こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
今回は、大手総合金融サービス企業であるオリックスについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年2月7日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:オリックス公式HP)
オリックスは、大手総合金融サービス企業です。
東京証券取引所プライム市場およびニューヨーク証券取引所上場企業
日経平均株価・TOPIX Large70、JPX日経400の構成銘柄の1つ
1964年の設立から59年を経て、投融資事業、生命保険、銀行、資産運用、不動産事業、環境エネルギー関連事業、自動車・船舶・航空機等のアセットファイナンス事業など多角的に事業を推進する企業群に成長してきました。
リース事業は「金融」と「モノ(物件)」の2つの専門性を必要とします。
リースを起点とした「金融」の専門性は、現在では融資、事業投資、生命保険、銀行、資産運用事業へと拡大しています。
「モノ」の専門性は、産業/ICT機器、自動車、不動産、環境エネルギー事業へと広がっています。
基本理念は「事業を通して社会的課題の解決に貢献する」、
ブランドスローガンは「ほかにはないアンサーを。」です。
(引用:オリックス公式HP)
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沿革
1964年4月、日本のリース産業の将来性に着目した日綿実業株式会社と三和銀行は、日商株式会社、岩井産業株式会社の2商社と東洋信託銀行、日本勧業銀行、神戸銀行、日本興業銀行の4銀行の参加を得て、3商社5銀行により当社を設立し、資本金1億円で事業を開始しました。
▼クリックで詳細表示
1964年4月 - オリエント・リース(株)(現 オリックス(株))設立
1970年4月 - 大阪証券取引所市場第二部に株式上場
1971年4月 - 東京証券取引所市場第二部に株式上場
1971年9月 - オリエント飛行船(株)設立(1976年4月閉鎖)
1972年3月 - 名古屋証券取引所市場第二部に株式上場(2004年10月名古屋証券取引所上場廃止)
オリエント・リース・インテリア(株)設立(1989年4月オリックス・アルファ(株)に社名変更、2011年4月オリックス(株)に統合)
1973年2月 - 東京証券取引所、大阪証券取引所第一部(東京証券取引所に統合)に株式上場(2022年4月新市場区分のプライム市場へ移行)
1973年6月 - オリエント・オート・リース(株)設立(2005年1月グループの自動車事業関連6社と合併しオリックス自動車(株)に社名変更)
1976年9月 - オリエント保険センター(株)(現 オリックス保険サービス(株))設立
オリエント測器レンタル(株)(現 オリックス・レンテック(株))設立
1976年12月 - オリエント・メディカル・リース(株)設立(1982年9月撤退)
1977年7月 - オリエント建材リース(株)設立(1986年3月撤退)
1977年11月 - ぺルサス・シッピング(株)(現 オリックス・マリタイム(株))設立
1979年6月 - ファミリー信販(株)(現 オリックス・クレジット(株))設立(2009年7月株式の51%を(株)三井住友銀行に譲渡、2012年6月100%グループ会社化)
1983年10月 - オリエント・キャピタル(株)(現 オリックス・キャピタル(株))設立
1984年3月 - オー・エス・アール(株)(現 オリックス・システム(株))設立
1984年9月 - ワイ・オー・マシン・リース(株)設立(2012年6月閉鎖)
1984年10月 - ファミリーレンタル(株)設立(1988年7月撤退)
1984年11月 - (株)徳銀オリエント・リース設立(2005年10月オリックス徳島(株)に事業承継)
1985年2月 - パジェット・レンタカー(株)設立(1989年12月オリックス・レンタカー(株)に社名変更、2005年1月オリックス自動車(株)に統合)
1986年3月 - 茜証券(株)に資本参加(1995年3月オリックス証券(株)に社名変更、2010年5月マネックス証券(株)と合併)
1986年5月 - オリエント・エアクラフト(株)(現 オリックス・エアクラフト(株))設立
1986年12月 - 大阪市岡(株)に資本参加(2005年12月オリックス・インテリア(株)に事業統合)
1987年1月 - (株)トーシキインテリア(現 オリックス・インテリア(株))に資本参加(1999年100%グループ会社化)
1988年10月 - プロ野球球団阪急ブレーブス(1988年11月球団名称を「オリックス・ブレーブス」に変更、1990年11月「オリックス・ブルーウェーブ」に変更、2004年12月「大阪近鉄バファローズ」と統合し「オリックス・バッファローズ」に変更)を買収、オリックス野球クラブ(株)設立
