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【株式銘柄分析】日本ペイントホールディングス 日本ペイントHD(4612)~世界4位の総合塗料メーカー 船舶 自動車 工業用 DIY 成長企業 JPX日経400 JPXプライム150~

こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。

サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。

投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。

 

様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。

 

 

銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。

 

私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。

それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。

 

 

今回は、自動車、汎用、工業用など世界4位の総合塗料メーカーである日本ペイントホールディングスについて調査をしました。

 

www.nipponpaint-holdings.com

 

株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。

 

以下の情報は、2024年1月17日現在の情報になります。

 

 目次

 

会社概要

(引用:日本ペイントホールディングス公式HP)

 

日本ペイントホールディングスは、自動車、汎用、工業用など世界4位の総合塗料メーカーです。

東京証券取引所プライム市場の上場企業

JPX日経400およびJPXプライム150の構成銘柄の1つ

 

塗料業界のリーディングカンパニーとして、140年にわたり社会・環境の変化に応じた塗料をグローバルに提供しています。

 

アジア1位、世界4位の総合塗料メーカーです。

創業から140年間にわたり、自動車、ビル、住宅、橋梁、列車など、あらゆるものを塗料をコーティングし経年劣化を防ぐなど、人々の生活を支えるインフラ的存在として事業を拡大してきました。

 

経営のミッションである、「株主価値最大化(MSV)」を図るべく、抗菌・抗ウイルス、遮熱効果のある機能性塗料を開発するなど、社会課題の解決を通じてグローバルのプレゼンス拡大と持続的な成長を目指しています。

 

(引用:日本ペイントホールディングス公式HP)

 

「株主価値最大化(MSV)」を経営上の唯一のミッションとして掲げるユニークなグローバル企業です。

 

Purposeは「サイエンス∔イマジネーションの力で、わたしたちの世界を豊かに。」、

三つの指針は「共存共栄の精神」「力強いパートナーシップ」「サイエンス∔イマジネーション」です。

 

(引用:日本ペイントホールディングス公式HP)

 

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沿革

▼クリックで詳細表示

1879年 - 「亜鉛華製法」の特許取得

1881年 - 「共同組合光明社」設立

1896年 - 東京・南品川に工場新築移転(現 東京事業所)

1898年 - 「日本ペイント製造株式会社」設立

    商標「小槌」を制定

1905年 - 大阪分工場完成(現 大阪物流センター)

1911年 - 船底防汚塗料の特許取得

1920年 - 経営の中心を大阪に移す

1927年 - 社名を「日本ペイント株式会社」と改称

1931年 - 本社を大阪に移転

1933年 - 満州奉天に日満塗料(株)設立

1939年 - 満州日本ペイント(株)設立

1940年 - 台湾日本ペイント(株)設立

1942年 - 北支日本ペイント(株)を設立し、天津に工場建設

1945年 - 空襲により大阪工場大半消失

1948年 - 小槌会(全国特約店会)結成

1962年 - 千葉工場完成

    パン・マレーシア・ペイント・インダストリー設立(現 NIPPON PAINT (SINGAPORE) COMPANY PRIVALTE LIMITED)

1965年 - 日本ライナー(株)設立

    米国PPGと技術提携

1966年 - 大韓ペイントインキ製造と技術・業務提携

1967年 - 広島工場完成

    NIPPON PAINT (THAILAND)COMPANY LIMITED設立

    NIPPON PAINT (M)SDN BHD設立

1968年 - 大阪・寝屋川に中央研究所完成

1970年 - 愛知工場完成

1971年 - 日本ビー・ケミカル(株)設立

    日本ペイント・インターナショナル(株)設立(現 日本ペイントマテリアルズ(株))

1973年 - 関東、中部、近畿、九州に販売会社設立

    全国9ブロックにニッペホームペイント販売を展開

1974年 - 四国に販売会社設立

    朝日ソルベント工業(株)をグループ会社化(現 エーエスペイント(株))

1975年 - 中国、北海道に販売会社設立

    日本ペイントアメリカ(株)設立

1976年 - NIPPON PAINT PHILIPPINES, INC.設立

1977年 - 英国インターナショナル・ペイントと業務提携

    東北に販売会社設立(全国8販売会社設置完了)

