こんばんは、ToMO(@tomo2011_08)です。
最近は暖かい日も増えてきて、もうすぐ春という時期になってきました。
外に出て、散歩や運動がしたくなりますね。
この時期は、卒業があったり、入学や就職、転職されて環境が大きく変わる方も多いと思います。
大きな期待や不安を持って、新しい環境で頑張られると思います。
私も去年、部署を異動して大きく仕事内容や環境が変わり、今年も4月で仕事は大きく変わりませんが人が増えたり、上司が変わったり、環境は変わることになります。
去年の記事は以下になりますので、宜しければご覧ください。
その環境の変化についていけない方、心が折れる方も少なくないと思います。
私も去年大きく仕事内容や環境が変わって、ついていけない、心が折れそうなときが何度もありました。
今年の変化も大丈夫かとても不安です。
そんな中で、以下の書籍(「繊細さん」の本 「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる)を読みましたので、今回はその紹介をしたいと思います。
周りの環境を繊細に感じ取る方、ストレスを感じやすい方、いろいろなことが気になる方、周りに気を使って自分の意見が言えない方等におすすめの記事になります。
目次
繊細さんの本を読むきっかけ
私は経済的自立を達成し、自分のやりたいことを仕事にして自由に働くことを目指しています。
なぜ目指しているのかは以下の記事で書いていますので、宜しければご覧ください。
経済的自立には着実に近づいているのですが、自分のやりたいことがなかなか見つけられていません。
その一因として、周りの環境から繊細にいろいろなことを感じ取り、自分よりも周りを優先するため、自分の本音ややりたいことが分からなくなっていることが影響しているのだと思いました。
そんな繊細な心を持った人が、本当にやりたいことを見つけるためにはどうすればよいかを知るために、この本を読むことにしました。
「繊細さん」とは?
HSP気質という気質を持つ人々のことを指します。
HSPとはHighly Sensitive Personの略で、一言で表現すると繊細で、敏感、共感性豊かな人々のことです。
この繊細な特徴を持つことから、「繊細さん」と表現されることも多いです。
環境や性格といった後天的なものではなく、生まれ持った気質であるとされています。
HSP気質は病気ではないのですが、その特徴から日常生活において、なんらかの生きづらさやストレスを感じて辛い思いをしています。
医療機関での相談ができず、周囲に相談しても「気にしすぎ」「考えすぎ」などと言われさらに孤立感を深めてしまいます。
人口の2割ほどがHSPと言われています。
集団の中にいたり、人込みの中にいると、周りの影響を受けてぐったりしてしまうのも、「繊細さん」の特徴と言えます。
HSPは病気ではなく性格特性なので、薬等を使って治療するというより、日常の中でどう付き合っていくかが重要になります。
ここまでを見るとHSPはネガティブなことだらけのように見えますが、自分のまわりにある「いいもの」に気づき、深く味わう。まわりのものや人から嬉しさをもらって、身も心もふっくらする。という「よいこと」もあります。
「繊細さん」であれば必ず当てはまる4つの特徴
HSPであれば必ず当てはまる特徴として、以下があるそうです。
- 人の気持ちを読む能力に長け、情報処理力に優れる
- 痛みや刺激を受けやすい
- 他人への共感力が強い
- 物事の小さな変化に気づきやすい
もっと具体的に言うと以下のようなことが当てはまります。
- 周りの顔色を伺い過ぎてクタクタになってしまう
- 自分の発言が相手を傷つけたか、毎晩のように考えてしまう(自己否定しやすい)
- テレビやドラマを見ていても共感しすぎて辛くなってしまう
- 五感が敏感で、電車やバスなどは疲れてしまう
- 大人数の集まりが苦手
- 物事を決めるのに時間がかかる
- 頼まれたことを断れない
- 急に予定が変更になるとパニックになる
- 一人を好む
HSPの対処法
- カウンセリングを受ける
心理カウンセリングと聞くと、「専門的な資格を持っている先生に対し、精神疾患者が相談する」というイメージが強いかもしれません。
しかし、心理カウンセラーは心理資格を必須としていないため、お悩み相談のような軽い相談も可能です。
- 自分にとっての安全基地(心の拠りどころ)をつくる
自分にとっての安全基地をつくるというのも良い方法です。
安全基地とは、心の拠りどころとなる存在のことです。
子育てなら、親との信頼関係が基盤だからこそ、子どもはすくすく成長できるといえます。