1989年4月 - オリックス(株)に社名変更、グループCI導入
1990年1月 - オリックス・コモディティーズ(株)設立(2007年7月オリックス・インベストメント(株)と統合、2013年9月閉鎖)
1990年8月 - オリックス倶楽部(株)(東京)設立(2002年4月オリックス倶楽部(株)(大阪)と合併、2004年4月オリックス・クレジット(株)に統合)
1991年4月 - オリックス・オマハ生命保険(株)(現 オリックス生命保険(株))設立
1991年8月 - ブルーウェーブイン(株)設立(1997年1月ブルーウェーブ(株)に事業承継、2002年4月ブルーウェーブ(株)を存続会社として宿泊施設の運営会社8社を統合し、オリックス・ホテルマネジメント(株)に社名変更)(1992年4月発のビジネスホテル「ブルーウェーブイン浅草」開業、2014年6月譲渡)
1992年1月 - リース業界ではじめてリース債権流動化による資金調達を実施
1993年11月 - クロス・ウェーブ(株)設立(1999年10月ブルーウェーブ(株)に事業承継、2020年4月ブルーウェーブ(株)を存続会社として宿泊施設の運営会社8社を統合し、オリックス・ホテルマネジメント(株)に社名変更)(1996年1月初の研修施設「セミナーハウス クロス・ウェーブ(現 セミナーハウス クロス・ウェーブ船橋)」開業)
当社初の国内普通社債発行(発行額200億円、5年)
1994年4月 - オリックス倶楽部(株)(大阪)設立(2002年4月オリックス倶楽部(株)(東京)と合併、2004年4月オリックス・クレジット(株)に統合)
1995年10月 - 特定債権法に基づき初の他社の債権流動化商品を販売
1996年3月 - 当社初の個人向け社債を発行(発行額200億円、4年)
1996年8月 - オリックス・アルファ(株)(2011年4月オリックス(株)に統合)、特定債権法に基づく国内初のAVCPを発行(発行額26億円)
1997年6月 - クラウン・リーシング(株)の国内リース債権等を譲受(初のリース債権譲受)
1998年4月 - オリックス環境(株)設立
山一信託銀行(株)買収(1998年8月オリックス信託銀行(株)に、2011年10月オリックス銀行に社名変更)
1998年7月 - オリックス・クリエイト(株)設立(2010年11月閉鎖)
1998年9月 - ニューヨーク証券取引所に上場
1999年3月 - オリックス・リアルエステート(株)(現 オリックス不動産(株))設立
1999年4月 - オリックス債権回収(株)設立
1999年6月 - オリックス・インベストメント(株)設立(2007年7月オリックス・コモディティーズ(株)と合併、2013年9月閉鎖)
1999年7月 - NEC商品リース(株)の営業資産等を買収し、オリックス・メディアサプライ(株)設立(2001年4月譲渡)
1999年9月 - 米国AIG社と合弁でオリックス・インシュアランス・プランニング(株)設立(2012年6月閉鎖)
(株)サンリースを買収(2005年4月オリックス(株)に統合)
1999年10月 - オリックス・エム・アイ・シー(株)設立(2022年6月閉鎖)
エックスレンタカー(株)を買収(2005年1月オリックス自動車(株)に統合)
1999年11月 - オリックス・コールセンター(株)(現 オリックス・ビジネスセンター沖縄(株))設立
2000年7月 - オリックス・ゴルフ(株)設立(2006年オリックス・ゴルフ・マネジメント(株)に事業統合、2019年3月譲渡)
2000年9月 - オリックス・アセットマネジメント(株)設立
2001年4月 - 日本地所(株)(後のオリックス日本地所(株)、2017年11月閉鎖)およびその子会社3社を買収
2001年7月 - センコーリース(株)を買収(2005年1月オリックス自動車(株)に統合)
2001年9月 - (株)イフコ、(株)イフコレンタカーを買収(2005年1月オリックス自動車(株)に統合)
2002年2月 - オリックス人材(株)設立(2011年9月閉鎖)
スズキ(株)他4社と合併で日本初のカーシェアリング支援会社、シーイーブイシェアリング(株)設立(2007年4月オリックス自動車(株)に統合)
2002年3月 - 広島総合リース(株)(後のもみじリース(株))を買収(2014年6月オリックス(株)に統合)
オリックス投信投資顧問(株)設立(2004年4月業務停止)
2002年5月 - 香港の融資、住宅ローン、リース事業会社(現 ORIX Finance Services Hong Kong Limited)を買収
2002年6月 - オリックス不動産投資法人が東京証券取引所に上場
2002年7月 - 日鐵リース(株)(現 エヌエスリース(株))、日鐵リースオート(株)(2005年1月、オリックス自動車(株)に統合)を買収