1981年 - 栃木工場完成

1982年 - 防府分工場完成

1984 - 岡山工場完成

1989年 - 英国にNIPPON PAINT (EUROPE)LTD.設立

1992年 - NIPPON PAINT (CHINA)COMPANY LIMITED設立

1993年 - 福岡工場完成

    コートルズ・ニッポンペイント設立

1994年 - 船舶塗料部門を分社化し、ニッペマリン販売(株)設立(現 日本ペイントマリン(株))

    NIPPON PAINT (VIETNAM)CO., LTD.設立

    中国・広東にNIPPON PAINT (GUANGDONG)CO., LTD.設立

1995年 - 家庭用塗料部門を分社化し、ニッペホームペイントと統合の上、ニッペホームプロダクツ(株)設立

    米国にNPA COATINGS INC.設立

    英国にNP AUTOMOTIVE COATINGS (EUPOPE) LTD.設立

    中国・重慶にNIPPON PAINT (CHONGQING)CHEMICALS CO., LTD.設立

1996年 - 大韓オートモーティブコーティングス設立

    中国・廊坊にLANGFANG NIPPON PAINT COMPANY LIMITED設立

    独 ケメタルと表面処理事業分野で技術提携

1999年 - 日本ペイント工業用コーティング(株)設立

    業界初ISO14001全社一括審査登録

2001年 - 宮古島ウェザリングセンター竣工

2002年 - 日本ファインコーティングス(株)設立

    中国・広州にGUANGZHOU NIPPON PAINT CO., LTD.設立

2004年 - 三井金属塗料化学(株)をグループ会社化(現 日本ペイント防食コーティングス(株))

    地域販社5社を統合し、日本ペイント販売(株)設立

    日本ペイントマリン(株)にWUTELAM HOLDINGS LTD.が資本参加し、新体制で世界展開

2006年 - 中国・成都にNIPPON PAINT (CHENGDU)CO., LTD.設立

    日本ビー・ケミカル(株)および米国ROHM AND HAAS AUTOMOTIVE COATINGSを買収

    米国にNB COATINGS, INC.設立

2007年 - NIPPON PAINT (THAILAND) CO., LTD.連結子会社

2008年 - 台湾,中国 ASIA INDUSTRIES, LTD.連結子会社化(現 NIPPON PAINT COATINGS (TAIWAN) CO., LTD.)

    韓国NIPSEA CHEMICAL CO., LTD.連結子会社

    NIPPON PAINT PHILIPPINES, INC.連結子会社

    中国・天津にNIPPON PAINT (TIANJIN)CO., LTD.設立

2009年 - 大阪物流センター竣工

2011年 - エーエスレジン(株)設立

    バングラデシュにNIPPON PAINT (BANGLADESH)PRIVATE LIMITED設立

2012年 - スリランカにNIPPON PAINT LANKA(PRIVATE)LIMITED.設立

2013年 - 中国・雲南省にNIPPON PAINT (KUNMING)CO., LTD.設立

2014年 - 持株会社体制へ移行

    「日本ペイントホールディングス(株)」に商号変更し、事業会社として日本ペイント(株)を新設分割

    WUTHELAMグループとの戦略的提携の実施に伴い、WUTHELAM HOLDINGS LTD.との間の合弁会社8社及びそれらの子会社38社を連結子会社

2015年 - 日本ペイント(株)を事業別に4社に分社し、各事業に関連する国内子会社等を合弁等により統合

    日本ペイント・オートモーティブコーティングス(株)

    日本ペイント・インダストリアルコーティングス(株)

    日本ペイント

    日本ペイント・サーフケミカルズ(株)

2016年 - 独BOLLIG & KEMPER GMBH & CO. KG 完全子会社化

    決算期を3月31日から12月31日に変更

2017年 - 中国・恵州 HUIZHOU CRF を連結子会社

    米国DUNN-EDWARDS CORPORATIONを完全子会社化

2019年 - トルコ BETEK BOYA VE KIMYA SANAYI ANONIM SIRKETIを子会社化

    豪州 DULUXGROUP LIMITEDを完全子会社化

2021年 - ニッペトレーディング株式会社を日本ペイントマテリアルズ株式会社に社名変更

    Wuthelamグループが保有するアジア合弁事業100%化並びにインドネシアPT NIPSEA PAINT AND CHEMICALSの子会社化が完了

    マレーシアの塗料周辺製品メーカーVital Technical Sdn. Bhd.の株式を取得

    欧州自動車用塗料事業、インド事業をWuthelamグループへ譲渡

    日本ペイントコーポレートソリューションズ株式会社を新設

2022年 - フランス Cromology Holding SASを子会社化

    スロベニア DP JUB delniska druzba pooblascenka d.d.を子会社化

 