つまり、子どもにとって親は安全基地だといえます。
しかし、相手に過度に依存的になると対等の関係でいられなくなるため、注意が必要です。
- 無理のない範囲で刺激に慣れる
HSPの場合、刺激を回避し続けていると、かえって刺激に弱くなってしまうと考えられます。
反対に、活発な活動を続けることで刺激に慣れて、少しづつ和らいでいくこともありえます。
無理に刺激を受け続けるとストレスになってしまいますので、無理のない範囲を超えないように活動を続けることが大切です。
- 人との距離を保つ
人に影響されすぎたり、人に振り回されたりするのであれば、距離感を保つのも一つの方法です。
好きな人とだけ付き合う、人と会う頻度を少しづつ減らす、SNSの利用を制限するなど、付かず離れず程度に割り切りましょう。
- スルーすることを覚える
気持ちを楽にするためには、スルーすることを覚えるのも有効といえます。
他人の言動を真に受けて振り回される場合、実は気にするような内容ではないケースもあります。
笑顔で大人の対応をし、心では相手にしない方法を身につけられれば、気持ちの和らぎ方が違ってくるでしょう。
- 自分が何に敏感なのかを知る
刺激に対する敏感さは人それぞれ異なります。
HSPである自分に対処するには、自分がどんな刺激に対して敏感なのかを知り、その刺激をなるべく避けることが大切です。
例えば、人混みが苦手なら休日は一人、または家族だけでのんびり過ごす、添加物が苦手なら食事内容に気を配るなど、自分に合った対策をとることを心がけましょう。
- 無理に改善・克服しようとせずにHSPであることを受け入れる
HSPは性格ではなく、生まれ持った気質です。
無理に改善・克服しようとせずに、ありのままの自分を受け入れる努力をすることも対処法の一つといえます。
HSPは「刺激に敏感で疲れやすい」「他人の影響を受けやすい」といったネガティブなイメージが強いかもしれません。
しかし、「直観力がある」「周囲に対して気遣いができる」といったプラスの面もあります。
弱いところを隠そうとするのではなく、自分の弱さを受け入れて、今の自分の良いところに注目して受け入れることを心がけましょう。
- 心の境界線を意識する
自分と他人との心の境界線を意識すると、生きづらさという感覚が少し解消されるかもしれません。
HSPは他人との境界線が薄いことから、周囲の影響を受けやすい傾向にあります。
「自分は自分、他人は他人」「自分のことは自分で決める」という強い気持ちを持ち、他人との境界線を引くことを意識しましょう。
繊細でストレスを感じやすい人が、繊細な感性を大切にしたまま、ラクに生きるには、上記のような対処が有効です。
繊細さんに必要なのは、痛みやストレスに耐えられるように自分を作り変えることではなく、自分の本音をどれだけ大切にして、自分に合う人間関係や職場環境に身をおくことです。
まとめ
周りの感情に振り回されることなく、自分の「こうしたい」を大切にすると、人生が変わります。
「こうしたい」という本音をキャッチし、自分の本音を大切にすることで、繊細さんのつらさはどんどんラクになり、見違えるように元気になっていくとのことです。
自分の本音を大切にするということは、本音を叶えてあげるということです。
仕事を休みたかったら休む、1日中寝ていたかったら1日中寝る等です。
仕事を辞めたいなどの大きなことはすぐにはできないと思いますが、小さな本音から叶えてあげてください。
小さなことからでも本音を叶えていると、「自分にとっていいこと」を選ぶ感覚がつかめてきます。
日常の嬉しい・楽しい・安心を通して「私はこうしたい」「こんなふうに生きていきたい」という土台ができることで、大きな決断ができるようになるのです。
私も周りの感情を敏感に察知して、意見を言えなかったり、気を遣うのに疲れたり、いろいろなことが気になって考え疲れたりします。
自分よりも周りの人を優先して、周りの人を支援して疲れたりもします。
このような我慢をやめて本音を大切にすることで、「わたしはこうしたい、これが好き」と自分の軸が太くなっていきます。
自分の軸が太くなれば、自分のやりたいことも見つかりやすくなると思います。
この本に書かれている対処方法を実践することで、私は自分のやりたいことを見つけて、そのやりたいことをやっていきたいと思っています。
繊細さんは、自分の本音に耳を傾けて、それを大切にしてみてはいかがでしょうか。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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