2002年9月 - 寄居オリックス環境(株)(現 オリックス資源循環(株))設立
2002年10月 - オリックス・ファイナンシャル・アライアンス(株)設立(2006年3月閉鎖)
2003年2月 - オリックスM&Aソリューションズ(株)設立(2016年8月譲渡)
2003年3月 - KDDI開発(株)(後のオリックス開発(株))を買収(2011年10月閉鎖)
2003年10月 - (株)ジャパレン買収(2005年1月オリックス自動車(株)に統合)
2004年11月 - (株)富士カントリー市原倶楽部(後のオリックス・ゴルフ・マネジメント(株))を買収(2019年3月譲渡)
2005年1月 - 北関東リース(株)を買収(2005年4月オリックス北関東(株)に社名変更、2011年1月オリックス(株)に統合)
2005年3月 - (株)大京に資本参加(2019年1月買収)
2005年4月 - オリックス・リビング(株)設立(2006年7月初の高齢者向け住宅「グッドタイム リビング 神戸垂水」開業、2019年8月譲渡)
2005年6月 - カザフスタンのリース会社BTA ORIX Leasing JSC(現 SK Leasing JSC)に資本参加(2016年6月譲渡)
2005年12月 - (株)調布自動車学校を買収
2006年3月 - (株)南海ホリディエンタープライズを買収(後のクロスホテルズ(株)、2020年4月ブルーウェーブ(株)に統合しオリックス・ホテルマネジメント(株)に社名変更)(2007年7月「クロスホテル札幌」「クロスホテル大阪」開業)
2006年4月 - オリックス社会貢献基金設立(2010年12月「公益財団法人オリックス財団」に移行、2014年6月オリックス宮内財団に改称)
2006年9月 - オリックス・リアルエステート(現 オリックス不動産)、(株)大阪シティードームを買収
2007年4月 - オリックス業務支援(株)設立
2007年9月 - オリックス不動産投資顧問(株)設立
2008年3月 - 兼松環境(株)(後の船橋環境(株))を買収(2013年4月オリックス環境(株)と合併)
2009年5月 - オリックス・ローン事務センター(株)設立
2010年2月 - オリックス・ホールセール証券(株)設立(2017年10月閉鎖)
2010年5月 - オリックス電力(株)設立(2017年10月譲渡)
米国のローン・サービシング会社RED Capital Group, LLCを買収(2019年1月ORIX Real Estate Capital Holdings, LLC(DBA Lument)に統合)
2010年6月 - 筑波リース(株)を買収
2010年7月 - (株)ユビテックに資本参加
2011年4月 - オリックス水族館(株)設立
2012年1月 - (株)キューコーリースを買収
2012年10月 - オリックス保険コンサルティング(株)(現 ライフタイムコンサルティング(株)設立)
2013年3月 - ONEエネルギー(株)設立
2013年5月 - (株)フリールを買収
2013年6月 - バーレーンの保険会社The Mediterranean & Gulf Insurance & Reinsurance Company B.S.C.に資本参加
2013年7月 - オランダの資産運用会社Robeco Groep N.V.(現 ORIX Corporation Europe N.V.)およびその子会社6社を買収
2013年10月 - モンゴルの金融グループTenGer Financial Group LLCに資本参加
2014年2月 - OAファーム(株)(現 オリックス農業(株))設立(2023年3月譲渡)
2014年7月 - ハートフォード生命保険(株)を買収(2015年7月オリックス生命保険(株)に統合)
2015年4月 - オリックス八ヶ岳農園(株)設立(2022年10月閉鎖)
2015年11月 - インドネシアのオートローン会社PT Sinar Mitra Sepadan Finance買収
2016年7月 - オリックス・フードサプライ(株)設立
米国のファンド組成・運用会社Boston Financial Investment Management, L.P.を買収
2016年12月 - ブラジルの不動産証券化組成・資産運用会社RB Capital Enpreendimentos S.A.(現 RB Capital S.A.)を買収
2017年2月 - オリックス(株)と弥生(株)他でALT(株)(アルトア(株))設立(2022年3月譲渡)
オリックス資源循環(株)が最終処分場を運営するジークライト(株)を買収
2017年9月 - 米国のローンの組成・サービシング会社Lancaster Pollard Holdings, LLCを買収(2019年1月ORIX Real Estate Capital Holdings, LLC(DBA Lument)に統合)
