こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
今回は、化粧品の製造・販売を主な事業とし、化粧品シェアで国内第1位・世界第5位の資生堂について調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年2月9日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:資生堂公式HP)
資生堂は、化粧品の製造・販売を主な事業とし、化粧品シェアで国内第1位・世界第5位の会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
日経平均株価およびTOPIX Large70、JPX日経400、JPXプライム150の構成銘柄の1つ
世界の約120か国・地域で事業を展開しており、海外売上比率は6割を超えます。
(引用:資生堂公式HP)
OUR MISSIONは「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD」です。
美には人の心を豊かにし、生きる喜びやしあわせをもたらす力があると信じています。
資生堂は創業以来、人のしあわせを願い、美の可能性を広げ、新たな価値の発見と創造を行ってきました。
これまでもこれからも、美しく健やかな社会と地球が持続していくことに貢献します。
美の力でよりよい世界を。
それが、資生堂の使命です。
(引用:資生堂公式HP)
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関連セクター
沿革
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1872年 - わが国初の民間洋風調剤薬局として創業
1888年 - 日本初の練り歯磨「福原衛生歯磨石鹸」発売
1897年 - 化粧品業界へ進出(「オイデルミン」発売)
1902年 - 店舗内に日本で初めてソーダファウンテンを設け、ソーダ水、アイスクリームの製造販売開始
1917年 - 「七色粉白粉」発売
日本人により制作された最初の本格的香水「花椿」発売
1918年 - 「資生堂コールドクリーム」発売
1919年 - 現存する日本で最古の画廊である資生堂ギャラリー開設
1922年 - 三科「美容科」「美髪科」「子供服科」開設、美髪科主任として米国よりヘレン・グロスマンを招く
1924年 - 愛用者向け文化情報誌「資生堂月報」創刊(~1931)
1927年 - 株式会社資生堂となる
1928年 - 資生堂化粧部、資生堂アイスクリームパーラー開店
1931年 - 東南アジア向けに「ローズ化粧品」輸出、初の本格的海外展開
1933年 - 「資生堂月報」に代わって「資生堂グラフ」創刊(~1937)
1937年 - 花椿会発足、最初の花椿会記念品制作(~2003)
美容法「資生堂式新美顔術」を完成し、専用化粧品発売。
1949年 - 東京証券取引所に上場
1956年 - 東京・渋谷に資生堂美容室開店
1959年 - 資生堂美容学校開校
1962年 - 資生堂が出資した、初の加害の販売会社資生堂オプハワイ設立
1975年 - 「資生堂ザ・ギンザ」開店(のちにSHISEIDO THE STOREとしてニューオープン)
1983年 - 北京市と技術協力協定締結
1986年 - カリタ社買収(2014年4月に売却)
ピエールファーブル社と合弁会社「ピエール ファーブル ジャポン」を設立
(株)イプサ設立
1987年 - 資生堂薬品(株)設立
1989年 - 米国ダブリン社買収
1991年 - (株)ディシラ設立(2019年11月販売終了)
(株)エデュセ設立
1992年 - 資生堂アメニティグッズ(株)設立(2018年に事業終了)
1994年 - (株)アユーララボラトリーズ設立(2015年に売却)
1995年 - (株)資生堂インターナショナル設立
1997年 - ヘレンカーチスジャパン株式会社買収
2000年 - 仏国ラボラトワール・デクレオール社を資本傘下に(2014年に売却)
米国「NARS(ナーズ)」ブランド買収
2001年 - (株)キナリ設立(2017年に売却)
2006年 - セラピーメイクアップ施設「資生堂ライフクオリティービューティーセンター」開設
2007年 - 資生堂女性研究者サイエンスグラント開始
2009年 - 「資生堂のマーケディング史」がマサチューセッツ工科大学(MIT)の教材として世界に無料配信
2010年 - 米国ペアエッセンシャルを傘下に(2021年に売却)
2011年 - 「SHISEIDO THE GINZA」開店(現 SHISEIDO THE STORE)
2012年 - ワタシプラス、Beauty&Co.は2018年4月サービス終了
2015年 - 資生堂ジャパン設立
米国の皮膚科学研究所(CBRC)と提携拡大に関する契約を締結
2016年 - 「DOLCE&GABBANA」とライセンス契約を締結(2022年12月に契約解消)
2017年 - 保育事業「KODOMOLOGY株式会社」設立
2021年 - パーソナル事業を譲渡
事業内容
資生堂の事業概要は、「ユニークなブランドや事業で、ビューティーカンパニーとして、新しい価値を生み出します。」です。
資生堂はスキンケア、メイクアップ、フレグランスなどの「化粧品」を中心とした事業展開を行いながらも、そのほか「レストラン事業」「教育・保育事業」など幅広く展開しています。
化粧品だけにとどまらず、世界中のお客さまの生活に新しい価値を創造し、資生堂にしかできない「ビューティーイノベーション」で社会に貢献したいと考えています。
【連結事業】日本 22%、中国 24%、アジアパシフィック 6%、米州 13%、欧州 12%、トラベルリテール 15%、他 7%
【海外】72%
化粧品事業
お客さまとの出会いの場により、さまざまなブランドをお届けしています。
デパートなどでカウンセリングを通じて販売しているメイクアップ・スキンケアブランドSHISEIDO、Cle de Peau Beaute、NARS、ドラックストアなどを中心に、お客さまに店頭で自由に選んでいただくスキンケア・エリクシール、さらに著名なデザイナーとのコラボレーションによるフレグランスなど、あらゆるお客さまの美しさをかなえます。
(引用:資生堂公式HP)
レストラン事業
