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【株式銘柄分析】商船三井(9104)~三大海運の一角 鉄鉱石船 タンカー LNG船 不動産 高配当 日経平均株価 JPX日経400 JPXプライム150~

こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。

 

サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。

投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。

 

様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。

 

日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。

お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。

 

 

銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。

 

私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。

それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。

 

決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。

また、更新時にはX(Twitter)で発信しますので、私のXをフォロー頂くとさらにタイムリーな情報が受け取れ、効果的ですので、フォローをよろしくお願いします。

 

 

今回は、日本の三大海運の一角で、鉄鉱石船、タンカー、LNG船中心に不定期船に強い商船三井について調査をしました。

 

www.mol.co.jp

 

株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。

 

以下の情報は、2024年4月12日現在の情報になります。

 

 目次

 

会社概要

(引用:商船三井公式HP)

 

商船三井は、日本の三大海運の一角で、鉄鉱石船、タンカー、LNG船中心に不定期船に強い会社です。

東京証券取引所プライム市場の上場企業

日経平均株価およびJPX日経400、JPXプライム150の構成銘柄の一つ

 

海上輸送で培った知見とネットワークを活かし、様々な社会インフラ事業を展開しています。

事業領域の拡大を通じ、従来以上に広範な社会課題にアプローチし、解決する企業を目指します。

 

船隊規模は世界3位、LNG保有隻数は世界1位です。

 

企業理念は「青い海から人々の毎日を支え、豊かな未来をひらきます」、

グループビジョンは「海運業を中心に様々な社会インフラ事業を展開し、環境保全を始めとした変化する社会のニーズに技術とサービスの進化で挑む。」、

商船三井は全てのステークホルダーに新たな価値を届け、グローバルに成長する強くしなやかな企業グループを目指します」です。

 

(引用:商船三井公式HP)

 

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関連セクター

tomokutchi.hatenablog.com

 

沿革

創業から140年にわたり、飽くなきチャレンジ精神で成長を続けてきました。

商船三井の本業である国際海運はモノを輸送することで付加価値を生み出します。

海上輸送を通じ、地域の産業の発展に貢献し、人々の暮らしを豊かなにすることが当社の社会的責務であり、その志は創業以来変わることなく今日に至るまで連綿と受け継がれています。

 

▼クリックで詳細表示

1878年 - 鉄製蒸気船「秀吉丸」で三池炭の海外輸送(口之津 - 上海間)を開始

1884年 - 大阪商船設立

1930年 - 高速貨物船「畿内丸」を建造、ニューヨーク急航サービスを開始

    横浜/ニューヨーク間を25日と17時間30分で走破、当時の優秀船の平均(35日)を大幅に短縮

1939年 - 「あるぜんちな丸」および「ぶらじる丸」を建造

    当時の日本造船技術の粋を集めて建造した代表的貨客船で南米航路に就航

1942年 - 三井船舶設立

1961年 - 機関室を操舵室から集中制御する、世界初の自動化船「金華山丸」就航

    自動化により、当時52名の乗組定員数を38名にまで減らした

1964年 - 日本の海運業は大型集約により6社になる

    大阪商船と三井船舶が合併し、大阪商船三井船舶に、日東商船と大同海運がジャパンラインに、山下汽船と新日本汽船が山下新日本汽船となった。

1965年 - 日本初の自動車専用船「追浜丸」就航

1968年 - 大阪商船三井船舶、ジャパンライン、山下新日本汽船は、日本/カリフォルニア航路に、フル・コンテナ船「あめりか丸」、「ジャパンエース」、「加州丸」をそれぞれ就航