2018年1月 - オリックス・レンテック(株)が受変電設備レンタルの業界最大手の淀川変圧器(株)を買収
2018年6月 - オリックス・リニューアブルエナジー・マネジメント(株)設立
2018年8月 - 米国のローン・アセットマネジメント会社NXT Capital(現 NXT Capital Group, LLC)を買収
2020年1月 - 当社初の無担保普通社債グリーンボンド発行(発行額100億円、5年)
米国の商業用不動産ローン組成・サービシング会社Hunt Real Estate Captal, LLCを買収(2020年4月ORIX Real Estate Capital Holdings, LLC(DBA Lument)に統合)
2020年2月 - オリックス生命保険(株)が(株)ライフアシストを買収
2021年1月 - 英国の資産運用会社Gravis Captal Management Ltd.を買収
2021年7月 - スペイン本拠のグローバル再生可能エネルギー事業会社Elawan Energy S.L.を買収
2022年4月 - 当社初のユーロ建グリーンボンド(発行額3億ユーロ(約408億円)、4年)
事業内容
オリックスは、以下の10の事業を展開しています。
金融からサービス関連まで分散された事業ポートフォリオを構築しています。
(引用:オリックス公式HP)
各事業の利益の割合はバランスが良く拮抗していますが、「法人営業・メンテナンスリース」が19%でトップ、「不動産」と「ORIX USA」が13%で続いています。
非常に多角的な経営をしており、何が本業か分からないですね。。。
法人営業・メンテナンスリース事業
金融、各種手数料ビジネス、自動車や電子計測器・ICT関連機器などのリースおよびレンタル
(引用:オリックス公式HP)
不動産事業
不動産開発・賃貸・管理、施設運営、不動産のアセットマネジメント
(引用:オリックス公式HP)
事業投資・コンセッション事業
事業投資の投資先は18件(2023年3月末時点)。オリックスグループの新たなビジネス・セグメントの構築を目指す。
(引用:オリックス公式HP)
環境エネルギー事業
稼働中の設備容量は、全世界で3.7GW
稼働中・建設中・開発中の設備容量合計値は、Elawanが11GW、Greenkoが18GW
(引用:オリックス公式HP)
保険事業
通信販売を含む複数の販売チャネルを推進、契約件数の伸びは業界全体を大きく上回る
医療保険CUREをはじめ第3分野中心のポートフォリオに、終身保険RISE、米ドル建終身保険Candle等の商品を新たに投入することで、よりバランスの取れたポートフォリオを実現
(引用:オリックス公式HP)
銀行・クレジット事業
オリックス銀行は、主力の投資用不動産ローンに加え、持続可能な社会の基盤となる産業へのファイナンスを強化していく
また、信託機能を活用して、保有するローン債権を流動化するなど、金融商品の組成・販売を進める(信託財産残高は約1兆円)
資産の質・量を適切にコントロールしつつ、持続可能な成長とROA向上を目指す。
(引用:オリックス公式HP)
輸送機器事業
(引用:オリックス公式HP)
ORIX USA事業
クレジット、不動産及び事業投資の各ビジネスにおいて、米国のミドル・マーケット企業に資金調達のソリューションを提供。
3つのビジネスラインそれぞれが、アセットマネジメントビジネスの拡大を目ざす。
自己勘定投資を行うとともに、外部投資家へ資産運用および資本市場ソリューションを提供するハイブリッド戦略を展開。
(引用:オリックス公式HP)
ORIX Europe事業
株式・債権や再生可能エネルギー等ファンドのアセットマネジメント
RobecoとGravis Managementを中心に、ESG投資を積極推進
(引用:オリックス公式HP)
アジア・豪州事業
アジア・豪州におけるリース、ローン、投資
リースは主に産業用機械・自動車などをアジア・豪州で展開、投資は中華圏・韓国を中心としたPE投資
(引用:オリックス公式HP)
時価総額
オリックスの時価総額は3.4954兆円です。(2024年2月7日現在)
社員の状況
従業員数:単体 2,937名
連結 34,737名(臨時19,623名)
平均勤続年数:16.0年
平均年齢:44.0歳
平均年収:910万円
業績
2022年10月26日に出された2022年9月期の決算短信は以下になります。
連結営業収益は5.8%増、当社株主に帰属する当期純利益は12.5%減で2,730億7,500万円となっています。
売上高営業利益率は前年の11.99%から11.78%とほぼ横ばいでした。
(引用:オリックス公式HP)
以下は、2024年3月期の業績予想で増益となっています。
次に、2024年2月7日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。
