こんばんは、ToMO(@tomo2011_08)です。
先日、twitter上で「FIRE卒業」というワードがトレンド入りしていました。
サイドFIREを目指している私にとっては、刺激的なワードで興味を持ちました。
サイドFIREやいろいろなFIREについては、以前の記事で紹介していますので、興味があればご覧ください。
twitter上では、様々な方々からFIRE卒業について反応があり、みなさんFIREには関心を持っておられるのだなと感じました。
今回は、「FIRE卒業」について書きたいと思います。
FIREを目指している方やFIREに興味がある方におすすめの記事になります。
目次
FIRE卒業とは?
一旦FIRE(Financial Independence, Rertire Early)を達成した方が、再度就職したり、再度働き始めることをいいます。
FIREを卒業するきっかけに関しては、以下のようにいろいろあると思います。
- 経済的にFIREを維持できない
- FIRE生活に飽きた
- FIRE生活がつまらない・疲れた
- 働きたくなった
今回話題となったツイートの方は、何もしないFIRE生活が自分には合わないと思ったからということでした。
この理由であればまだよいですが、上記のきっかけのうち「経済的にFIREを維持できない」という理由であれば、かなりビハインドを負うことになるので、注意した方がよいと思いました。
FIRE卒業に対する反応
FIRE卒業に対する反応としては、否定的な反応が多かったようです。
- 貯金を使い切った
- 元に戻るだけ
- 無職からの再就職
- FIRE失敗
- そもそもFIREを達成していなかったのでは?
その一方で、肯定的な反応もありました。
- それも人生、それも選択肢
- 働いても良し、働かなくても良しという選択肢を持てるなんて最高
- 自分がやりたいことを実現するためであればおかしなことではない
- 自主的にFIREを辞めるのであればポジティブ
- FIREにチャレンジできただけでもすごい
みなさん、それぞれの意見をお持ちのようです。
FIREについて詳しく知りたい方は、以下の本をおすすめします。
FIRE卒業に至る要因
FIRE達成によって、経済的自立と膨大な自由時間を手に入れたものの、余裕時間を持て余してしまい、何もしないことに疲れてしまうという要因があります。
その一方で、FIRE計画が破綻したために、再度働かなくてはならなくなったという要因もあります。
上記の2つの要因は全く意味合いが異なり、前者は経済的にFIRE生活を継続しようと思えばできます(経済的自立は継続)が、後者は経済的にFIRE生活をおくることが不可能になっているのです。
つまり、後者は経済的自立も達成できてない状態ということになります。
FIREの達成条件
そもそもFIREは「年間支出の25倍の資産を年利4%の運用益で回せば、資産を減らすことなく運用益だけで生活できる」という定説から来ています。
例えば、年間支出が250万円なら、6,250万円を投資すればFIRE生活を維持できるということです。
ただ、「年利4%の運用益」をキープするための生命線として、多くの人が当てにしていた米国株の勢いに陰りが見えてきています。
さらには、最近の物価上昇により、年間支出の目論みよりも増えてしまうという状況が起こっています。
余裕を持ってFIREを達成された方であれば問題はありませんが、ギリギリでFIREを達成された方については、FIRE計画の目論見が外れて、再就職せざるおえなくなるかもしれません。
FIRE達成からのFIRE卒業の代償
FIREが破綻して、再就職するのは、なかなか厳しいのではないでしょうか。
FIRE生活中は、経歴の空白期間とみなされるからです。
再就職できなかったり、できたとしても元の会社よりも条件が悪いところで働くことになる可能性もあります。
FIRE生活に突入するのは個人の自由ですが、上記のようなリスクも考慮して、よく考えて会社を辞める決断をされることをおすすめします。
今、特にストレスがなく、自分のやりたいことに近い仕事ができているのであれば、あえて仕事を辞めなくてもよいと思います。
最後に
今回のFIRE卒業についてですが、私は肯定的にとらえています。
何もしないFIRE生活は自分にあっていないからといった、経済的自立はしたままであればなおさらです。
この方にとっては、何もしないことが自分のやりたいことではなく、働くことが自分のやりたいことにつながるのだし、何より働くことがこの方の幸せにつながるのだと思うからです。
経済的自立をしたままであれば、給与額を気にせずに、自分のやりたい仕事ができる会社を選択することができます。
やりたくない仕事であれば、経歴の傷を気にせずにいつでも辞められます。
何をするにも、何にも拘束されずに余裕のある選択ができます。
それが、経済的自立の最大の価値だと思います。
一方、経済的自立を失った場合には、他のサラリーマンと同じで、給与額ができるだけ高くて、継続して稼げる会社に再就職しなければなりません。
また、嫌なことがあっても会社を辞めることは簡単にはできないので、無理して働く必要が出てきます。
少なからず、我慢と選択の制限が伴います。
FIRE生活が成り立たなくなったFIRE卒業についても、私は肯定します。
この方々もFIRE生活というチャレンジをされて、FIRE卒業という決断をされた、そういう良い経験をされたのだと思います。
また、すごい勇気・行動力だと思います。
私にはとてもできません。
いろいろ考えて、石橋をたたきまくっているというのが、今の私だと思います。
私はサイドFIREを目指しています。
私は、何もしない自由な時間を持っても持て余す自信があるからです。
そういう意味では、完全FIREよりもリスクは少ないです。
ある程度の経済的自立も達成でき、拘束されずに余裕の選択ができます。
みなさんも興味があれば、自分に合ったFIREを検討されてみてもよいのではないでしょうか。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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