1983年 - 日本初のメタノール専用船「甲山丸」就航

1984 - LNG船「泉州丸」就航

1989年 - ジャパンラインと山下新日本汽船の合併により、ナビックスライン発足

    レジャークルーズ時代の幕開けを担い、日本初の本格的クルーズ外航客船「ふじ丸」就航

1990年 - 外航客船「にっぽん丸」就航

1993年 - 船員養成学校をフィリピンのマニラに設立

1995年 - 戦略的国際提携ザ・グローバル・アライアンス(TGA)による、コンテナ船サービス開始

1996年 - ケミカルタンカー船社東京マリン(現 MOL Chemical Tankers Pte. Ltd.)を連結子会社

1999年 - 大阪商船三井船舶とナビックスラインを合併、商船三井発足

2004年 - ダイビル連結子会社

2007年 - 安全運航支援センターを本社内に設置

    世界最大級鉄鉱石船「BRASIL MARU」就航

    次世代船構想「船舶維新」プロジェクトを発表

2010年 - 新「技術研究所」開設

    FPSO事業へ参画

2012年 - ハイブリッド自動車船「EMERALD ACE」就航

2015年 - 最新鋭の完全自動化コンテナターミナルRotterdam WorldGateway開業

    海外船社として初の中国建造LNGプロジェクトの第一船「PAPUA」就航

2016年 - 「船舶維新NEXT ~MOL SMART SHIP PROJECT~」発足

    メタノール及び重油の2元燃料に対応可能なエンジンを搭載したメタノール船「MANCHAC SUN」、「CAJUN SUN」就航

2017年 - 世界最大級のコンテナ船「MOL TRIUMPH」就航

    世界最大級のFSRU「MOL FSRU CHALLENGER」竣工

2018年 - コンテナ船事業統括会社Ocean Network Express営業開始

    世界最大級の20,000型コンテナ船「MOL TRUTH」が、シップ・オブ・ザ・イヤー2017を受賞

    当社の砕氷型LNG船が、ロシア・ヤマル半島から北極海を東回り(ベーリング海峡経由)で、アジア向けに輸送

2019年 - LNG燃料タグボート「いしん」竣工

    世界初のLNG発電船 KARMOL統一ブランド発進

2020年 - 顧客向け情報提供プラットフォーム”Lighthouse”の運営を開始

    世界最大級LNG燃料供給船「GAS AGILITY」竣工

 

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事業内容

商船三井は、以下の5つの事業からなります。

 

【連結事業】ドライバルク 27%、エネルギー 24%、製品輸送 42%、不動産 2%、関連事業 4%、他 1%

 

ドライバルク事業

鉄鉱石や石炭、木材チップ、バイオマス燃料などの資源から肥料、穀物、セメント、塩、鋼材などの中間財・製品に至る多種多様な乾貨物。

その供給のほとんどを輸入に頼る日本への輸送はもとより、世界のドライバルク輸送は経済の発展と国際分業の進展によって、ますます活発化しています。

 

世界最大規模の船隊を擁する商船三井のドライバルク船(ばら積み船)サービスでは、多様な貨物の輸送に対応できる汎用のばら積み船と、特定貨物の特性と、積み地および揚げ地の状況を考慮して設計・建造された各種専用船で、さまざまな顧客ニーズに応えた安定輸送を行っています。

小型から大型までバラエティーに富んだ船型を取り揃え、世界中のさまざまなトレードに柔軟に対応し、高品質な輸送サービスを提供しています。

 

船舶からの排出ガス規制が国際的に強化される中、商船三井では従来の重油に比べて環境負荷の低いLNGを燃料とする次世代燃料船の開発・研究にも積極的に取り組んでいます。

 

(引用:商船三井公式HP)

 

エネルギー事業

世界のエネルギー需要が多様化する中、商船三井は、世界最大級の輸送船隊、豊富な輸送実績とノウハウで、エネルギー輸送のエキスパートとしてグローバルな活動を展開しています。

高度な技術力が求められるLNG液化天然ガス)をはじめとしたエネルギー輸送において、商船三井は、船隊整備の推進と船員の教育・訓練に注力し、ハード・ソフト両面での安全運航体制をもって世界各地への安定したエネルギー供給に貢献しています。

 

