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【稼ぐ力】就職・転職に失敗しないためのポイント ~給与額や会社の規模だけで決めると後悔することになるかもしれない~

こんばんは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私はFIREを目指していますが、FIREを達成するために「稼ぐ力」が高いに越したことはありません。

大半の人の「稼ぐ力」とは、サラリーマンとしての給与額になります。

 

もちろん自営業の方もいれば、独立して会社を経営されている方もおられます。

しかし、大半の方は雇われており、雇用主からの給与が「稼ぐ力」ということになります。

 

転職によって「稼ぐ力」を高める記事は、以下になりますので宜しければご覧ください。

tomokutchi.hatenablog.com

 

給与額は雇われる会社によって、大きく変わります。

給与が高い会社ランキングで上位の企業に就職すれば、年収2,000万円を超えるような給与がもらえる会社も存在します。

しかし、ブラック企業と言われる企業に就職してしまうと、毎日限界まで残業して働いても年収400万円以下という話も聞いたりします。

これが雲泥の差というやつですね。

 

 

では、給与が高い会社に就職や転職すれば成功といえるのでしょうか?

私はそうではないと思います。

就職や転職に成功するとは、その会社に入社して自分や家族が幸せになるかどうかということだと思います。

もちろん、自分や家族の幸せは、最低限のお金がないといけないのは確かです。

 

しかし、毎日深夜まで働いて、休日も仕事のことばかり考えて、プライベート時間のない仕事で、年収が2,000万円で幸せといえるのでしょうか?

 

もちろん、その仕事が自分にとってやりたいことで、やりがいを感じて働けて幸せという方もおられると思います。

しかし、そういう方だけではないと思います。

 

大半の方は、そこそこ自分の興味のあることで、そこそこ働いて、そこそこプライベートや家族の時間を楽しんで、そこそこ給与をもらえればよいと考えている方が多いのではないでしょうか。

 

 

とはいえ、就職や転職活動で会社を選ぶときに、何を選択基準として何を調べればよいのか難しいと思います。

しかし、調べることを怠れば、入社後にこんなはずではなかったということになりかねません。

今回は、就職や転職で失敗しないためのポイントについて考えてみたいと思います。

 

これから就職される学生の方、転職を考えている社会人の方におすすめの記事になります。

 

 目次

 

私の就職活動・転職活動

私は40代中盤のおじさんですので、それなりに人生経験があります。

私は1回の就職と、2回の転職経験があります。

 

40代の転職については、以下の記事で書いていますので、宜しければご覧ください。

 

tomokutchi.hatenablog.com

 

私の就職と1回目の転職の時には、給与額や会社の規模を重視して企業を選択しました。

もちろん、業界や仕事内容・勤務地なども考慮しましたが、給与額が比較的高い会社を選択することを第一の条件としてしていました。

 

しかし2回目の転職では、給与額が明確に下がると分かっていて転職を決めました。

給与額よりも、企業の安定度や仕事とプライベートの両立できる環境を重視して選択しました。

 

これらのどの選択も、今から思えば間違いではなかったと思っています。

しかし、もっと考えて活動していれば、もっと良い選択をできたのではないかと思うこともあります。

 

今回はその点について書かせて頂き、みなさんの就職活動や転職活動の参考にしてもらえばうれしいなと思っています。

 

 

 

就職活動

以前に書かせて頂きましたが、私の就職時は就職氷河期と言われる時代でした。

 

バブル崩壊により会社が採用を減らしたり、見送ったりして、就職するのが非常に難しかった時期でした。

とにかくどこかに就職できれば良いというかんじでした。

 

以前の就職氷河期世代の記事は以下になりますので、宜しければご覧ください。

 

tomokutchi.hatenablog.com

 

私はその中で、いろいろな企業の面接を受けました。

20年以上前のことでそれほど覚えていないですが、10社近くの面接を受けたと思います。

その結果、数社の内定を頂き、技術者人材派遣会社に就職しました。

 

人材派遣と聞くと聞こえは悪いですが、私が就職したのは一部上場(従業員数数千人規模)のそれほど悪くない会社だったと思います。

給与も高いということはなかったですが、サラリーマンの平均よりも少し高い程度だったと思います。

 

そういう意味では、会社の規模と給与額を重視して会社を決めていました。

仕事の内容は、ソフトウェア開発で自分の興味のある分野でした。

 

しかし、今から思えば就職活動としてはもっとしっかりすればよかったと思っています。

当時はインターンシップということも知りませんでしたし、企業研究もほとんどしていませんでした。

就職活動の時期に差し掛かってから、焦って面接を受けに行っていました。

 

 

 

1回目の転職活動

1社目に5年ほどいて、1回目の転職を迎えます。

 

転職のきっかけは、以下のようなことがありました。

 

