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【株式銘柄分析】クリップコーポレーション CLIP Corporation(4705)~教育 スポーツ 飲食 高配当~

こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。

サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。

投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。

 

様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。

 

 

銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。

 

私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。

それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。

 

 

今回は、愛知地盤で小中学生向け学習塾と幼児~小学低学年向けサッカー教室を展開するクリップコーポレーションについて調査をしました。

 

www.clip-cor.co.jp

 

株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。

 

以下の情報は、2024年2月14日現在の情報になります。

 

 目次

 

会社概要

(引用:クリップコーポレーション公式HP)

 

クリップコーポレーションは、愛知地盤で小中学生向け学習塾と幼児~小学低学年向けサッカー教室を展開する会社です。

東京証券取引所スタンダード市場の上場企業

 

会員ビジネスを事業の中核とする当社としましては、顧客の信頼・信用を得て今後とも成長を続けていくためには、従来と同様に営業力とサービス力の継続的な強化と時代に合った戦略が必要であると深く認識しています。

 

そのために、教育事業部門においては、「体験と学習」の考え方を中心に置き、農業体験等の充実・拡大に努めるとともに、各ご家庭へ個別訪問を行い、生徒並びに保護者に対して提案を行い、他塾との差別化を図っていきます。

そのうえで、新規教室の出店を積極的に行っていきます。

 

スポーツ事業部門においては、新規スクールの出店・生徒募集を徹底し、売上回復を図っていきます。

 

飲食事業部門については、エリア拡大・顧客数の増加による増収とコスト削減による利益確保が重要な課題であると認識しています。

 

その他の事業については、次の柱を構築することを目的として、

  1. 現金商売であること
  2. 会員ビジネス(リピーターを含む)であること
  3. エンドユーザー対象であるビジネスであること
  4. 当初の設備投資が安価であること
  5. 事業を担当する責任者が当社の体質を十分に理解していること

を基本においてグループ全体の活性化と人材の活用を目指していきます。

 

経営理念は「サービスの提供を通じて社会に認められる企業を目指す。

サービス提供の主体である人材を育成し、社員一人一人の自己実現を支援する。」、

基本方針は「すべてのステークホルダーの最大価値を目指す。」です。

 

(引用:クリップコーポレーション公式HP)

 

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関連セクター

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沿革

▼クリックで詳細表示

1981年5月 - 株式会社湯浅教育システム中部を設立

1989年11月 - 社名を株式会社ユアサシステムへ変更

1997年1月 - 社名を株式会社クリップコーポレーションへ変更

1998年9月 - 株式を店頭公開(現 ジャスダック証券取引所

2000年2月 - 株式会社クリップアクトスタジオを設立

2000年4月 - 株式会社クリップホームを設立

2001年9月 - 株式会社クリップアクトスタジオ営業休止

2002年12月 - 株式会社クリップホームを株式会社クリップワークへ社名変更

2003年7月 - 株式会社クリップアクトスタジオを売却(株式譲渡)

2004年1月 - 中国上海市に子会社の上海井上憲商務諮詢有限公司を設立

2004年2月 - 子会社の株式会社ユアサトータルサービスを解散

2004年3月 - 子会社の株式会社クリップワークを解散

2004年9月 - 株式会社螢雪ゼミナールの全株式を取得しグループ化

2004年12月 - ジャスダック証券取引所へ上場

2010年7月 - ジャスダック証券取引所大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所ジャスダック市場)へ上場

2013年7月 - 大阪証券取引所東京証券取引所が現物市場統合したことにより、東京証券取引所ジャスダック・スタンダード市場に上場

2014年10月 - 上海井上憲商務諮詢有限公司住源房地産経紀(上海)有限公司を設立

2015年11月 - 月株式会社日本体験センターを設立

2016年9月 - CLIP FIRST LINK PTE. LTD.を設立

2017年12月 - 有限会社アクシスの全株式を取得しグループ化

 

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事業内容

クリップコーポレーションの事業は、以下の6つからなります。

 

【連結事業】教育 79%、スポーツ 11%、飲食 6%、他 4%

 

教育事業

昭和56年(1981年)より携わってきた当社の中核となる事業です。

 