また、FSRU(浮体式LNG貯蔵再ガス化設備)やFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)などの海洋事業にも取り組み、エネルギー輸送の豊富な実績を活かして、積極的に事業展開を図っています。

 

(引用:商船三井公式HP)

製品輸送事業

新興国の経済成長や、生産拠点の海外移転をはじめとした経済のグローバル化の進展により、世界の物流量は増加しています。

商船三井は、グローバルなサービスネットワークで工業製品や一般消費財、自動車などの製品輸送サービスを提供しています。

 

自動車船輸送においては、半世紀を超える実績を持つパイオニアとして、多様化する自動車メーカーの輸送ニーズと物流パターンに的確に対応したサービスを強みとし、陸送や沿岸輸送、ターミナル運営など地域に密着した高品質で総合的なサービスを展開しています。

コンテナ船サービスでは、邦船3社の事業統合によって誕生したOcean Network Express(ONE)が2018年4月にサービスを開始。

世界有数の船隊規模と広範なネットワークでサービスの強化を図っています。

また、海運のノウハウとグループ各社の機能を活かしてロジスティクス・サービスを提供し、多様化する物流ニーズに対応しています。

 

(引用:商船三井公式HP)

ウェルビーイングライフ事業

「人々のウェルビーイングとライフスタイル」に貢献する非海運事業のはしたとして、ウェルビーイングライフ営業本部ではフェリー・内航RORO船事業、クルーズ事業、曳船事業、不動産事業、外国人人材事業などを軸に展開しています。

商船三井グループが培ってきた知見・経験を最大限活用し、お客様や投資家の皆様、従業員といったすべてのステークホルダーからの多様化する需要に対して新たな価値を提供しています。

 

フェリー・内航RORO船分野では、気軽に非日常の船旅を体験頂ける旅客事業と、「モーダルシフト」の受け皿として国内輸送基盤を支える物流事業を展開しています。

クルーズ事業では、「美食の船」とも称される「にっぽん丸」と、順次加わる新しいクルーズ船を活用して、日本のおもてなしの心を表現する上質なサービスを提供します。

不動産事業では、商船三井グループダイビル(株)が主体となり国内・海外でのオフィスビル事業を軸に人々がより愉しさと誇りを感じる街創りを推進していきます。

 

(引用:商船三井公式HP)

 

関連・その他事業

およそ140年にわたり海運業を中心とした経営ノウハウを蓄積してきました。

その蓄積は、曳船タグボート)、海事コンサルなどの海運業関連はもちろんのこと、旅行、金融、財務、商事、保険、情報システム、国家石油備蓄事業支援、海図販売、さらにはCVC(Corporate Venture Capital)や人材事業など、多彩なサービスメニューとして結実しています。

 

ビジネスからビジネスを生み出していく、商船三井スピリットの結晶とも言える関連事業群です。

 

(引用:商船三井公式HP)

 

 

時価総額

商船三井時価総額1.6485兆です。(2024年4月12日現在)

 

社員の状況

従業員数:連結 8,748名(臨時2,485名)

     単体 1,168名(臨時308名)

平均勤続年数:13.50年

平均年齢:37.80歳

平均年収:1517万円

 

 

業績

2023年4月28日に発表された2023年3月期の決算短信は以下です。

連結売上高は27.0%増で、経常利益は12.4%増の8,115億8,900万円となっています。

売上高営業利益率は前年の4.33%から6.74%と大幅に改善しました。

 

 

(引用:商船三井公式HP)

 

2024年3月期の連結業績予想は減収減益になります。

 

 

2023年10月31日には、連結業績予想の修正が発表されています。

営業利益は下方修正、その他は上方修正です。

 

 

次に、2024年1月31日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。

連結売上高は3.1%減で、経常利益は73.3%減の1,972億6,300万円となっています。

売上高営業利益率は前年同期の7.65%から6.57%と悪化しました。

第3四半期時点の経常利益の進捗率は87.67%となりました。

 

 

計画以上のペースで、業績は進捗しています。

 

kabutan.jp

 