  • 給与が上がらないことへの不満
  • 派遣であることで環境が安定しないこと
  • 派遣されていた業界・仕事の内容が市場価値としては低かったこと
  • 仕事のやりがいがない

 

このことは、就職活動のときにもう少し考えたり調べていれば分かることもあったと思います。

 

このような不満のため、以下のようなことを条件に転職活動を始めました。

 

  • 給与が増える
  • 環境や仕事内容が安定して働ける
  • 今まで経験を生かせる
  • 業界・仕事の内容が市場価値が高い

 

5社くらいの面接を受けたと思います。

その結果、1社から内定を頂いた時点でその会社(BtoBの電気機器メーカー)に決めました。

 

一部上場(従業員数数千人規模)でとても給与が高く、給与が高い会社ランキングにもランクインするような会社でした。

業界・仕事の内容も今までの経験を生かせて、仕事の内容も市場価値の高いものでした。

この会社で11年間安定して働かせて頂きましたが、非常に良い会社だったと思います。

 

この転職活動では、企業研究をそこそこして望めたと思います。

企業研究で数社に絞って転職活動をして第一希望ではなかったですが、この企業に内定頂けたことは運が良かったと思います。

候補だった他の会社に入社していたら、11年間も続いていたか分かりません。

 

 

 

2回目の転職活動

2社目に11年ほどいて、2回目の転職を迎えます。

 

転職のきっかけは、以下のようなことがありました。

 

  • 2社目の仕事が激務で定年まで働き続けることが考えられなかった
  • 海外出張も多くて疲れた
  • 40歳を前に転職するラストチャンスと思った

 

激務であることは、転職活動の時に見通すことは難しかったと思いますし、部署によっても状況は異なると思います。

しかし、給与が高い時点で激務であることは想像していましたが、それよりも給与が高いことに引かれて入社を決めた気がします。

 

この時には、自分は激務でも出世するためにプライベートを犠牲にしてでも技術を磨くんだと思っていました。

歳をとって、色々なことを経験して、その考えが変わったのかもしれません。

 

もし自己分析をしっかりしていれば、自分がそこそこ自分の知識・技術を生かして自由に働けて、そこそこ仕事の成果を実感して、プライベートも大切にするような働き方ができることが幸せだという本質が分かっていたら、もっと良い選択ができていたかもしれません。

 

2回目の転職で重視した点としては、以下のようなことがあります。

 

  • 給与は多少下がってもよい
  • もう少し仕事とプライベートを両立できる
  • 海外出張に頻繁にいかなくても良い

 

2回目の転職は1社目で内定を頂き、第一希望(BtoBの電気機器メーカー)だったこともあって転職を決めました。

 

有名な一部上場(従業員数万人規模)で、2社目からは給与は下がりましたが、それでも給与は比較的高い会社でした。

仕事とプライベートの両立もできやすい環境になりました。

今はこの会社で5年目になりますが、以下のような不満はあります。

 

  • 仕事にやりがいを感じない
  • 会社の中で自分のやりたいことができていない
  • 会社の文化に馴染めない

 

これは、ひとえに私の実力不足もあると思っています。

40歳中盤になって先が見えた状態で、今後の身の振り方を悩み考えているというのが現在の状況です。

 

 

これらの不満についても、転職活動の時点ではなかなか気づくのは難しいと思います。

しかし、大きな会社ということで、一般的には自分の思い通りに事が運ばない、仕事が分業になっており自分の仕事の成果を実感しにくいということは事前に分かったことかもしれません。

 

もちろん、大きな会社でも権限を任せられて自分の思い通りにいったり、大きな仕事を任せられるような環境のところもあると思います。

 

自分に実力があれば、実力を認められて出世して、自分の思い通りに事を運べると思います。

自分の実力を上に認めさせるには、ある程度政治的であったり、自己アピールする必要がでてきます。

 

大きい会社であればあるぼど、そのような要素が重要になってきます。

しかし、私はそういうことが苦手なタイプで、実績をしっかり見て判断して欲しいと思うタイプです。

 

そういう意味では、自己分析をしっかりしておけば、大きい会社に向いているのかどうかも判断できたのかもしれません。

 

 

就職・転職に失敗しないためのポイント

このような経験をしている私が、今から思えばこれをすれば就職・転職に失敗しない、失敗する確率が減ると思うポイントを考えていきたいと思います。

 

大きく言えば、「自己理解」と「企業理解」が重要ということです。

 

自己分析をする

自分がどういう人間で、何をやっていることが好きなのかをしっかり自己分析することが一番大事だと思います。

人は好きなことではなければ、長く続けることはできません。

 

面接の時には、この仕事が好きであるということを色々アピールしますが、実際は条件がいいから、なんとなく興味があるから、というだけで就職先を決めてしまう方もいると思います。