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事業内容

日本ペイントホールディングスは、以下の7つの事業からなります。

 

自動車、ビルや戸建て住宅などの建物、橋梁などの大型構造物、新幹線や大型機械、船舶、オフィス用品に至るまで、幅広い領域で多彩な事業を展開しています。

お客様に合わせた「塗料」だけでなく、幅広い技術とサービスをグローバルでご提供しています。

 

【連結事業】 自動車用塗料 13%、汎用塗料 63%、工業用塗料 7%、ファインケミカル 1%、他塗料 5%、塗料周辺 10%

【海外】86%

 

建築構造物用塗料

戸建て住宅、ビル、橋梁などの施工現場で幅広く使用されている汎用塗料。

環境やインフラの保全が社会的問題となる中、付加価値の高い製品開発、流通・調色サービスの効率化を進め、お客様の利便性向上に努めています。

 

(引用:日本ペイントホールディングス公式HP)

 

自動車用塗料

自動車にコーティングすることで機能を発現させる高機能塗料や、デザイン性の高いプレミアムカラーを開発し、自動車に”付加価値”を提供しています。

自動車メーカーの「魅力あるクルマづくり」に当社グループのコーティング技術で貢献します。

 

(引用:日本ペイントホールディングス公式HP)

 

工業用塗料

建設機械、農機、外装建材、オフィス機器、家電製品など、広範な工業分野に塗料をお届けします。

多岐にわたるお客様のニーズにお応えし、カスタマイズした最適な塗料を開発しています。

 

(引用:日本ペイントホールディングス公式HP)

 

表面処理

素材表面に超薄膜で機能を付与する表面処理。

最表面で親水性や防錆性といった様々な機能を発揮する機能性コーティングと、塗膜と素材との間の密着性を保持する塗装下地皮膜を軸に、素材表面の価値を高めます。

 

(引用:日本ペイントホールディングス公式HP)

 

船舶用塗料

船舶塗料事業は130有余年の歴史を持つ日本ペイントHDグループの創業事業であり、その歩みはまさに船舶の保護を低環境負荷省エネルギーな方法で実現する技術革新であると言えます。

これからもCO₂削減に貢献する燃費低減塗料など、常に社会課題の解決につながる先端環境製品を開発、提供し、世界の海事産業の発展に貢献します。

 

(引用:日本ペイントホールディングス公式HP)

 

家庭用塗料

屋内外の壁から、屋根や床、ガーデニング、インテリアの小物まで、生活に彩りを与えるとともに、安全、安心と快適性を実現。

塗料を通じて、嬉しさ、楽しさをお客様にお届けします。

 

(引用:日本ペイントホールディングス公式HP)

 

塗料周辺事業

日本ペイントグループでは、建築に欠かせない、SAF(密封剤・接着剤・充填剤)、CC(建設化学品)、ETICS(断熱材)とともに、塗料に代わる加飾フィルムを含めた塗料周辺事業を展開しています。

 

(引用:日本ペイントホールディングス公式HP)

 

 

時価総額

日本ペイントホールディングスの時価総額2.6040兆です。(2024年1月17日現在)

 

社員の状況

従業員数:単体 51名

     連結 33,763名(臨時7,367名)

平均勤続年数:8.50年

平均年齢:41.10歳

平均年収:1072万円

 

 

業績

2023年2月14日に発表された2022年12月期の決算短信は以下です。

連結売上収益は31.1%増で、親会社の所有者に帰属する当期利益は17.5%増の794億1,800万円となっています。

売上高営業利益率は前年の8.78%から8.55%と横ばいでした。

 

 

(引用:日本ペイントホールディングス公式HP)

 

2023年12月期の連結業績予想は増収増益になります。

 

