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【株式銘柄分析】川崎重工業 Kawasaki(7012)~総合重機大手 三大重工企業の一角 航空機 鉄道車両 大型2輪 潜水艦 日経平均株価~

こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。

サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。

投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。

 

様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。

 

 

銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。

 

私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。

それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。

 

 

今回は、総合重機大手で旅客機分担品や鉄道車両、大型2輪を開発・製造する川崎重工業について調査をしました。

 

www.khi.co.jp

 

株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。

 

以下の情報は、2024年2月9日現在の情報になります。

 

 目次

 

会社概要

(引用:川崎重工業公式HP)

 

川崎重工業は、総合重機大手で旅客機分担品や鉄道車両、大型2輪を開発・製造する会社です。

自衛隊の潜水艦、航空機も担っています。

 

三菱重工業IHIと共に三大重工企業の一角を成します。

東京証券取引所市場プライム市場の上場企業

日経平均株価の構成銘柄の1つ

 

1896年の創立以来、120年以上にわたり、陸・海・空の幅広い事業分野で、ものづくりを通して高い技術・知見を培ってきました。

 

それぞれの時代において、最先端の技術をベースにさまざまな価値を提供してきましたが、常に世界の人々の多様な要望に応える製品・サービスを時代の変化に合わせて提供し、お客様と社会の可能性を切り拓く力になることが、当社グループの掲げるミッション「世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する”Global Kawasaki”」の実現につながるものと確信しています。

 

(引用:川崎重工業公式HP)

 

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関連セクター

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沿革

▼クリックで詳細表示

1878年 - 川崎築地造船所(東京)を開設(創業)

1896年 - 株式会社川崎造船所(神戸)を創立

1897年 - 伊丸(川崎造船所第一番船)浸水

1906年 - わが国初の潜水艇を完成

1908年 - 民間造船所初の大型軍艦「淀」竣工

1911年 - 国産化第1号蒸気機関車完成

1919年 - 船舶部を分離して、川崎汽船(株)を設立

1922年 - 当社初の航空機(乙式一型偵察機)完成

1926年 - 東京市永代橋を製作

1928年 - 兵庫工場を分離して、川崎車輌(株)を設立

1933年 - 「六甲号」自動車の製作販売を開始

1934年 - 中国へ「あじあ号」用パシナ形蒸気機関車を納入

1937年 - 飛行機部門を分離して、川崎航空機工業(株)を設立

1939年 - 川崎重工業株式会社として社名変更

1941年 - 「飛燕」戦闘機の生産を開始

1950年 - 製鉄部門を分離して、川崎製鉄(株)を設立

1952年 - ヘリコプタの製造を開始(ベル47D型)

1969年 - 川崎重工業川崎車輌川崎航空機工業の合併

    国産初の産業用ロボット「川崎ユニメート2000」誕生

    モーターサイクル「H1」を発売

1972年 - モーターサイクル「Z1」を発売

    汽車製造(株)を合併、川重冷熱サービス(株)を設立

1973年 - ジェットスキーの販売を開始

1975年 - 米国でモータサイクルの生産を開始

1976年 - ガスタービン発電設備PU200を開発

1979年 - BK117型ヘリコプタ初飛行

1981年 - わが国初のLNG運搬船を引渡し

1986年 - アメリカで鉄道車両生産開始

1988年 - アメリカで建設機械生産開始

1989年 - 明石海峡大橋主塔工事を受注

1991年 - 英仏海峡海底鉄道トンネル掘削機、掘削に成功

1996年 - 東京湾アクアライン向け世界最大径シールド掘削機、掘削完了

2001年 - 北米唯一の鉄道車両の一貫製造を行う最新鋭の鉄道車両専用工場が完成

2002年 - 船舶部門が(株)川崎造船として分社独立

    精機部門(油圧機器部門)が(株)カワサキプレシジョンマシナリとして分社独立

2003年 - 破砕機事業部門が(株)アーステクニカとして分社独立((株)神戸製鋼所との合併)