1902年(明治35年)現在の銀座本店の地に『ソーダファウンテン』として産声を上げた資生堂パーラーをオリジンとした、株式会社資生堂パーラーを通じたレストラン事業やフーズ事業を展開しています。
(引用:資生堂公式HP)
美容室事業
1956年開業当初から”美しく、豊かに”と願うお客さまとともに”その方にしかない輝き”を発見し、磨いていく”場”として美容室事業を展開し、全国の主要都市の地域社会の発展と”美しい生活文化の創造”に努めています。
教育事業
美容分野人材の育成を狙いに、資生堂の美容人材や美容法などの資産を生かし、プロ向けヘアメーキャップ育成専門学校であるSABFAや、学校法人資生堂学園の運営・サポートを行っています。
(引用:資生堂公式HP)
保育事業
「こどもとおとなの両方がのびのびと健やかに成長することを願い」、共働きの現実によりそいながら、ファミリーの未来に貢献するために事業所内保育所の運営サポートや独自の保育プログラム開発などを行っています。
(引用:資生堂公式HP)
時価総額
資生堂の時価総額は1.6980兆円です。(2024年2月9日現在)
社員の状況
従業員数:単体 4,283名(臨時1,678名)
連結33,414名(臨時5,833名)
平均勤続年数:10.9年
平均年齢:38.9歳
平均年収:663万円
業績
2024年2月9日に発表された2023年12月期の決算短信は以下です。
連結売上高は前期比8.8%減、親会社の所有者に帰属する当期利益は36.4%減の217億4,900万円となっています。
売上高営業利益率は前年の4.36%から2.89%と大幅に悪化しました。
2024年12月期の連結業績予想は減収減益になります。
適時開示情報
2024年2月29日 当社子会社 資生堂ジャパン株式会社におけるビジネストランスフォーメーション「ミライシフトNIPPON 2025」での早期退職支援プランの実施に関するお知らせ
2024年2月9日 2023年12月期決算短信
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2024年2月6日 DDG Skincare Holdings LLC買収手続き完了のお知らせ
2023年12月1日 連結子会社との会社分割(簡易吸収分割)に関するお知らせ
2023年11月10日 2023年12月期 第3四半期決算短信
2023年11月10日 通期連結業績予想の修正に関するお知らせ
2023年8月8日 2023年12月期 第2四半期決算短信
2023年2月10日 2022年12月期決算短信
株主還元について
過去10年の配当利回りと配当性向は以下です。
近年1.0%前後の配当を出しています。
2014年3月 1.10% 30.5%
2015年3月 0.97% 23.7%
2015年12月 0.79% 34.4%
2016年12月 0.68% 24.9%
2017年12月 0.50% 48.3%
2018年12月 0.65% 39.3%
2019年12月 0.77% 32.6%
2020年12月 0.56% 47.2%(赤字)
2021年12月 0.78% 42.6%
2022年12月 1.55% 116.8%
2023年12月 1.41% 110.2%
2024年2月 1.41%
権利確定月は12月末日です。
A:自社グループ商品①
B:自社グループ商品②
C:社会貢献活動団体への寄付
100株以上 AまたはCから選択
1,000株以上 BまたはCから選択
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
資生堂は、6月と12月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/6/26(水)、2024/12/26(木)です。
権利落ち日は、2024/6/27(木)、2024/12/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2018年までは上昇傾向でしたが、それ以降は横ばいかやや下落傾向です。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、11月までは下落していましたが、それ以降は横ばいです。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 48.89倍 (予 92.90倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 2.66倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割高といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 85.59 (予 45.04)
BPS(1株当たりの純資産) 1,572.65
ROA(純資産利益率) 2.62% (予 1.40%)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。
自己資本比率 49.3%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は良いといえます。
比較される銘柄
まとめ
コロナの影響から2020年12月期は売上が大幅に下がり、赤字となりました。
その後は少し回復しましたが、まだコロナ前の業績までには回復していません。
2023年12月期の業績も減収減益で、原発処理水の海洋放出による中国での売上低下などもあり下方修正となっており、厳しい状況が続いています。
一方、株価も少しづつですが下落しており、上昇する兆しは見えません。
今年度の業績予想は減収減益と、今後の業績には不安があります。
さらに配当もそれほど大きくはないので、長期投資はおすすめはできない状況です。
大型の銘柄で、それほど激しく値動きはしないので、短期投資向けではありません。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:✖
安全性:〇
成長・将来性:△
収益性:△
規模:◎
割安度:✖
値動き:△
高配当投資:△(配当+優待)
長期投資(値上がり益):✖
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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