 

2023年8月10日に発表された2023年12月期の2Q決算と同時に、業績予想の修正に関するお知らせ(上方修正)が発表されています。

 

 

次に、2023年11月14日に発表された2023年12月期の3Q決算の結果です。

連結売上収益は前年同期比10.8%増、親会社の所有者に帰属する四半期利益は70.8%増の934億4,400万円となっています。

売上高営業利益率は前年同期の8.35%から12.12%と大幅に改善しました。

第2四半期時点の親会社の所有者に帰属する当期利益の進捗率は81.26%となりました。

 

 

同時に、2023年12月期の業績予想の修正(各種利益の上方修正)が発表されています。

 

 

上方修正するほど、業績は好調に推移しています。

 

kabutan.jp

 

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適時開示情報

2024年2月14日 2023年12月期決算発表予定

2024年1月18日 (開示事項の経過)カザフスタンの塗料・塗料周辺製品メーカーAlina Group LLP社の株式取得の完了について

2023年11月14日 2023年12月期 第3四半期決算短信

2023年11月14日 業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ

2023年11月13日 当社子会社によるカザフスタンの塗料・塗料周辺製品メーカーAlina Group LLP社の株式取得に関するお知らせ

2023年8月10日 2023年12月期 第2四半期決算短信

2023年8月10日 業績予想の修正に関するお知らせ

2023年2月14日 2022年12月期決算短信

 

株主還元について

過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。

近年1.0%前後の配当を出しています。

 

2013年3月 1.49%  18.5%

2014年3月 1.28%  16.3%

2015年3月 0.50%  3.4%

2016年3月 1.40%  37.4%

2016年3月 1.26%  36.9%

2017年12月 1.18%  27.3%

2018年12月 1.20%  31.8%

2019年12月 0.80%  39.3%

2020年12月 0.40%  32.9%

2021年12月 0.80%  34.0%

2022年12月 1.06%  32.5%

2024年1月 1.27%

 

(引用:日本ペイントホールディングス公式HP)

 

株主優待はありません

 

配当権利付き最終日・権利落ち

配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。

権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。

 

日本ペイントホールディングスは、6月と12月が配当月になります。

 

権利付き最終日は、2024/6/26(水)、2024/12/26(木)です。

権利落ち日は、2024/6/27(木)、2024/12/27(金)です。

 

 

株価推移

10年チャートで見ると、2020年までは上昇傾向で最高値までいきましたが、その後急落して横ばいです。

 

過去10年チャート

 

6か月チャートで見ると、10月までは下落傾向でしたが、その後は上昇傾向となっています。

 

過去6か月チャート

 

finance.yahoo.co.jp

 

 

株価指標

PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か)  33.74倍 (予 23.30倍)

PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か)  1.95倍

 

PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割高といえます。

 

EPS(1株当たりの純利益) 33.82 (予 48.97)

BPS(1株当たりの純資産) 586.59

 

(引用:日本ペイントホールディングス公式HP)

 

ROE自己資本利益率) 6.91% (予 8.35%)

ROA(純資産利益率) 3.25% (予 4.20%)

 

(引用:日本ペイントホールディングス公式HP)

 

ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。

 

自己資本比率 50.3%

 

(引用:日本ペイントホールディングス公式HP)

 

自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。

 

 

比較される銘柄

関西ペイント(4613)

tomokutchi.hatenablog.com

三井化学(4183)

 

まとめ

売上は2017年12月期から年々伸びており、成長企業といえます。

利益は落ちた年もありますが、拡大傾向にあります。

 

一方、株価は2020年に最高値を付けましたが、下落して横ばいになっています。

業績は伸びており良いと思いますが、株価伸びておらず、長期投資するのは心配と思います。

長期投資するとしても、株価が上向いたタイミングで実施するのが良いと思います。

 

大型の銘柄で、値動きが小さそうなので、短期投資向けではありません。

 

ということで、私の投資判断としては以下です。

あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。

 

直近業績:◎

安全性:◎

成長・将来性:◎

収益性:〇

規模:◎

割安度:✖

値動き:△

 

高配当投資:△

長期投資(値上がり益):△

短期投資:✖

 

株のプロによる推奨銘柄はコチラ! 

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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