「子どもは勉強のやり方さえわかれば勉強ができるようになる」と私たちは考えています。

そのため、私たちはまず子どもたちといっしょに宿題や提出物に取り組み、自主的に学ぶ習慣を身に付けさせると同時に一人ひとりに合った勉強のやり方について指導します。

自ら勉強することの楽しさを理解した子どもたちは次第に勉強が好きになり、成績を伸ばしていきます。

そして、自ら考え、自ら決断し、自ら行動する力も育まれていきます。

 

学習の目的のひとつはこの「自ら考える力」を育むこと。

当社の学習塾は社会で活躍するのに必要な「人間力」を育てることも目標としています。

 

(引用:クリップコーポレーション公式HP)

 

スポーツ事業

当社にとってスポーツ事業はもうひとつの教育事業です。

 

2、3歳の幼児から小学生までを対象としたサッカースクールやバスケットホールスクールは子どもたちの健全な成長を願って設立したもの。

スポーツを通じて知力や体力、精神力が育まれるだけでなく、異なる年齢、異なる学年の子どもたちがふれ合うことにより、協力し合うのに必要な協調性、自ら行動するための主体性や積極性なども身に付きます。

 

また、より小さい子どもであれば、楽しくボール遊びをしながら、あいさつの大切さや思いやりの心について学ぶこともできます。

未来の社会を担う子どもたちの可能性を広げ、より良い社会作りに貢献したい。それが私たちの願いです。

 

(引用:クリップコーポレーション公式HP)

 

飲食事業

私たちが手掛けるのはお魚・お野菜をふんだんに使用した和食中心のお弁当です。

 

主菜・副菜の栄養バランスがとれているのはもちろん、お野菜は直営農場で栽培している無農薬・減農薬野菜を中心に使い、保存料や着色料などの添加物は極力使わないなど、食材の安心・安全にも気を配っています。

 

また、お客様一人ひとりのご要望にできる限りお応えしています。

そのためご飯やおかずの量、味付けを調整することができます。

特にご高齢者様には、食べやすいように、おかゆ、きざみ食などの対応も行っています。

 

地域貢献、社会貢献の一環としては、ご高齢者様に配達の際に、安否確認を行っています。

今後も皆様の健康と安全を第一に考えた配食サービスを提供していきます。

 

(引用:クリップコーポレーション公式HP)

 

新規事業

教育事業とスポーツ事業を主事業として発展してきた当社は、その事業拡大を目指すと同時に新たな分野にも積極的に挑戦を続けています。

 

企業の成長には社内を活性化する優秀な人材の獲得が不可欠です。

逆に活発な企業風土なくして優秀な人材の獲得は見込めません。

優秀で魅力的な人材の確保と企業の積極性は企業発展のための両輪と言えるのです。

 

新たな風を呼び込む人材の獲得を進めながら、今までにない新たな価値や可能性を秘めた事業、さらなる進化や深化を見込める事業、そして当社の既存事業との相乗効果を期待できる事業など、様々な可能性を探り、当社にとって新たな柱となる新規事業の確立に挑戦していきます。

 

(引用:クリップコーポレーション公式HP)

 

不動産事業

当社にとって、不動産事業も新規事業のひとつです。

衣食住のうち、住環境についても、社会貢献していく分野と考えています。

 

現在は、愛知県内の不動産の取り扱いがメインとなっていますが、将来は、日本全国への進出、海外への発展を進め、社会貢献していきたいと考えています。

 

(引用:クリップコーポレーション公式HP)

 

海外事業

常に新規事業に挑戦し続ける姿勢は、日本国内だけにとどまらず、海外にも向かっています。

 

上海とシンガポールに拠点を設立し、現在はハワイブランドの構築も進めています。

日本国内だけにとどまらず、世界にはばたく志を持ち、自分自身を成長させていく。

そんな気持ちを共有し、会社を発展させていきたいと考えています。

 

2022年10月よりハワイブランドの衣料、雑貨販売をスタートしています。

 

(引用:クリップコーポレーション公式HP)

 

 

時価総額

クリップコーポレーションの時価総額41.10億です。(2024年2月14日現在)

 

社員の状況

従業員数:単体 98名(臨時191名)

