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【株式銘柄徹底分析】太陽誘電 TAIYO YUDEN(6976)~電子部品メーカー セラミックコンデンサー世界上位 インダクタ 材料技術~

こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私は、サイドFIREを目指しています。

サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。

投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。

 

様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。

 

日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。

お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。

 

 

銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。

 

私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。

それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。

 

決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。

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今回は、スマホや車で使用のセラミックコンデンサーで世界上位、材料技術に強みを持つ太陽誘電について調査をしました。

 

www.yuden.co.jp

 

株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。

 

以下の情報は、2024年8月7日現在の情報になります。

 

 目次

 

会社概要

(引用:太陽誘電公式HP)

 

太陽誘電は、スマホや車で使用のセラミックコンデンサーで世界上位、材料技術に強みを持つ会社です。

東京証券取引所プライム市場の上場企業

日経平均株価およびJPX日経400の構成銘柄の1つ

 

太陽誘電は1950年に創業した電子部品メーカーです。

コンデンサを始め、インダクタ、FBAR/SAWデバイスなどの各種電子部品の研究・開発、生産、販売に取り組み、グローバルに事業を展開しています。

 

わたしたちは、お客様や社会のニーズに応える商品を提供するため、素材の開発から出発して製品化を行うことを信条としています。

これにより、スマートフォンタブレットなどの電子機器や、IT・エレクトロニクス化が加速する自動車、情報インフラ・産業機器など、幅広い分野で高い評価を頂いています。

 

太陽誘電は「従業員の幸福」、「地域社会への貢献」、「株主に対する配当責任」という経営理念の通り、ステークホルダーの皆様と互いに発展し合える関係を築いていきたいと思っています。

創業以来培ってきた高い技術力とミッションに掲げる「おもしろ科学」で、人々の安全・安心で快適・便利な暮らしに欠かせないエレクトロニクス技術の進化を支えます。また、経済価値とともに社会価値を向上させ、社会に貢献していきます。

 

ミッションは「おもしろ科学で より大きく より社会的に」、

ビジョンは「すべてのステークホルダーから信頼され 感動を与えるエクセレントカンパニーへ」です。

 

(引用:太陽誘電公式HP)

 

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関連セクター

tomokutchi.hatenablog.com

 

沿革

▼クリックで詳細表示

1950年3月 - 佐藤彦八、東京都杉並区に太陽誘電株式会社を設立

1950年9月 - チタン酸バリウム磁器コンデンサを商品化、「ルチルコン」の商標で販売を開始

1954年9月 - 小型フェライトコア「フェリットコア」の生産を開始

1956年5月 - 高崎工場を開設(現江木工場・高崎グローバルセンター、群馬県高崎市

1958年10月 - 名工場を開設(群馬県群馬郡榛名町、現・高崎市

1964年9月 - 技術研究所を開設(群馬県群馬郡榛名町、現・高崎市

1965年 - 自社製フェライトコアを用いたインダクタ「H型シリーズ」を商品化

1967年5月 - 台湾・台北市に当社初の現地法人「台湾太陽誘電股份有限公司」を設立

1969年12月 - 中之条工場を開設(群馬県吾妻郡中之条町)

1970年3月 - 東京証券取引所市場第二部に株式を上場

1973年1月 - 東京証券取引所市場第一部に指定

1976年7月 - アキシャルリード型磁器コンデンサを世界で初めて商品化

1977年4月 - アキシャルリード型インダクタを商品化

1977年9月 - 玉村工場を開設(群馬県佐波郡玉村町

1977年10月 - 世界初の円筒チップ型磁器コンデンサを開発

1984年7月 - 世界初のニッケル電極大容量積層セラミックコンデンサを商品化

1986年6月 - EMCセンターを開設

1986年10月 - 八幡原工場を開設(群馬県高崎市

1988年9月 - 世界初の追記型光記録メディア「CD-R」の商品化を発表

1991年6月 - 積層チップインダクタ「LKシリーズ」を商品化

1998年6月 - 電源回路用巻線チップインダクタ「LBシリーズ」を商品化

1998年10月 - 記録容量4.7GBのDVD-Rを商品化

1998年11月 - R&Dセンターを開設(群馬県群馬郡榛名町、現・高崎市

2001年4月 - Bluetooth®フルモジュール、Bluetooth®規格Ver.1.1認証を世界で初めて取得

2003年4月 - 電波暗室棟をR&Dセンター内に開設(群馬県群馬郡榛名町、現・高崎市

2004年2月 - SMDパワーインダクタ「NRシリーズ」を商品化

2007年1月 - 新潟県上越市に新潟太陽誘電株式会社を設立

2007年2月 - 太陽誘電エナジーバイス株式会社」を子会社化

2008年2月 - 世界で初めて有機色素記録層による追記型ブルーレイディスク LTHタイプを商品化

2008年10月 - 「ビクターアドバンストメディア株式会社」を子会社化

2010年3月 - 太陽誘電モバイルテクノロジー株式会社」を子会社化

2012年5月 - メタル系パワーインダクタ「MCOILTM」を商品化

2015年4月 - 世界初、積層セラミックコンデンサ470μFを商品化

2018年4月 - 「エルナー株式会社」を子会社化

2022年4月 - 東京証券取引所 プライム市場に移行

 

