興化学工業(4992)

アグロ カネショウ(4955)

 

まとめ

近年順調に売上・利益を伸ばしており、成長企業といえます。

2024年10月期の業績予想は増収減益(経常利益のみ減益)となっています。

 

一方、株価はゆるやかに上昇はしていますが、まだ割安レベルです。

配当もそこそこありますので、素直に長期投資をして、キャピタルゲインインカムゲインの両方を狙うのが最良でしょう。

 

配当の権利確定月が4月・10月の、貴重な配当高めの銘柄なので、4月・10月に資金が余っている方は配当狙いで入るのは良いと思います。

 

小型の銘柄ではありませんが、周期的に株価が上下するので、短期投資でキャピタルゲインを狙うのもありです。

 

ということで、私の投資判断としては以下です。

あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。

 

直近業績:〇

安全性:◎

成長・将来性:◎

収益性:〇

規模:△

割安度:◎

値動き:△

 

高配当投資:〇

長期投資(値上がり益):◎

短期投資:〇

 

株のプロによる推奨銘柄はコチラ! 

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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