    連結 195名(臨時345名)

平均勤続年数:8.90年

平均年齢:37.40歳

平均年収:368万円

 

 

業績

2023年5月10日に発表された2023年3月期の決算短信は以下です。

連結売上高は前期比8.5%減、経常利益は42.6%減の1億8,300万円となっています。

売上高営業利益率は前年の9.53%から6%に悪化しました。

 

 

(引用:クリップコーポレーション公式HP)

 

2024年3月期の連結業績予想は増収増益になります。

 

 

2023年11月8日に第2四半期連結業績予想の修正(下方修正)が発表されています。

今回は第2四半期の業績予想の修正でしたが、通期業績予想の修正もそのうちあるかもしれません。

 

 

次に、2024年2月14日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。

連結売上高は前年同期比3.3%増、経常利益は84.9%減の1,400万円となっています。

売上高営業利益率は前年同期の4.09%から0.36%と大幅に悪化しました。

第3四半期時点の経常利益の進捗率は107.69%となりました。

 


3Q時点で経常利益の進捗率は100%を超えており、どこかで上方修正があるかもしれません。

 

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適時開示情報

2024年2月14日 2024年3月期 第3四半期決算短信

2024年1月31日 特別利益の計上に関するお知らせ 1億21百万円

2023年11月10日 2024年3月期 第2四半期決算短信

2023年11月8日 業績予想の修正に関するお知らせ

2023年8月8日 2024年3月期 第1四半期決算短信

2023年5月10日 2023年3月期決算短信

 

株主還元について

過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。

近年5.5%前後の配当を出しており、高配当をいえます。

 

2014年3月 4.81%  47.5%

2015年3月 4.59%  64.7%

2016年3月 4.98%  112.2%

2017年3月 4.54%  273.4%

2018年3月 4.30%  97.8%

2019年3月 5.15%  117.2%

2020年3月 6.01%  80.8%

2021年3月 4.68%  168.9%

2022年3月 5.84%  76.1%

2023年3月 5.71%  154.8%

2024年2月 4.97%

 

(引用:クリップコーポレーション公式HP)

 

株主優待はありません。

 

配当権利付き最終日・権利落ち

配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。

権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。

 

クリップコーポレーションは、3月と(9月)が配当月になります。

 

権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。

権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。

 

 

株価推移

10年チャートで見ると、2016年から2020年までは下落傾向でしたが、それ以降は横ばいで推移しています。

 

過去10年チャート

 

6か月チャートで見ると、緩やかな上昇傾向が続いていましたが、2月に急落しています。

 

過去6か月チャート

 

finance.yahoo.co.jp

 

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株価指標

PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か)  31.99倍 (予 20.60倍)

PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か)  0.69倍

 

PERの目安は15倍、RBRは1倍なので、株価は割高と言えます。

 

EPS(1株当たりの純利益) 29.07 (予 45.15)

BPS(1株当たりの純資産) 1,350.22

 

(引用:クリップコーポレーション公式HP)

 

ROE自己資本利益率) 2.05% (予 3.34%)

ROA(純資産利益率) 1.85% (予 2.89%)

 

ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は非常に悪いといえます。

 

自己資本比率 86.3%

 

自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。

 

 

比較される銘柄

城南進学研究社(4720)

ナガセ(9733)

すららネット(3998)

 

まとめ

少子化ということで、業績は少しづつ落ちています。

2024年3月期の業績予想は増収増益ですが、2Q業績予想も下方修正が出ており、厳しい状況が続いています。

 

一方、株価は直近は上昇しているものの、長期的に見ると安値付近で横ばいとなっています。

高配当ではありますが、この業績では長期投資は避けた方がよさそうです。

配当の権利取りのために、短期的に購入するが最良と思います。

 

小型の銘柄ですが、値動きは小さそうなので、短期投資向きではありません。

 

ということで、私の投資判断としては以下です。

あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。

 

直近業績:✖

安全性:◎

成長・将来性:△

収益性:△

規模:✖

割安度:✖

値動き:△

 

高配当投資:◎

長期投資(値上がり益):✖

短期投資:✖

 

株のプロによる推奨銘柄はコチラ! 

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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