こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
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銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。
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今回は、分析・計測機器大手で、X線診断装置、半導体製造装置搭載のポンプ、防衛省向け航空機器などを取り扱う島津製作所について調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年2月29日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:島津製作所公式HP)
島津製作所は、分析・計測機器大手で、X線診断装置、半導体製造装置搭載のポンプ、防衛省向け航空機器などを取り扱う会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
JPX日経400およびJPXプライム150の構成銘柄の1つ
島津製作所は、「科学技術で社会に貢献する」を社是として事業を展開し、まもなく創業から150年を迎えます。
当社が提供する分析・計測機器や産業機器、航空関連機器は、多くの産業分野で広く採用いただき、お客様の事業を通して社会の安全、安心を守り、利便性を向上させる役割を果たしています。
また、医療機関における診断、治療、健康測定や、新薬の開発を支援する機器は、健康な日々を過ごしたいという人々の願いを支える大切な役割を担っています。
私たちが微力ながらも社会に貢献し続けることができた理由、私はそれを、お客様が解決したい課題に向き合い挑戦を続けてきたことにあると考えています。
気体から液体、固体まで、遺伝子もタンパク質も、およそあらゆる物の性質を「分けて見る」ための技術を磨いてきました。
その積み重ねが多様性に富んだ技術の宝庫を築き上げ、お客様から課題を寄せられた際に、いち早くSolutionを見出すことにつながったのだと考えています。
社会は今、過去に経験したことのないほどの勢いで変化を続けています。
パンデミックや地球温暖化、少子高齢化など、絶え間なく課題が生まれてくる中で、私たちは積極的にその解決に挑もうと決意を新たにしています。
社会と地球の声なき声に耳を澄ませ、私たち自身が解決に向けて立ち上がり、世界のお客様とともに新たなイノベーション創出にとりくむ。
これこそ「科学技術で社会に貢献する」ことを社是に掲げる私たちの使命です。
社是は「科学技術で社会に貢献する」、
経営理念は「「人と地球の健康」への願いを実現する」です。
(引用:島津製作所公式HP)
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沿革
▼クリックで詳細表示
1875年 - 初代島津源蔵 京都木屋町二条南で創業、教育用理化学器械製造を開始
1877年 - 日本で初めて有人軽気球の飛揚に成功
1882年 - 理化器械目録表を発行
1896年 - X線写真の撮影に成功
1897年 - 蓄電池の製造を開始
1909年 - 日本初の医療用X線装置を完成
1915年 - 光学測定器の製造を開始
1917年 - 株式会社に改組、蓄電池部を別会社化
1920年 - 大連出張所を開設
1930年 - 二代目島津源蔵が、わが国十大発明家の一人として、宮中賜餐にあずかる
1933年 - 工業用X線装置を開発
1934年 - 日本初の分光写真器を完成
1936年 - 航空機器の製造を開始
1952年 - 日本初の光電式分光光度計を開発
1956年 - 日本初のガスクロマトグラフを開発
1961年 - 世界初の遠隔操作式X線テレビジョン装置を開発
1963年 - ニューヨーク事務所を開設
東京研究所を開設
1967年 - 自動車の走行シミュレーターを開発
1968年 - ドイツにShimadzu (Europe) GmbHを設立
1975年 - 創立100年を契機に、創業の地・木屋町二条に「島津製作所 創業記念資料館」を開設
アメリカにShimadzu Scientific Instruments, Inc.を設立
1978年 - モジュラー構造の液体クロマトグラフを日本で初めて開発
1979年 - アメリカにShimadzu Precision Instruments, Inc.を設立
1980年 - (財)島津科学技術振興財団を設立
1983年 - アメリカで分析機器の製造を開始
1987年 - ドイツで分析機器の製造を開始
1989年 - 英Kratos Groupを買収
1991年 - けいはんな研究所開設
秦野工場を開設
1992年 - 中国に合弁会社北京島津医療器械有限公司を設立