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適時開示情報

2024年4月12日 特定子会社(孫会社)の異動に関するお知らせ

2024年1月31日 2024年3月期 第3四半期決算短信

2024年1月31日 2024年3月期配当予想の修正に関するお知らせ

2023年10月31日 2024年3月期 第2四半期決算短信

2023年10月31日 2024年3月期第2四半期累計期間個別業績予想と実績値との差異、2024年3月期通期個別業績予想、及び配当予想の修正に関するお知らせ

2023年5月22日 株主優待制度の拡充に関するお知らせ

2023年4月28日 2023年3月期決算短信

 

株主還元について

過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。

近年13.0%前後の配当を出しており、高配当といえます。

 

2014年3月 1.24%  10.4%

2015年3月 1.72%  19.8%

2016年3月 2.18%  -%(赤字)

2017年3月 0.57%  45.5%

2018年3月 0.65%  -%(赤字)

2019年3月 1.89%  20.0%

2020年3月 3.72%  23.8%

2021年3月 3.87%  19.9%

2022年3月 11.70%  20.3%

2023年3月 16.92%  25.4%

2024年4月 4.40%

 

(引用:商船三井公式HP)

 

株主優待は、以下の贈呈です

権利確定月は、3月・9月末日です。

 

①「にっぽん丸」クルーズ優待券

②フェリーサービス共通クーポン券

③自社オリジナルカタログ

 

(3月末)

100株以上 ①2枚

1,500株以上 ①4枚

3,000株以上 ①6枚

 

上記に加えて、300株以上 2年以上継続保有 ③3,000円相当(お好みの商品を選択)

 

(9月末)

100株以上 ①2枚+②1枚

1,500株以上 ①4枚+②2枚

3,000株以上 ①6枚+②3枚

 

配当権利付き最終日・権利落ち

配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。

権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。

 

商船三井は、3月と9月が配当月になります。

 

権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。

権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。

 

 

株価推移

10年チャートで見ると、2019年までは横ばいでしたが、その後急上昇を続けています。

直近は少し下落ています。

 

過去10年チャート

 

6か月チャートで見ると、12月までは横ばい、それ以降2月までは上昇していましたが、それ以降は下落傾向です。

 

過去6か月チャート

 

finance.yahoo.co.jp

 

 

株価指標

PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か)  2.42倍 (予 8.77倍)

PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か)  0.89倍

 

PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割安といえます。

 

EPS(1株当たりの純利益) 2,200.04 (予 607.71)

BPS(1株当たりの純資産) 5,967.53

 

(引用:商船三井公式HP)

 

ROE自己資本利益率) 48.64% (予 10.18%)

ROA(純資産利益率) 22.33% (予 5.56%)

 

(引用:商船三井公式HP)

 

ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は非常に優良といえます。

 

自己資本比率 58.0%

 

(引用:商船三井公式HP)

 

自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。

 

 

比較される銘柄

日本郵船(9101)

tomokutchi.hatenablog.com

飯野海運(9119)

 

まとめ

売上は2021年3月期までは縮小傾向でしたが、その後急拡大しています。

コロナによる海運バブルにより、大きな利益を出しました。

しかしながら、コロナなどの外部要因がなければ、厳しい状況だったでしょう。

今後は、バブルの反動が来る可能性があるので、注意が必要です。

 

一方、株価も2020年以降急上昇が続いています。

バブルの反動を考えると、長期投資するのはリスクが高いです。

高配当であるため、配当の権利取りのために短期的に購入するのが良いです。

 

大型の銘柄で、現在の値動きはよさそうなので、短期投資でキャピタルゲインを狙うのもありです。

 

ということで、私の投資判断としては以下です。

あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。

 

直近業績:△

安全性:◎

成長・将来性:△

収益性:〇

規模:◎

割安度:◎

値動き:〇

 

高配当投資:◎(配当+優待)

長期投資(値上がり益):✖

短期投資:〇

 

株のプロによる推奨銘柄はコチラ! 

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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