こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
今回は、高速道路・橋梁・下水道などの土木工事、マンション・工場・学校などの建築をおこなうノバックについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年3月15日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:ノバック公式HP)
ノバックは、高速道路・橋梁・下水道などの土木工事、マンション・工場・学校などの建築をおこなう会社です。
東京証券取引所スタンダード市場の上場企業
50年以上黒字経営です。
公共工事を軸とした土木工事事業、及び、民間工事を軸とした建築工事事業の二大セグメントを展開しています。
より良いものを、より早く、より確実に造り、お客様に対し、信頼感・安心感・満足感を持っていただき、顧客満足度の高い企業を目指しています。
当社ロゴマークにこめた「企業は人なり」の思いは、技術者集団として創業した当初から変わることはありません。
全ての「人」との関わりを大切にし、信頼ある企業として皆様と共に社会の調和ある発展に尽くしていきます。
経営理念は「社員と会社が一体となって、人のために、次世代のために今できることを真剣に考え、社業を通じて社会に貢献する」、
社是は「「人」経営資源、会社の基盤は人、教育・訓練の充実
「力」創造力、若い力の結集、一致協力、職場の活力、新しい発想によるチャレンジ
「技術」技術の研鑽、品質の向上、新技術の研究」です。
(引用:ノバック公式HP)
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関連セクター
沿革
▼クリックで詳細表示
1965年4月 - 個人住宅用地造成及び建築・レジャー施設用地造成などを目的とし、大谷建設株式会社を設立
1986年10月 - 神戸市での小中規模の官庁土木工事受注を図るため、子会社のシンダイ建設株式会社を設立
2003年8月 - 株式会社ノバックに社名変更
2003年9月 - 丸紅建設株式会社から土木及び建築事業に関する営業の譲渡を受ける
北海道エリアで建設資材のリサイクル事業及び除雪事業を引き継ぎ
2004年12月 - 北海道エリアで建築資材のリサイクル事業及び除雪事業を廃止
2005年10月 - シンダイ建設株式会社の全株式を譲渡し、非子会社化
2022年3月 - 東京証券取引所市場第二部に上場
2022年4月 - 東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場に移行
事業内容
ノバックは、以下の2つの事業からなります。
【連結事業】土木工事 44%、建築工事 56%、他 0%
土木工事
自然の景観をなるべく崩さない配慮と共に、機能面でも安全面でも高度な信頼性が要求される土木建造物。
その施工は、要素技術の経験度と、現場条件に照らした検証を融合させることで可能になるものです。
自信のある工事でも手順を踏む、設計や工期に応じた施工法の革新や導入など、工事業本来の姿勢を大切にしてゆきます。
(引用:ノバック公式HP)
建築工事
ひとつひとつが新しく、お客様のニーズも多様な建築工事。
それをいかに巧みに迅速に形にし、完工・引渡しの日を迎えるようにするかで私たちの真価が問われます。
多能で一貫性の高い施工技術と豊かな経験を駆使することはもちろん、品質保証システムに裏付けられた工程管理を徹底させて工事の完遂を図ってゆきます。
(引用:ノバック公式HP)
リニューアル工事
建物の維持修繕工事を規模に関わらず一括で行います。
老朽化対策だけでなく、建物の資産価値をより高めてゆく、提案型のリニューアルを積極的に推進します。
(公共施設、テナントビル、マンション、その他)
(引用:ノバック公式HP)
時価総額
ノバックの時価総額は164.93億円です。(2024年3月15日現在)
社員の状況
従業員数:単体 288名(臨時48名)
平均勤続年数:15.10年
平均年齢:44.00歳
平均年収:716万円
業績
2023年6月14日に発表された2023年4月期の決算短信は以下です。
連結売上高は前期比9.7%減、経常利益は11.0%減の25億8,500万円となっています。
売上高営業利益率は前年の8.35%から8.16%と横ばいでした。
(引用:ノバック公式HP)
2024年4月期の連結業績予想は増収減益になります。
2023年12月8日には、通期連結業績予想の修正(大幅な下方修正)が発表されています。
次に、2024年3月15日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。
連結売上高は前年同期比2.4%増、経常利益は78.2%減で5億4,100万円となっています。
売上高営業利益率は前年の10.11%から2.13%と大幅に悪化しました。
第3四半期までの経常利益の進捗率は163.94%となりました。
通期計画を3Q時点で超えていますが、下方修正したばかりなので、今後さらに業績が悪化するのかもしれません。
適時開示情報
2024年3月15日 2024年4月期 第3四半期決算短信
2023年12月15日 2024年4月期 第2四半期決算短信
2023年12月15日 剰余金の配当(中間配当)に関するお知らせ
2023年12月8日 通期業績予想の修正に関するお知らせ
2023年9月14日 2024年4月期 第1四半期決算短信
2023年6月14日 2023年4月期決算短信
株主還元について
過去の配当利回りと配当性向は以下です。
近年4.5%前後の配当を出しており、高配当といえます。
2022年4月 4.14% 22.0%
2023年4月 4.55% 30.1%
2024年3月 5.05%
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
ノバックは、4月と10月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/4/25(木)、2024/10/29(火)です。
権利落ち日は、2024/4/26(金)、2024/10/30(水)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2022年の上場直後に下落、その後は上昇傾向です。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、9月までは上昇傾向でしたが、その後は急落もあり、1月からは上昇して横ばいです。
過去6か月チャート
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株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 8.11倍 (予 238.03倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 0.89倍
PERの目安は15倍、RBRは1倍なので、株価は非常に割高と言えます。
EPS(1株当たりの純利益) 398.79 (予 13.59)
BPS(1株当たりの純資産) 3,654.13
(引用:ノバック公式HP)
ROA(純資産利益率) 7.28% (予 0.22%)
(引用:ノバック公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は優良といえます。
自己資本比率 58.1%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。
比較される銘柄
まとめ
50年以上黒字経営ということで売上・利益は安定していますが、伸びてはいません。
2024年4月期の業績予想は増収減益で、さらに下方修正もあり、資材高騰の影響もあるのでしょう。
一方、株価は上昇傾向が続いていましたが、直近下落しています。
高配当でありますが、直近の業績を考えると長期投資するのは難しいでしょう。
配当の権利取りのために、短期的に購入するのが最良と思います。
小型の銘柄ですがそれほど値動きのある銘柄ではないため、短期投資向きではありません。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:✖
安全性:◎
成長・将来性:△
収益性:〇
規模:✖
割安度:✖
値動き:△
高配当投資:◎
長期投資(値上がり益):✖
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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