1996年 - フィリピンにShimadzu Philippines Manufacturing Inc.を設立
1997年 - 製造関係会社島根島津株式会社を設立
ベトナムにShimadzu Vietnam Medical Hi-Tech Company Ltd.を設立
1998年 - 島津(香港)有限公司を設立
中国に島津儀器(蘇州)有限公司を設立
1999年 - 世界最高速の遺伝子解析装置を開発
2000年 - 韓国にDong-il SHIMADZU CORPORATIONを設立
2001年 - ライフサイエンス研究所を京都・つくばに開設
2002年 - 田中耕一がノーベル化学賞を受賞、文化勲章を受章
2003年 - 本社・三条工場に田中耕一記念質量分析研究所を設立
直接変換方式フラットパネル検出器(FPD)を搭載した世界初の循環器用X線診断装置を開発
2005年 - 次世代医療技術である分子イメージング機器開発への取組みを強化
光学部品等の製造会社株式会社島津デバイス製造を設立
分析・計測機器の製造会社島津エイテック株式会社を設立
2006年 - 欧州にSHIMADZU UK Ltd.など3社を設立
インドにShimadzu Analytical India Private Limitedを設立
中国に受託分析会社島津(広州)検測技術有限公司を設立
2008年 - 三菱重工業からターボ分子ポンプ事業を譲受
2010年 - 国産初のトリプル四重極型液体クロマトグラフ質量分析計を開発
2011年 - 中国に分析計測機器の開発センターを開設
2012年 - 食品放射能検査装置FOODSEYEを発売
2013年 - ウルグアイにShimadzu Latin America S.A.を設立
2014年 - 本社・三条工場に本社棟が竣工
日本初の乳房専用PET装置を開発
2015年 - 宮崎県と共同設立した「一般社団法人 食の安全分析センター」が開所
2016年 - マレーシアにShimadzu Manufactureing Asia Sdn. Bhd.を設立
2017年 - 島津エアロテック株式会社を設立
フランスのAlsachim SAS社を買収
2018年 - 血液から脳内アミロイド蓄積を推定する受託分析を開始
ドイツのinfraserv Vakuumservice GmbH社を買収
グループ会社2社を統合して島津産機システムズ株式会社を設立
2019年 - 中国に「中国イノベーションセンター」を設立
本社・三条工場にヘルスケアR&Dセンターが開所
韓国にShimadzu Scientific Korea Corporationを設立
アメリカのCore Medical Imaging, Inc.社を買収
2020年 - ベトナムにShimadzu Vietnam Co., Ltd.を設立
新型コロナウイルス検出試薬キットを日本国内で発売
全自動リアルタイムPCR装置を日本国内で発売
2021年 - 頭部と乳房の検査に特化した、世界初のTOF-PET装置を発売
アルツハイマー病の原因候補物質を測定する「アミロイドMS CL」を発売
中国で油圧機器新工場が竣工
2022年 - グループ会社2社を統合して島津トラステック株式会社を設立
けいはんな基盤所に「Shimadzuみらい共創ラボ」を開設
日水製薬株式会社(現 島津ダイアグノスティクス株式会社)を完全子会社化
2023年 - 川崎市に「Shimadzu Tokyo Innovation Plaza」を開設
仏ソフトウェア会社Biomaneo社を買収
長崎市に「Shimadzu Nagasaki Collaboration Lab」を開設
事業内容
島津製作所は、以下の6つの事業からなります。
「人の健康」「安心・安全な社会」「産業の発展」の事業領域で、世界中のパートナーとともに革新的な製品・サービスを創出し、より豊かな社会の構築に貢献します。
【連結事業】 計測機器 65%、医用機器 16%、航空機器 5%、産業機器 13%、他 1%
【海外】56%
分析計測機器
最先端の分析計測技術で、医薬、環境、ライフサイエンスなど様々な分野における研究開発・品質管理に貢献しています。
(引用:島津製作所公式HP)
医用画像診断機器
世界中の医療現場で、感染症や脳/心疾患、がんなどの様々な疾病の早期発見・早期治療に貢献しています。
(引用:島津製作所公式HP)
真空/産業機械
半導体製造プロセスに関わる機器を提供するなど、モノづくり産業の発展に貢献しています。
(引用:島津製作所公式HP)
油圧機器
建設機械や農業機械、産業車両などのキーパーツとして、産業の発展に貢献しています。
(引用:島津製作所公式HP)
航空/海洋/磁気計測機器
安全な運行や搭載者にとって快適な環境の実現、安全かつ効率的な海洋開発に貢献しています。
(引用:島津製作所公式HP)
光学素子/分光機器/屈折計
長年培ってきた分光技術や微細加工技術で、分光分析機器などの性能向上に貢献しています。
(引用:島津製作所公式HP)
時価総額