2004年 - 台湾高速鉄道向け車両初出荷

2005年 - プラント部門がカワサキプラントシステムズ(株)として分社独立

2006年 - 環境部門がカワサキ環境エンジニアリング(株)として分社独立

2007年 - カワサキプラントシステムズ(株)とカワサキ環境エンジニアリング(株)が合併し、新たにカワサキプラントシステムズ(株)として発足

    次期固定翼哨戒機(XP-1)試作1号機・次期輸送機(XC-2)試作1号機ロールアウト

2008年 - (株)アーステクニカを完全子会社化

2009年 - 建設機械部門が(株)KCMとして分社独立

2010年 - (株)川崎造船カワサキプレシジョンマシナリ、カワサキプラントシステムズを再統合

2013年 - シスメックス(株)と医療用ロボットの開発に向けたマーケティング会社(株)メディカロイドを設立

2015年 - (株)KCMを日立建機グループに譲渡

2017年 - 米国工場で当社初となるボーイング社向け民間旅客機用貨物扉の製造ラインが完成

2018年 - 米国工場で当社初となるボーイング社向け民間旅客機用貨物扉が完成

2021年 - 鉄道車両部門が川崎車両(株)として分社独立

    モータサイクル&エンジン部門がカワサキモータース(株)として分社独立

 

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事業内容

川崎重工業は、以下の5つの事業からなります。

 

【連結事業】航空宇宙 20%、車両 8%、エネルギーマリン 18%、精密・ロボット 15%、モーターサイクル 34%、他 5%

【海外】60%

 

車両事業

日本における鉄道車両製造のトップメーカーとして、新幹線をはじめとする電車・客車・貨車・機関車・ディーゼル機関車新交通システムなどさまざまな車両を世界に送り出しています。

 

マザーファクトリーである神戸本社に加え、米国にも2つの本格的な工場を有します。

 

(引用:川崎重工業公式HP)

 

航空宇宙システム事業

日本有数の航空機メーカーとして、P-1固定翼哨戒機及びC-2輸送機など、防衛省向けの数々の航空機の開発・製造を行っているほか、ボーイング787など民間航空機の国際開発・生産プロジェクトにも参画しています。

 

ベストセラー機、BK117を製造する、わが国トップのヘリコプターメーカーでもあり、H-ⅡA、H-ⅡB用ロケット・フェアリングなどの宇宙機器も手掛けています。

 

また、機体だけでなく、旅客機用ターボファンエンジンやヘリコプタ用ターボシャフトエンジンなど幅広く技術を展開し、国内外での研究開発プロジェクトや技術提供などを積極的に行っています。

 

(引用:川崎重工業公式HP)

 

エネルギーソリューション&マリン事業

エネルギー・環境ソリューション分野において、4つのディビジョンが保有する世界最高レベルのキーハードとエンジニアリング力を結集し、水素社会を切り拓くリーディングカンパニーとして革新的なソリューションを提供します。

 

(引用:川崎重工業公式HP)

 

精密機械・ロボット事業

精密機械ディビジョンでは、建設機械、産業機械や船舶用に用いられる油圧機械の製造を行っています。

 

ポンプ・モーター、バルブなどの油圧機械と、これらを組み合わせた油圧装置は、各種機械・装置の起動あるいは制御といった重要な機能をつかさどります。

 

また、ロボットディビジョンでは、産業用ロボットメーカーのパイオニアとして、自動車業界や電機・電子業界をはじめとするさまざまな業界向けに、溶接、組み立て・ハンドリング、塗装、パレタイズ用など多数のカワサキロボットを供給しています。

 

(引用:川崎重工業公式HP)

 

パワースポーツ&エンジン事業

当社の中で唯一、直接一般消費者に商品を提供する部門です。

 

二輪車、ATV(四輪バギー車)、レクリエーション ユーティリティ ビーグル、多用途四輪車、パーソナルウォータークラフト「JET SKI®」、汎用ガソリンエンジンなどの幅広い製品を、日本、米国、南米やアジアの国々で生産し、世界中の市場に提供しています。

 

(引用:川崎重工業公式HP)

 

 

時価総額

川崎重工業時価総額5,670.72億です。(2024年2月9日現在)

 

社員の状況

従業員数:単体 13,662名

    連結 38,254名

平均勤続年数:15.20年

平均年齢:40.90歳

平均年収:736万円

 

 

業績

2023年5月10日に発表された2023年3月期の決算短信は以下です。

連結売上収益は前期比15.0%増、親会社の所有者に帰属する当期利益は335.76%増の550億7,100万円となっています。

売上高営業利益率は、前年の2.02%から4.94%と大幅に改善しました。

 