事業内容

太陽誘電は、以下の4つの商品からなります。

 

【連結事業】コンデンサ 64%、インダクタ 17%、複合デバイス 11%、他 8%

【海外】92%

 

コンデンサ

コンデンサは、さまざまな電子機器において電気を一時的に蓄えたり、ノイズを誘導して除去する目的で搭載されます。

太陽誘電の得意とする小型、大容量、高信頼性の積層セラミックコンデンサは、電装化の進む自動車、情報通信技術を支える情報インフラ・産業機器や最先端のデジタル機器に数多く搭載されています。

 

(引用:太陽誘電公式HP)

 

インダクタ

インダクタの用途は主に2つあり、直流電流を通し、交流電流を通さないという性質を利用したノイズ対策部品としての役割と、電気を磁力という形で蓄える性質を利用したチョークコイルと呼ばれる電子部品の役割で使用されています。

 

(引用:太陽誘電公式HP)

 

複合デバイス

主な商品は、通信用デバイス(FBAR/SAW)や、回路モジュールです。

通信用デバイス(FBAR/SAW)は無線通信機器に使用され、高速なデータ通信や高品質な通話を実現する目的で搭載が進んでいます。

 

その他

電子化が進む自動車への搭載が最適なアルミニウム電解コンデンサなどを展開しています。

 

(引用:太陽誘電公式HP)

 

時価総額

太陽誘電時価総額5,177.49億です。(2024年8月7日現在)

 

社員の状況

従業員数:連結 21,823名

     単体 2,853名

平均勤続年数:16.90年

平均年齢:41.20歳

平均年収:628万円

 

 

業績

2024年5月8日に発表された2024年3月期の決算短信は以下です。

連結売上高は1.0%増で、経常利益は60.5%減の137億5,700万円となっています。

売上高営業利益率は前年の10.01%から2.81%と大幅に悪化しました。

 

 

(引用:太陽誘電公式HP)

 

2025年3月期の連結業績予想は増収増益になります。

 

 

次に、2024年8月7日に発表された2025年3月期の1Q決算の結果です。

連結売上高は11.7%増で、経常利益は622.6%増の83億7,700万円となっています。

売上高営業利益率は3.24%でした。

第1四半期時点の経常利益の進捗率は50.77%でした。

 

 

計画以上のペースで業績は進捗しており、どこかで上方修正がある可能性が高いでしょう。

 

kabutan.jp

 

適時開示情報

2024年8月7日 2025年3月期 第1四半期決算短信

2024年8月7日 連結子会社からの配当金受領に関するお知らせ 7,955百万円

2024年8月7日 営業外収益(為替差益)の計上に関するお知らせ 5,373百万円

2023年5月8日 2024年3月期決算短信

 

株主還元について

過去の配当利回りと配当性向は以下です。

近年は2.0%前後の配当を出しています。

 

2014年3月 0.79%  16.8%

2015年3月 0.57%  10.8%

2016年3月 1.37%  12.0%

2017年3月 1.42%  43.4%

2018年3月 1.11%  14.4%

2019年3月 0.96%  11.1%

2020年3月 0.91%  18.2%

2021年3月 0.77%  17.5%

2022年3月 1.44%  18.5%

2023年3月 2.03%  48.3%

2024年3月 2.48%  134.8%

2024年8月 2.50%

 

(引用:太陽誘電公式HP)

 

株主優待はありません。

 

配当権利付き最終日・権利落ち

配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。

権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。

 

太陽誘電は、3月と9月が配当月になります。

 

権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。

権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。

 

株価推移

10年チャートで見ると、2021年までは上昇が続いていましたが、それ以降は下落しています。

 

過去10年チャート

 

6か月チャートで見ると、5月から7月まで上昇していましたが、それ以降下落が続いています。

 

過去6か月チャート

 

finance.yahoo.co.jp

 

 

株価指標

PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か)  56.24倍 (予 42.52倍)

PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か)  1.42倍

 

PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割高といえます。

 

EPS(1株当たりの純利益) 66.74 (予 88.26)

BPS(1株当たりの純資産) 2,640.97

 

(引用:太陽誘電公式HP)

 

ROE自己資本利益率) 2.76% (予 3.34%)

ROA(純資産利益率) 1.43% (予 1.90%)

 

(引用:太陽誘電公式HP)

 

ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。

 

自己資本比率 56.0%

 

(引用:太陽誘電公式HP)

 

自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。

 

信用倍率 15.31倍(2024年8月23日現在)

 

比較される銘柄

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まとめ

売上は、2022年3月期まで拡大傾向でしたが、それ以降は横ばいです。

利益は、2022年3月期をピークとして縮小傾向です。

2025年3月期は増収増益予想です。

 

一方、株価は2022年以降下落傾向が続いています。

業績は横ばいで、株価は下落傾向なので、長期投資するのは避けた方がよいでしょう。

 

大型の銘柄で、値動きは小さそうなので、短期投資向きではありません。

 

ということで、私の投資判断としては以下です。

あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。

 

直近業績:〇

安全性:◎

成長・将来性:〇

収益性:△

規模:〇

割安度:✖

値動き:△

 

高配当投資:△

長期投資(値上がり益):△

短期投資:✖

 

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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