こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。
お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。
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今回は、光検出器関連で高技術を持ち、光電子倍増管で世界シェア90%を誇る浜松ホトニクスについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年5月30日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:浜松ホトニクス公式HP)
浜松ホトニクスは、光検出器関連で高技術を持ち、光電子倍増管で世界シェア90%を誇る会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
JPX日経400およびJPXプライム150の構成銘柄の1つ
1926年12月25日、浜松の地で、ブラウン管上に電子的に「イ」の字が映し出されました。
後に「日本のテレビの父」と呼ばれる高柳健次郎博士が世界にまだないものを生み出した瞬間です。
この「テレビジョン」技術は世界中の人々の暮らしを一変させました。
そして、浜松ホトニクスという「光子 photon」を仕事とする会社を生み出したのです。
浜松ホトニクスの製品・光技術
光センサであったり、光源であったり、それらを使ったシステムであったり。
これらは、さまざまな新しい技術や装置に使われることで、人々の生活を支え、社会のさまざまな豊かさを実現することに役立っています。
たとえば、最先端の医療機器や検査装置、細胞の機能を明らかにする顕微鏡や、宇宙の謎を探る巨大望遠鏡、そして近未来の社会システム
それがなければ、実現できない
それがなければ、の目的に辿りつかない
それがなければ、未来と出会えない
私たちは、自分たちの光技術を、「Key Enabling Technology」だと自負しています。
私たちは、世の中にまだないものをつくろうとする会社なのです。
まだないものを目指す研究、できるはずがないと思われている技術の開発は、ときに厳しく、また、ときには予期せぬ成果を生み出したりもします。
そのような取り組みこそが、人々に新たな価値をもたらし、世界に新たな産業を生み出すと信じています。
高柳先生の精神を継いで、このHAMAMATSUをその基盤となる議刈技術の地とするため、私たちはその中心的存在として、未来をつくりあげる下地を構築する努力を続けています。
「イ」の字から100年目となる、2026年
そのときに、世界をふたたび変えるような「イ」をお目にかけたい
私たちはそんな会社です。
スピリッツは「先人たちから受け継ぐ、未知未踏を追い求める製品」です。
(引用:浜松ホトニクス公式HP)
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関連セクター
沿革
1948年の「東海電子研究所」設立、1953年の「浜松テレビ株式会社」創立から始まり、1983年の「浜松ホトニクス株式会社」への社名変更を経て、今日まで光技術を追求し続けている浜松ホトニクス
▼クリックで詳細表示
1948年 - 堀内平八郎 東京電子研究所を設立
戦後の廃墟の中、光電への夢を胸に船出
1951年 - 街路灯自動点滅器に採用された光電管PV26
1953年 - 浜松テレビ株式会社を光技術と産業を結びつけることを理念に設立
模写電送用光電管G5Eの製造開始
当社初のテレビカメラ製品『水中カメラ』を開発、科学・産業分野への応用スタート
1956年 - セレン光電面ビジコン発売
1958年 - 初めての半導体製品CdSセルの開発、初めての大量生産スタート
1959年 - 現在にも続く主力製品、高電子倍増管の開発に成功
1963年 - 赤外線用テレビカメラ発売
1964年 - 市野工場開設
1966年 - ホロ-カソードランプ、重水素ランプ試作開始
ニューヨーク事務所開設
1967年 - ロケット自動追尾装置(X-Yトラッカー)の開発に成功、宇宙開発事業への参画始まる
1969年 - メディカル分野への進出、テレビカメラを用いた瞳孔面積計測装置の開発
1972年 - 電子管の開発、製造で蓄積したノウハウをもとにシリコンフォトダイオードの開発
1973年 - 豊岡製作所開設
西ドイツに合弁会社設立
1977年 - ストリークカメラシステム発売
コンピュータとの接続で新境地を拓く、コンピュータ用ビジコンカメラの開発
1978年 - 打ち上げられた宇宙の目、宇宙からのオーロラ撮像に世界で初めて成功
1980年 - 光技術の総合力をPRしたプライベート展示会 第1回『フォトンフェア』開催
1982年 - 時代の変化に伴う柔軟な企業活動を行うために事業部制導入を決定
極微弱光計測、シングルフォトン検出への挑戦、単一フォトンによるヤングの干渉実験に成功
1983年 - 浜松ホトニクス株式会社に社名変更
ホトニックマイクロスコープ(顕微鏡用カメラシステム)発売
1984年 - 光子・粒子計数型画像計測装置PIAS発売
株式店頭公開登録
キセノンランプ発売
1985年 - 浜松市砂山町に本社事務所開設
フランスに現地法人設立
高出力パルスレーザダイオード発売
1988年 - 皇太子殿下(現 上皇陛下)豊岡製作所に行啓
イギリス、スウェーデンに現地法人、中国に合弁会社(製造子会社)設立
1990年 - 中央研究所開設
1991年 - イタリアに現地法人設立
1994年 - 都田製作所開設
マイクロフォーカスX線源発売
1996年 - 東京証券取引所市場第二部上場
1998年 - 東京証券取引所市場第一部上場
半導体レーザによるイネの人工室内栽培に世界で初めて成功
2002年 - 光電子倍増管が設置されたカミオカンデでの研究により小柴昌俊東京大学名誉教授がノーベル物理学賞受賞
2003年 - がんや認知症の早期発見の実証を目的とする一般財団法人 浜松光医学財団:浜松PET診断センター竣工
2005年 - 光技術を使って新しい産業創成を目指す「光産業創成大学院大学」を開学
バーチャルスライドスキャナNanoZoomer発売
2010年 - 欧州販売子会社間の業務効率化のため、欧州統括会社を設立
2011年 - 中国に現地法人(販売子会社)を設立
2013年 - 「浜松を光の尖端都市に~浜松光宣言2013」を地元3大学と調印
フランソワ・アングレール名誉教授、ピーター・ヒッグス名誉教授がノーベル物理学賞受賞
