こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
今回は、日立造船系で、中型ばら積み船、フェリー、RORO船など船種を幅広く扱う内海造船について調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年3月7日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:内海造船公式HP)
内海造船は、日立造船系で、中型ばら積み船、フェリー、RORO船など船種を幅広く扱う会社です。
東京証券取引所スタンダード市場の上場企業
1940年の操業以来、国内フェリーをはじめ、コンテナ船、バルクキャリア、タンカー、自動車運搬船、RO-RO船など多彩な船種の建造、それらの船種に加えて公官庁船、練習船、特殊船等の修繕を手掛け、海上輸送を支えてきました。
多種多様な船種を建造することであらゆるニーズに対応するのはもちろんのこと、排ガスに含まれるNOx(窒素酸化物)やSOx(硫黄酸化物)の排出規制をはじめとしたルールの改正によって新たに必要となる修繕にも対応しています。
新造船事業と修繕船事業の2つの柱を強みとして、世界の海運に貢献していきます。
今後、安全面や環境問題を背景に、船を取り巻くルールはより厳しくなっていきます。
弊社が長年にわたり多彩な船を手掛け、新技術の研究・開発に取り組んできたことは、弊社の社員にとって大きな財産になっています。
これからもそのスタイルを継続し、世界の海運を支える企業として未知なる課題に挑戦し続けていきます。
企業理念は「技術と誠意で社会に役立つ価値を創造し豊かな未来に貢献する」、
経営方針は「グローバルな生存競争時代を勝ち抜き、国内船建造シェアのさらなる拡大により 造船業界のオールラウンダーとしての地位を確固たるものにしていきます。」です。
(引用:内海造船公式HP)
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関連セクター
沿革
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1940年10月 - 瀬戸田船渠(株)として創業(本社は神戸)
1944年11月 - 瀬戸田造船(株)設立(中桐造船所、村上造船鉄工所と瀬戸田船渠(株)が合併し商号を変更)
1945年3月 - 本社を神戸から瀬戸田へ移転
1956年9月 - 瀬戸田工場2号ドック(7,500D/W)完成
1964年3月 - 瀬戸田工場3号ドック(6,500D/W)完成
1967年5月 - 日立造船(株)の系列会社となる
1971年1月 - 大型フェリーの連続建造体制に入る
1972年10月 - 内海造船(株)発足(田熊造船(株)と瀬戸田造船(株)が合併し商号を変更)
1974年11月 - 大阪証券取引所(2部)、広島証券取引所に株式上場
1976年3月 - 瀬戸田工場 1号ドック(60,000D/W)完成
1976年4月 - 資本金11億円に増資
1991年-1992年 - 瀬戸田工場 NC切断機1号機、NC切断機2号機、パイプベンダー導入
1992年5月 - シップ・オブ・ザ・イヤー1991(第2回)大賞を受賞(日産むさし丸)
1993年9月 - ナティーク城山(ホテル)開業
1995年3月 - 瀬戸田工場 型鋼NC切断機導入
1998年12月 - 瀬戸田工場 130tジブクレーン(1基目)完成
1999年2月 - 沢クラブ(監督宿舎)完成
1999年3月 - 瀬戸田工場 ISO9001を認証取得
1999年5月 - 瀬戸田工場 ブロック置き場拡張のため2号ドック埋立
2000年3月 - 東京証券取引所(2部)に株式上場
2001年5月 - 瀬戸田工場 塗装工場完成
2001年12月 - 瀬戸田工場 ISO14001を認証取得
2004年3月 - 中野寮(独身寮)完成
2004年11月 - 瀬戸田工場 130tジブクレーン(2基目)完成、第4船コク、第5船コク工場増設
2005年1月 - (株)ニチゾウIMCと合併し、因島工場が誕生
2005年12月 - 因島工場 内業自動溶接機完成
2006年5月 - 因島工場 総組場上屋完成、塗装工場完成
2006年8月 - 資本金12億17万円に増資
2007年3月 - 中野寮新館(独身寮)完成
2007年8月 - 三庄寮(独身寮)完成
2007年9月 - 瀬戸田工場 第10船コク工場増設、NC切断機3号機導入
2012年3月 - 田熊工場を閉鎖し、修繕船事業を瀬戸田工場へ集約
2013年12月 - 旧田熊工場跡地に太陽光発電施設を設置
2018年5月 - シップ・オブ・ザ・イヤー2017(第28回)大型貨物船部門賞を受賞(TRANS HARMONY 1)
2021年3月 - 因島工場 200tジブクレーン(1基目)完成
2021年6月 - 因島工場 200tジブクレーン(2基目)完成
2022年12月 - 因島工場 100tジブクレーン完成
事業内容
内海造船は、以下の2つの事業からなります。
【連結事業】 船舶 99%、他 1%
【海外】64%
新造船事業
- プロダクトミックスベースでパナマックスサイズの中型船から小型フェリーまで多彩な船種の建造
- 受注一貫体制(営業・設計・調達・現業)の充実によるコスト競争力強化とリスク管理の徹底
- 2つの工場への戦略的な設備投資による業容の拡大とコストダウン
(引用:内海造船公式HP)
