こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
前回は、転職して「稼ぐ力」を高めることについて、私の経験を元に書かせて頂きました。
今回は、その続きとなります。
前回をご覧になっていない方は、以下を読んでから今回の記事を読むことをおすすめします。
前回、私の1回目(27歳)の転職の経験を書かせて頂きました。
今回は、私の2回目(39歳)の転職の経験を書かせて頂きます。
現在転職を検討されている方におすすめの記事になります。
目次
2社目での仕事
私が1回目の転職をして11年間、半導体製造装置の制御ソフトウェア開発の仕事に従事してきました。
この仕事では、以下のような良いことがあり、充実していたと思っています。
- 先端の技術に携われる
- 自分のスキルを伸ばすことができる、市場価値を高められる
- 顧客の9割が海外の顧客なので海外出張もできる
- 大きな裁量を任せられる
- 人一倍給与が高い
- 直接顧客と話ができる
- 会社の利益に直接貢献できる
転職時に掲げていた条件を全て満たしており、転職は大成功だったと思っています。
この後、11年間必死に仕事を頑張ってきたし、勉強も人一倍したと自負しています。
忙しい仕事の合間に、情報処理の国家試験にも、チャレンジし続け、難関試験にいくつか合格もしました。
私のチャレンジしていた、情報処理技術者試験の記事をありますので、宜しければご覧ください。
気づけば、ソフトウェアの一連の開発プロセス全てを自分で行っていました。
海外に出張して、顧客から要求を聞いてきて、要件定義をして、その要件に従い、ソフトウェアを設計し、開発・テストして、さらに海外に出張して、導入・受入テストと、何から何までやってきました。
2回目の転職決意
そんな充実した日々を送っていて、なぜ転職を考えるのかと思われたかもしれません。
それには、以下のような理由がありました。
今から考えると、傲慢なところもあったと反省しています。
- 私の担当装置は主力商品ではなく、競合に圧倒的なシェアを握られている
- この先管理職になった場合に、海外生活を余儀なくされる
- 私1人に仕事が集中して、他の人を疎ましく感じるようになった
- 仕事できる管理職が、1,2年後に定年を迎える
- 毎日がむしゃらに働くことを、今後も続けられるのか不安を感じた
- 上司の評価が正当にされていないと感じた
- 40歳が近づき、転職するならラストチャンス
1. 担当装置のシェア
半導体製造装置の中には、数多くの装置の種類が存在します。
私の会社の利益は、私の担当装置以外の装置で大半を稼ぎだしており、私の担当装置は業績の足を引っ張っている状態でした。
競合に言うのも恥ずかしいほどのシェアを握られているという状況でした。
言い換えれば、いつ私の担当装置が会社から切り離されても不思議ではなかったのです。
2. 管理職
私の周りの管理職は、1年のほとんどを海外の顧客に密着して情報収集や売り込み、提案を行っているという状況でした。
私も40歳が近づき管理職を意識したときに、1年のほとんどを海外で生活するということは考えられませんでした。
外国語もできませんし、休日何したらいいかわかりませんし、一番つらいのは食べ物がおいしくないです。
食べ物は、やはり日本が一番おいしいと思います。
3.5. 仕事の集中
これはあるあるですが、やはり仕事というのはできる人に集まってきます。
人はたくさんいるのに、仕事ができる数人に負荷が集中します。
必死で頑張っている横では、余裕のある仕事をしていたり、定時に帰っている人が大半でした。
私はそれを横目に、毎日21時22時まで残業しているといった感じでした。
頭では分かっているのですが、負荷やプレッシャーを受ける中で、他の人がすごく疎ましく感じるようになりました。
また、40歳を近づくにつれて体力に衰えを感じる中で、どこまで負荷やプレッシャーを受け続ければよいのか不安になりました。
4. 現管理職の定年
これもあるあるかもしれませんが、現在管理職である世代はここ数年で大量に定年退職していきます。
その下の世代というのは、前回書かせて頂いたようにバブル崩壊で採用が抑制された世代になり、選手層はとても薄いです。
私の部署も例にもれず、あと1,2年で管理職の大半が定年退職して、その負担も私に確実にくると危機感がありました。
これまでの負荷以上の負荷に耐えられる自信はありませんでした。
6. 正当な評価
これは思い過ごしかもしれませんが、上司から人一倍仕事を請け負って必死でやっているにも関わらず、正当な評価をされていないと感じました。
気が立っていたので、そのように感じただけかもしれません。
7. 転職の限界年齢
企業が転職者を審査するときに、年齢というのは重要な項目のうちの1つだと思います。
人は年をとると、頑固になっていたり、変に癖がついていたりしていますし、元々いる人からすれば扱いにくいと思います。
40歳を過ぎると、転職としてはマイナスになることはあっても、プラスになることはありません。
転職できないとは言いませんが、転職しづらいことは確実だと思います。
その中で私は39歳であり、転職するにもラストチャンスと感じていました。
40代での転職についても記事を書いていますので、宜しければご覧ください。
転職理由まとめ
私の担当している事業の危うさと、今後さらに自分の負荷が高まる危機感、転職するなら今しかないことから転職を決意したことになります。
とりわけ、20代後半から30代で、がむしゃらに働いてきて、それ以上に40歳以降もがむしゃらに働かなければならないことが見えていて、それができる自信がなかったということが正直なところだと思います。
贅沢な悩みだと分かっているのですが、弱っていたことによる不安や不満が大きかったのかもしれません。
40歳を直前に控えて、頭の回転も物覚えも、体のキレも落ちてきている中、とても無理だと思ってしまったわけです。
2回目の転職活動
私は、1回目と同様にリクルートエージェントに連絡をとりました。
休日に開催される、リクルートエージェント主催の合同企業面接会を紹介されて出席することにしました。
そこには、私が目星をつけていた企業も何社か参加していたためです。
当日、リクルートエージェントのオフィスの各部屋に、各企業の担当者が待機しており、あらかじめ履歴書を送っておいた企業の部屋に時間になったら訪れて、企業から募集要項の説明や、応募者から自身の紹介等の面接をするというものでした。
この面接が一次面接を兼ねている企業がほとんどだったと思います。
私は2社に応募していましたが、それらの企業との面接をして、その後、応募していない企業側から興味を持たれた人は呼び出されて、その企業と面接をするようなシステムがありました。
私は1社か2社から呼び出されて、面接をしたと記憶しています。
面接を3,4社して帰宅したその日に、第一希望の企業から最終面接に呼ばれることになり、後日最終面接をして内定を頂きました。
すごくすんなり決まってびっくりしました。。。
他の企業とは、ちゃんとした面接はしていませんでした。
これは日々自分の市場価値を高めることを意識して、自身を高めてきたことが功を奏したのだと思います。
仕事をしながら、転職活動するのはとても大変なことです。
休日は面接の練習や履歴書を書いたりしなければなりませんし、平日面接があるのであれば仕事を休まなければなりません。
今回のように合同企業説明会があって、そこに自分の興味がある企業が集まっているのであれば、何回も様々な企業を訪れることなく、1日で複数の1次面接をできるので、すごく楽になりますのでおすすめです。
2回目の転職活動をすんなり決めてしまった私は、果たしてどういう感想なのか?
こちらについては、次回に書きたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願い致します。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
この記事がいいと思ったら、いいねや読者登録をよろしくお願いします。
↓ 次回の記事