連結営業収益は2.2%増、当社株主に帰属する四半期純利益は3.4%増で2,192億500万円となっています。
売上高営業利益率は、前年同期の12.02%から12.77%と横ばいでした。
第3四半期時点での当社株主に帰属する当期純利益の進捗率は66.43%です。
当初の計画からは、業績の進捗は遅れています。
適時開示情報
2024年3月6日 連結子会社の異動(一部株式譲渡)および共同事業化に関するお知らせ
2024年2月7日 2024年3月期 第3四半期決算短信
2023年11月1日 2024年3月期 第2四半期決算短信
2023年8月4日 2024年3月期 第1四半期決算短信
2023年5月10日 2023年3月期決算短信
株主還元について
過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。
近年は4%前後の配当を出しており、高配当といえます。
配当方針は以下です。
当社は、事業活動で得られた利益を主に内部留保として確保し、事業基盤の強化や成長のための投資に活用することにより株主価値の増大に努めてまいります。同時に、業績を反映した安定的かつ継続的な配当を実施いたします。
また、自己株式取得についても、必要な内部留保の水準を考慮しつつ、経営環境の変化、株価の動向および財務状況等を勘案のうえ、弾力的・機動的に対処してまいります。
2014年3月 1.58% 15.6%
2015年3月 2.13% 20.1%
2016年3月 2.85% 23.0%
2017年3月 3.17% 25.0%
2018年3月 3.52% 27.0%
2019年3月 4.78% 30.0%
2020年3月 5.84% 32.0%
2021年3月 4.18% 50.1%
2022年3月 3.50% 33.0%
2022年3月 3.93% 37.0%
2024年2月 3.27%
(引用:オリックス公式HP)
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
オリックスは、3月と9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)・2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)・2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2020年中旬までは横ばいでしたが、その後は上昇に転じて現在10年でも最高値の状況で推移しています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、9月に大きく上昇して下落してから横ばいでしたが、1月少し上昇しました。
過去6か月チャート
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株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 11.90倍 (予 9.85倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 0.86倍
PERの目安は15倍で、PBRは1倍なので、株価は割安といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 234.32 (予 289.19)
BPS(1株当たりの純資産) 3,296.00
ROA(純資産利益率) 1.79% (予 2.09%)
(引用:オリックス公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。
自己資本比率 23.6%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は悪いといえます。
比較される銘柄
まとめ
現在の株価は10年間で最高値圏ですが、業績は伸びているとは言えません。
2024年度の業績予想が過去最高益になっているので、その期待から上げていると思われますが、3Q決算の結果を見ると達成できるか厳しいところだと思います。
そのため、長期投資するのはリスクがあると思います。
配当は良いですが、この株価であえてこの銘柄を選択しなくてもいいと思います。
大型の株ですので、短期でとれる利益も知れているので、短期投資もおすすめできません。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:△
安全性:△
成長・将来性:△
収益性:◎
規模:◎
割安度:◎
値動き:△
高配当投資:◎
長期投資(値上がり益):△
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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