島津製作所の時価総額は1.1941兆円です。(2024年2月29日現在)
社員の状況
従業員数:連結 13,898名(臨時1,386名)
単体 3,541名(臨時393名)
平均勤続年数:18.40年
平均年齢:43.60歳
平均年収:859万円
業績
2023年5月10日に発表された2023年3月期の決算短信は以下です。
連結売上高は12.6%増で、経常利益は8.1%増の708億8,200万円となっています。
売上高営業利益率は前年の14.90%から14.15%と横ばいでした。
(引用:島津製作所公式HP)
2024年3月期の連結業績予想は増収増益になります。
2023年11月7日には、通期連結業績予想の修正(上方修正)が発表されています。
次に、2024年2月6日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。
連結売上高は7.7%増、経常利益は9.5%増の529億1,300万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の13.49%から13.88%と横ばいしました。
第3四半期時点の経常利益の進捗率は71.50%でした。
上方修正を出すほど、業績は好調に推移しています。
適時開示情報
2024年2月6日 2024年3月期 第3四半期決算短信
2023年11月7日 2024年3月期 第2四半期決算短信
2023年5月10日 2023年3月期決算短信
株主還元について
過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。
近年は1.0%前後の配当を出しています。
2014年3月 0.98% 27.3%
2015年3月 0.97% 20.8%
2016年3月 1.02% 22.2%
2017年3月 1.13% 22.3%
2018年3月 0.80% 23.7%
2019年3月 0.88% 25.4%
2020年3月 1.05% 27.8%
2021年3月 0.85% 27.8%
2022年3月 1.13% 29.9%
2023年3月 1.30% 30.6%
2024年2月 1.44%
(引用:島津製作所公式HP)
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
島津製作所は、3月、9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2021年までは上昇傾向、それ以降はゆるやかに下落傾向が続いています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、10月までは下落傾向でしたが、それ以降1月までは上昇、2月に一旦下落して少し戻しています。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 22.65倍 (予 21.43倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 2.59倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割高といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 176.61 (予 186.62)
BPS(1株当たりの純資産) 1,541.86
(引用:島津製作所公式HP)
ROE(自己資本利益率) 13.13% (予 12.10%)
ROA(純資産利益率) 8.41% (予 8.84%)
(引用:島津製作所公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は優良といえます。
自己資本比率 73.0%
(引用:島津製作所公式HP)
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。
比較される銘柄
まとめ
売上は年々伸びており、成長企業といえます。
売上に応じて、利益も伸びています。
2024年3月期の業績予想も増収増益で、上方修正もしています。
一方、株価は2021年からゆるやかに下落傾向です。
配当は小さいので、キャピタルゲイン一択です。
売上・利益は拡大を続けており、将来性もある事業なので、長期投資するのが最良です。
大型の銘柄で、値動きは小さそうなので、短期投資向けではないです。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:〇
安全性:◎
成長・将来性:〇
収益性:◎
規模:◎
割安度:✖
値動き:△
高配当投資:△
長期投資(値上がり益):◎
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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