私もまさにそうだったので、長く続けることができていないのだと思います。

 

また、自分が仕事の中で幸せややりがいを感じなければ、長く続けることはできません。

幸せややりがいを感じるポイントは人によって異なります。

 

社交的で周りを巻き込み動かして成果を上げることに幸せを感じる人もいれば、1人でコツコツ仕事をして成果を上げることに幸せを感じる人もおられると思います。

出世してお金を稼ぐことに幸せを感じる人もいるでしょう。

それぞれの特性にあった会社・仕事を選択することが重要です。

 

自分が好きになれない、適正がない会社・職業に就職すると、イメージとのギャップからストレスを常に感じたり、早期の退職につながる可能性もあります。

 

 

 

しっかり自己分析をして、自分に合った会社・仕事を見つけることを意識してください。

また、選択した会社・仕事をしていて、自分が幸せになれることをイメージできるかを考えてみてください。

 

もしかすると、会社に属すること自体が自分に合っていないこともあると思います。

その場合は、個人で事業をすることや起業することが選択に入るかもしれません。

 

自分のやりたいことを見つける方法については、以下の記事で書いていますので、宜しければご覧ください。

 

tomokutchi.hatenablog.com

tomokutchi.hatenablog.com

 

企業研究する

企業を研究する方法は、現在ではインターネットが発達してやりやすくなっています。

社内の雰囲気も、各企業ごとに社員や元社員が回答するような掲示板があったりするのでそれなりに研究することができます。

 

自分が気になる会社を研究することは、自分がその会社で長く働き続ける上で大事なことです。

自己分析をして、自分がどういう人間で、何をすることに幸せを感じるかを理解した上で、どの会社・どの仕事なら自分が幸せになれるかを念頭に企業研究をしましょう。

 

自分が会社に求める要素を数個上げて、その要素を満たすような会社を選択するために企業を研究しましょう。

 

インターンシップに参加

四季報や周りの評判のように外から見る会社と、その会社で働いて感じる会社は全く異なることが多いです。

社会経験のない学生の方はなおさらです。

おじさんの私でも、転職で入る前と入った後では会社の印象は全く違って驚きました。

 

そうならないためには、めんどくさがらずにインターンシップには参加するべきです。

インターンシップのような短期間ではどこまで見えるか分かりませんが、少しでも会社の雰囲気や文化を感じることはできると思います。

 

そういったことで、入社した後でこんなはずではなかったということを回避するべきです。

 

 

まとめ

いろいろと書かせて頂きましたが、自分が全てに満足できる会社はありません。

どれだけ自己分析しても、企業研究しても、入社後にこんなはずではなかったということもあるでしょう。

入社後に希望の仕事以外の仕事をやることになることもあるし、仕事の内容によって激務であったり、自分の思った以上に政治的な企業文化であることもあります。

 

しかし、自己分析や企業研究、インターンシップに参加することで、そのような可能性を減らすことはできると思います。

それは大事なことだと思います。

 

私はこれまでの経験から自己分析が不十分だったと思います。

そのため、これまで転職してきたし、今も苦しんでいるのだと思います。

だから、今も自己分析をしています。

自己分析をして、この部分は譲れないという要素をしっかり洗い出して、それを満たせる会社を見つけましょう。

給与額や会社の規模だけで判断すると、入社後に痛い目を見ます。

 

私の場合、出世してお金を稼ぐことが幸せと思っていましたが、実はのんびり好きなことを仕事にして働くことが幸せだと気づきました。

競争が嫌いで、ガツガツ出世のためのアピールや政治的なことをする人が苦手だったりします。

 

何年か働いているうちに自分の価値観に気付いたり、会社の昇格や昇給などの制度に不満を持ったり、昇格して不満に思うことができたり、部署異動によってやりたいことができなくなったりもします。

つまり、後発的に会社に不満を抱くこともあります。

 

 

 

私の場合も、入社時点の不満と入社後の後発的な不満のどちらもありました。

入社後の後発的な不満については、転職活動や就職活動の時点ではどうしようもないこともあると思います。

しかし、入社時点の不満はないようにしっかり自己分析と企業研究、できればインターンシップに参加することをおすすめします。

 

もし、入社後に不満を持った場合は、ある程度社内で不満を解消することを努力してみて、ダメな場合は転職を考えてみてはいかがでしょうか。

不満を持ったまま働くことがとても苦しいことで、我慢し続けると最悪メンタル不調に陥り、長期間働けなくなるリスクがあります。

 

今の時代、転職は悪ではなく、自分が不安なく活躍するために必要な権利です。

我慢せずに、また自己分析や企業研究をして、自分に合った会社に転職するようにしましょう。

 

この記事を読んで頂いた方の良い就職や転職につながればいいなと思います。

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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