改修船事業
- スピーディーかつ柔軟な対応によるさらなる顧客満足度の向上
- 経験と実績から得た技術とノウハウで高品質な修繕
(引用:内海造船公式HP)
時価総額
内海造船の時価総額は99.13億円です。(2024年3月7日現在)
社員の状況
従業員数:連結 654名
単体 599名
平均勤続年数:14.30年
平均年齢:40.00歳
平均年収:523万円
業績
2023年5月12日に発表された2023年3月期の決算短信は以下です。
連結売上高は13.9%増で、経常利益は50.5%増の6億3,800万円となっています。
売上高営業利益率は前年の1.40%から2.03%と改善しました。
2024年3月期の連結業績予想は増収減益になります。
次に、2024年2月5日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。
連結売上高は34.2%増、経常利益は337.0%増の26億8,600万円となっています。
売上高営業利益率は前年の2.65%から7.53%と大幅に改善しました。
第3四半期時点の経常利益の進捗率は141.37%となりました。
同時に、通期連結業績予想の修正(上方修正)が発表されています。
2024年3月7日には、通期業績予想の修正(上方修正)が発表されています。
2度の上方修正が出るほど、業績は好調に推移しています。
適時開示情報
2024年3月7日 業績予想の修正に関するお知らせ
2024年2月27日 和解による訴訟の解決及び特別損失の計上に関するお知らせ 500百万円
2024年2月5日 2024年3月期 第3四半期決算短信
2024年2月5日 業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ
2023年5月12日 2023年3月期決算短信
株主還元について
過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。
近年2.0%前後の配当を出しています。
2014年3月 0.00% -%(赤字)
2015年3月 1.00% 25.5%
2016年3月 1.37% 16.2%
2017年3月 1.00% 12.3%
2018年3月 1.32% 11.0%
2019年3月 2.12% 16.6%
2020年3月 2.77% 85.0%
2021年3月 0.00% -%(赤字)
2022年3月 1.67% 23.7%
2023年3月 2.52% 9.2%
2024年3月 2.27%
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
内海造船は、3月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2022年まではゆるやかに下落していましたが、それ以降急騰し、現在は急騰前から4倍の株価になっています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、11月に急落しましたが、それ以降緩やかに上昇し、2月に再度急落しています。
過去6か月チャート
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株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 10.50倍 (予 3.87倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 0.80倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割安といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 434.80 (予 1,179.98)
BPS(1株当たりの純資産) 5,703.42
ROE(自己資本利益率) 12.33% (予 20.69%)
ROA(純資産利益率) 1.83% (予 4.43%)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は優良といえます。
自己資本比率 21.4%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は悪いといえます。
比較される銘柄
まとめ
売上はこの2年間は伸びています。
利益率は悪いですが、売上と連動して直近は伸びています。
2024年3月期は大幅に増収増益の見込みですが、どこまでこの業績を維持できるかが課題です。
一方、株価は2023年から急激に上昇しています。
配当はそこそこありますが、株価はかなり高い状態なので、長期投資するのは難しいと思います。
小型の銘柄で、値動きも大きいので、短期投資でキャピタルゲインを狙うのが最良と思います。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:◎
安全性:△
成長・将来性:〇
収益性:〇
規模:✖
割安度:◎
値動き:◎
高配当投資:△
長期投資(値上がり益):✖
短期投資:〇
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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