2014年 - ニュートリノの観測に貢献した「20インチ光電子倍増管」がIEEEマイルストーンに認定
2015年 - 光電子倍増管が設置されたスーパーカミオカンデでの研究により梶田隆章東京大学教授がノーベル物理学賞受賞
2017年 - 半導体検査装置向け光源製造・販売エナジティック社を子会社化
2020年 - 韓国に現地法人を設立
事業内容
浜松ホトニクスは、以下の7つの事業からなります。
【連結事業】電子管 39%、光半導体 44%、画像計測機器 14%、他 3%
【海外】77%
電子管事業
高速・高感度な光電子倍増管を代表する光センサや各種光源(ランプ)の開発、製造、販売を主な事業としています。
(引用:浜松ホトニクス公式HP)
固体事業
フォトダイオード、フォトIC、イメージセンサなどの光半導体素子の開発、製造、販売を主な事業としています。
(引用:浜松ホトニクス公式HP)
システム事業
ライフサイエンスや半導体、医療などの産業・研究用途にシステムアップされた装置の開発、製造、販売を主な事業としています。
(引用:浜松ホトニクス公式HP)
レーザ事業
レーザ核融合の研究を柱とする、レーザ技術の複眼的な開発を目指しています。
(引用:浜松ホトニクス公式HP)
中央研究所
光の本質を追求する基礎研究、そこで得られた技術や知識に応用するための応用研究など、幅広い研究を行っています。
(引用:浜松ホトニクス公式HP)
グローバル・ストラテジック・チャレンジ・センター(GSCC)
既存事業の枠にとらわれない新たな製品・技術開発の展開や、新しい応用の創造・拡大、さらには新規事業の開拓を目指す推進組織です。
(引用:浜松ホトニクス公式HP)
健康情報室(PETがん検診)
浜松PET診断センターで実施中のPETがん検診の予約窓口業務を行っています。
(引用:浜松ホトニクス公式HP)
時価総額
浜松ホトニクスの時価総額は7,529.47億円です。(2024年5月30日現在)
社員の状況
従業員数:連結 5,795名
単体 4,071名
平均勤続年数:15.7年
平均年齢:39.9歳
平均年収:772万円
業績
2023年11月10日に発表された2023年9月期の決算短信は以下です。
連結売上高は6.1%増で、経常利益は0.9%増の594億1,500万円となっています。
売上高営業利益率は前年の27.29%から25.59%と横ばいでした。
(引用:浜松ホトニクス公式HP)
2024年9月期の連結業績予想は増収減益になります。
次に、2024年5月9日に発表された2024年9月期の2Q決算の結果です。
連結売上高は6.8%減で、経常利益は33.8%減の215億2,100万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の28.24%から19.29%と悪化しました。
第2四半期時点の経常利益の進捗率は54.21%でした。
同時に、通期業績予想の修正(下方修正)が発表されています。
適時開示情報
2024年6月21日 自己株式取得に係る事項の決定及び自己株式の消却に関するお知らせ 1.33%
2024年5月9日 2024年9月期 第2四半期決算短信
2023年11月10日 2023年9月期決算短信
株主還元について
過去の配当利回りと配当性向は以下です。
近年は1.0%前後の配当を出しています。
2014年9月 1.06% 29.2%
2015年9月 1.26% 32.9%
2016年9月 1.10% 27.7%
2017年9月 1.00% 30.1%
2018年9月 0.82% 27.1%
2019年9月 1.00% 31.1%
2020年9月 0.76% 37.5%
2021年9月 0.69% 29.7%
2022年9月 1.16% 27.0%
2023年9月 1.21% 27.5%
2024年5月 1.67%
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
浜松ホトニクスは、3月、9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2020年まで上昇傾向が続きましたが、それ以降は下落しています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、1月から2月まで下落傾向が続いていましたが、それ以降は上昇しています。
5月に入って急落しています。
過去6か月チャート
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株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 16.81倍 (予 24.48倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 2.17倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割高といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 276.54 (予 189.84)
BPS(1株当たりの純資産) 2,138.34
ROA(純資産利益率) 10.63% (予 7.24%)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は優良といえます。
自己資本比率 81.6%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。
比較される銘柄
まとめ
売上・利益は、この3年間大きく伸びました。
2024年9月期は増収減益予想でしたが、下方修正があり減収減益です。
一方、株価は2023年夏以降下落しています。
配当は小さいので、キャピタルゲイン狙い一択です。
業績は急速に伸びた反動で直近は縮小傾向、株価も下落が続いているため、長期投資するのは業績が上向くまで待った方が良いでしょう。
大型の銘柄で、値動きは小さそうなので、短期投資向きではありません。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:△
安全性:◎
成長・将来性:◎
収益性:◎
規模:〇
割安度:✖
値動き:△
高配当投資:△
長期投資(値上がり益):△
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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