こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
今回は、玩具やコンピュータゲームの開発・製造・販売をおこなう任天堂について調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年2月6日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:任天堂公式HP)
任天堂は、主に玩具やコンピュータゲームの開発・製造・販売をおこなう会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
日経平均株価およびTOPIX Core30、JPX日経400、JPXプライム150の構成銘柄の1つ
1889年に創業した老舗企業で娯楽に関するさまざまな事業を展開しています。
創業以来、多くの種類の玩具を製作しており、特に花札やトランプは創業初期から現在に至るまで製造、販売を続けています。
1962年に大阪証券取引所市場第二部および京都証券取引所に上場し、1983年に東京証券取引所市場第一部に上場しました。
ホームエンターテインメントの分野で、健全な企業経営を維持しつつ新しい娯楽の創造を目指しています。
事業の展開においては、世界のユーザーへ、かつて経験したことのない楽しさ、面白さを持った娯楽を提供することを最も重視しています。
(引用:任天堂公式HP)
1970年代後期に家庭用と業務用のコンピュータゲーム機の開発を開始しました。
1983年発売の据え置き型ゲーム機「ファミリーコンピュータ」のゲームソフトとして1985年に発売した『スーパーマリオブラザーズ』が世界的にヒットしたことでゲーム機やゲームソフトを開発する会社として広く認知されるようになりました。
『スーパーマリオブラザーズ』の主人公「マリオ」など、任天堂のゲームソフトに登場するキャラクターは世界的に認知されているものが多く、2010年代からはキャラクターIPのゲーム外での活用を進めています。
(引用:任天堂公式HP)
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関連セクター
沿革
▼クリックで詳細表示
1889年 - 花札の製造を開始
1902年 - 日本初のトランプ製造に着手
1947年 - 株式会社丸福(現 任天堂株式会社)を設立
1951年 - 任天堂骨牌株式会社に社名変更
1953年 - 日本初のプラスチック製トランプの製造に成功、量産開始
1959年 - ディズニーキャラクターを使用したトランプを発売
かるた自動裏貼機を開発し、かるた製造を自動化する
1962年 - 大阪証券取引所市場第二部および京都証券取引所に株式を上場
1963年 - 任天堂株式会社に社名変更
1970年 - 大阪証券取引所市場第一部に指定
1973年 - 業務用レジャー・システム「レーザークレー射撃システム」を開発
1977年 - 家庭用テレビゲーム機「テレビゲーム15」、「テレビゲーム6」を発売
1978年 - 業務用テレビゲーム機を開発、販売開始
1981年 - 業務用テレビゲーム機「ドンキーコング」を発売、販売開始
1983年 - 東京証券取引所市場第一部に株式を上場
家庭用テレビゲーム機「ファミリーコンピュータ」を発売
1985年 - ファミリーコンピュータ用ゲームソフト「スーパーマリオブラザーズ」を発売
1990年 - 家庭用テレビゲーム機「スーパーファミコン」を発売
1996年 - 家庭用テレビゲーム機「NINTENDO64」を発売
2001年 - 携帯型ゲーム機「ゲームボーイアドバンス」を発売
家庭用テレビゲーム機「ニンテンドーゲームキューブ」を発売
2014年 - 携帯型ゲーム機「Newニンテンドー3DS」を発売
2016年 - スマートデバイス向けアプリ『Mitomo』配信
2017年 - 持ち運べる家庭用テレビゲーム機「Nintendo Switch」を発売
任天堂販売株式会社を設立
2018年 - オンラインサービス「Nintendo Switch Online」を開始
事業内容
任天堂の売上は、3つの売上からなります。
【連結事業】ゲーム専用機 97%、スマートデバイス・IP関連収入等 3%、トランプ 0%
【海外】77%
ゲーム専用機
ハードウェア・ソフトウェア(パッケージ併売ダウンロードソフト、ダウンロード専用ソフト、追加コンテンツ、Nintendo Switch Online含む)・アクセサリなどを含む
売上全体の96.5%を占めます。
(引用:任天堂公式HP)
モバイル・IP関連収入等
スマートデバイス向け課金収入、ロイヤリティ収入等
売上全体の3.18%を占めます。
(引用:任天堂公式HP)
その他
トランプ、花札等
売上全体の0.35%を占めます。
(引用:任天堂公式HP)
時価総額
任天堂の時価総額は10.8778兆円です。(2024年2月6日現在)
社員の状況
従業員数:単体 2,779名
連結 7,317名
平均勤続年数:14.3年
平均年齢:39.9歳
平均年収:985万円
業績
2023年5月9日に発表された2023年3月期の決算短信は以下です。
連結売上高は前期比5.5%減、経常利益は10.4%減の6,010億7,000万円となっています。
売上営業利益率は前期の34.96%から31.49%と悪化しました。
(引用:任天堂公式HP)
2024年3月期の連結業績予想は減収減益になります。
2023年11月7日には、2024年3月期通期業績予想の修正(上方修正)が発表されています。
次に、2024年2月6日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。
連結売上高は前年同期比7.7%増、経常利益は17.6%増の5,673億5,700万円となっています。
売上営業利益率は前年同期の31.70%から33.30%と改善しました。
第3四半期時点の経常利益の進捗率は91.51%でした。
同時に、2024年3月期通期業績予想の修正(上方修正)が発表されています。
上方修正を出すほど、業績は好調に推移しているようです。
適時開示情報
2024年2月6日 2024年3月期 第3四半期決算短信
2024年2月6日 通期業績予想および配当予想の修正に関するお知らせ
2023年11月7日 2024年3月期 第2四半期決算短信
2023年11月7日 通期業績予想の修正に関するお知らせ
2023年11月7日 剰余金の配当(第2四半期末配当)および配当予想の修正に関するお知らせ
2023年8月3日 2024年3月期 第1四半期決算短信
2023年5月9日 2023年3月期決算短信
株主還元について
過去の配当利回りと配当性向は以下です。
近年は3.0%台の配当を出しています。
2014年3月 0.82% -%(赤字)
2015年3月 1.02% 50.9%
2016年3月 0.94% 109.2%
2017年3月 1.66% 50.4%
2018年3月 1.26% 50.8%
2019年3月 2.57% 50.1%
2020年3月 2.62% 50.2%
2021年3月 3.59% 55.1%
2022年3月 3.29% 50.2%
2023年3月 3.63% 50.1%
2024年2月 2.16%
(引用:任天堂公式HP)
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
任天堂は、3月と9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)・2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)・2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、横ばいの期間もありますが、右肩上がりで上昇しています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、10月までは横ばいでしたが、それ以降は上昇が続いています。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 22.64倍 (予 23.33倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 3.97倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割高といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 371.72 (予 360.75)
BPS(1株当たりの純資産) 2,119.43
(引用:任天堂公式HP)
ROE(自己資本利益率) 20.16% (予 17.02%)
ROA(純資産利益率) 15.16% (予 13.25%)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は非常に優良といえます。
自己資本比率 80.6%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。
比較される銘柄
まとめ
売上利益ともに、2021年3月期から右肩下がりで、株価も同様に2021年からは横ばいになっています。
2024年3月期も減収減益予想になっていますが、上方修正が出て、減収減益幅は縮小しています。
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の公開と『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の発売で売上利益が伸びたようです。
配当もそこそこありますので、ある程度の長期投資をするのが最良と思います。
大型の銘柄なので、短期投資には不向きと思います。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:◎
安全性:◎
成長・将来性:△
収益性:◎
規模:◎
割安度:✖
値動き:△
高配当投資:〇
長期投資(値上がり益):◎
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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