 

(引用:川崎重工業公式HP)

 

2024年3月期の連結業績予想は増収減益になります。

 

 

2023年11月8日には、2024年3月期連結業績予想の修正(大幅な下方修正)が発表されています。

 

 

次に、2024年2月9日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。

連結売上収益は前年同期比2.7%増、親会社の所有者に帰属する四半期利益は赤字転落の-134億8,000万円となっています。

 


同時に、通期連結業績予想の修正(事業利益の上方修正)が発表されています。

 

 

PW1100G-JMに係る損失(580億円)が大きく、大幅な下方修正となっています。

それでも黒字予想をキープできるのはすごいです。

 

kabutan.jp

 

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適時開示情報

2024年2月9日 2024年3月期 第3四半期決算短信

2023年12月14日 (開示事項の経過)PW1100G-JMエンジンに関する米連邦航空局からの追加作業要求の申請について

2023年11月8日 2024年3月期 第2四半期決算短信

2023年11月8日 2024年3月期通期業績予想、剰余金の配当(中間配当)および期末配当予想の修正について

2023年10月26日 (開示事項の経過)PW1100G-JMエンジンの運行上の問題に係る損失計上

2023年9月12日 PW1100G-JMエンジンプログラムについて

2023年8月8日 2024年3月期 第1四半期決算短信

2023年5月10日 2023年3月期決算短信

 

株主還元について

過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。

ばらつきがありますが、近年2.0%前後の配当を出しています。

 

2014年3月 1.58%  25.9%

2015年3月 1.65%  32.3%

2016年3月 3.69%  43.5%

2017年3月 1.78%  38.2%

2018年3月 1.74%  34.6%

2019年3月 2.56%  42.5%

2020年3月 2.23%  31.3%

2021年3月 0.00%  -%(赤字)

2022年3月 1.80%  53.0%

2023年3月 3.11%  28.4%

2024年2月 1.18%

 

株主優待はありません。

 

配当権利付き最終日・権利落ち

配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。

権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。

 

川崎重工業は、3月と9月が配当月になります。

 

権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。

権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。

 

 

株価推移

10年チャートで見ると、2015年に上昇傾向から下落傾向に転換して、2021年からは上昇傾向で推移しています。

 

過去10年チャート

 

6か月チャートで見ると、11月までは下落傾向でしたが、それ以降は上昇傾向で推移しています。

 

過去6か月チャート

 

finance.yahoo.co.jp

 

 

株価指標

PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か)  11.08倍 (予 48.95倍)

PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か)  1.05倍

 

PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割高といえます。

 

EPS(1株当たりの純利益) 316.62 (予 71.64)

BPS(1株当たりの純資産) 3,354.21

 

(引用:川崎重工業公式HP)

 

ROE自己資本利益率) 9.20% (予 2.14%)

ROA(純資産利益率) 2.16% (予 0.47%)

 

(引用:川崎重工業公式HP)

 

ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率はやや悪いといえます。

 

自己資本比率 21.4%

 

自己資本比率の目安は30%なので、安全性は悪いといえます。

 

 

比較される銘柄

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カヤバ(7242)

 

まとめ

売上は、波はありますが伸びています。

しかし、利益率が低く、売上が少し落ちると赤字になる危険性があります。

利益率を高めることが今後の課題であると思います。

 

2023年10月26日に発表された通り、580億円の損失が2024年3月期に計上されるので、2023年11月8日に大幅な下方修正がありました。

 

一方、株価は2021年から上昇傾向が続いています。

2024年3月期の業績予想は増収減益なのですが、株高の影響で上がっているのでしょうか。

 

直近の株価は周りの重工株に釣られて下落しており、さらに大きな特別損失があるので、今からの長期投資は控えた方がよさそうと思っています。

 

どこまで株価が落ちるのか分からない今状態での短期投資も控えるべきだと思います。

 

ということで、私の投資判断としては以下です。

あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。

 

直近業績:✖

安全性:△

成長・将来性:〇

収益性:✖

規模:◎

割安度:✖

値動き:△

 

高配当投資:△

長期投資(値上がり益):✖

短期投資:✖

 

株のプロによる推奨銘柄はコチラ! 

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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